おすすめタイル外壁メーカー7社一覧|各メーカーの特徴を比較&検討

タイル外壁 メリット・デメリット

タイル外壁は抜群の高級感を誇り、耐久性も高い優れた素材です。
この記事では、タイル外壁おすすめメーカーをはじめとし、向いている人、メリット・デメリットを解説します。

この記事でわかること
  • おすすめタイルメーカー7社
  • タイル外壁に向いている人
  • タイル外壁のメリット・デメリット
  • タイル外壁を設置した際の想定事例

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1.タイル外壁でおすすめメーカー7社

タイル外壁で家を作る際におすすめのメーカー7社をご紹介いたします。

1-1. LIXIL

こんな方におすすめ
  • 石材のような見た目、ざらざらした質感が好きな方
  • 和風の外壁タイルをお探しの方

<特徴>

種類が非常に豊富で、石材のようなざらざらとした表面感のものや和風の商品が多く取り扱われている他、特注タイルなども取り扱っています。
「はるかべ工法」「ベルパーチ工法」を取り入れていて、高い技術力に裏打ちされたタイル外壁を作る事ができます。予算や納期に合わせてタイルを選ぶことが可能です。

公式HP:LIXIL 外装壁タイル:モザイクタイルページ

1-2.TILE PARK

こんな方におすすめ
  • 特に高級感を求める方
  • デザイン性にこりたい方

<特徴>

個性が強く、デザイン性の高いタイルも多くあるためこだわりのある方でも、気に入るタイルを見つけられます。
外壁取り扱っている種類は19種と数は少ないものの、高級感のあるモザイクタイルや石材風のタイルまで、㎡価格1万円/未満のものから3万円台のものまで取り扱っています。

ホームページはカラーや価格から選べて使いやすく、事例も豊富に載っているのでイメージがしやすいです。

公式HP:タイルパーク

1-3. TILE STYLE

こんな方におすすめ
  • 西洋的なレンガ造りを模した家が建てたい方

<特徴>

西洋風のレンガの家にあこがれの方にはぜひおすすめしたいメーカーです。
種類は25種と多くはありませんが、㎡価格2千円台のものから1万円台後半まで、かわいらしくて高級感のあるものが揃っています。

ヨーロッパ最大級のメーカーの商品も取り扱っているため、外壁の存在感にこだわる人におすすめです。

公式HP:タイルスタイル 外壁ページ

1-4. ダントー

こんな方におすすめ
  • 色々な種類から幅広く検討したい方

<特徴>

和風のものからマット釉のカラフルなものまで、幅広く選ぶことが出来ます。
㎡価格4千円台のものから4万円台のものまで幅広い製品が揃っており、形状やサイズ、カラーからタイルを選ぶことが可能です。

製品仕様・施工仕様が細かく書いてあるため、気に入るものを探す事も楽しいでしょう。

公式HP:ダントータイル 外壁製品

1-5. Tile Life

こんな方におすすめ
  • 出来るだけ安めにタイル外壁を検討したい方

<特徴>

種類が多く、比較的リーズナブルな価格帯のものを多く取り扱っています。
㎡価格千円台から検討出来る激安タイルの取り扱いがあるので、「タイルは高いから…」とタイル外壁を諦めている方もご検討いただけます。

ホームページで色や風合い、サイズ・形で選ぶことができるため理想のタイルに出会うことができるでしょう。

公式HP:タイルライフ 外壁タイルページ

1-6. ミラタップ(旧サンワカンパニー)

こんな方におすすめ
  • 洗練された上品で落ち着いたデザインに惹かれる方

<特徴>

洗練された上品なデザインのタイルが揃えられています。
7種のカテゴリ商品があり、㎡価格は2千円台~8千円台です。
奇抜なものはありませんが、選び抜かれた確かなものが欲しい方は検討してみるとよいでしょう。

ホームページに施工イメージ・実例写真が豊富にあるだけでなく、ショールームもあるためイメージがつきやすいです。

公式HP:ミラタップ(旧サンワカンパニー) 外壁タイルページ

1-7. アドヴァングループ

こんな方におすすめ
  • アートなタイルに興味のある方
  • 高級志向の方

<特徴>

高級タイルの販売店です。
さりげなくおしゃれなものが多く、アートな感性をくすぐられます。
ホームページには写真が多いので「こんな家にしたい!」と思うものが見つけやすく、且つショールームで実際の素材を確かめることも可能です。

㎡価格は1万円を超えるものが多いですが、その分妥協のない素材を手に入れることが出来るでしょう。

公式HP:アドヴァングループ タイル一覧ページ

予算を考慮しながら自分にあったタイル外壁の仕様を考えるのはとても大変です。
理想のマイホームを建てるうえで後悔しないためにも、複数社の住宅プランを比較しながら検討を進めるとよいでしょう。

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2.タイル外壁に向いているのはこんな人

タイル外壁を選ぶのに向いている人は、以下の通りです。

タイル外壁が向いている人
  • 住宅のデザイン性にこだわる人
  • 初期費用を十分にかけられる人
  • 次の世代に長く受け継ぎたい人

「おしゃれな家にしたい」「西洋風の洗練された家が欲しい」というように、住宅のデザイン性にこだわる方は、タイルを選ぶとよいでしょう。
圧倒的に美しい住宅を手に入れることが出来ます。
また、耐久性に優れ、汚れや色落ちの心配も少ないなど機能性も十分なため、子供・孫に末永く家を受け継いでいきたい方にはぜひともお選びいただきたい素材です。

ただし、新築時にかけられる費用があまりにもカツカツだとかえって余計なストレスを背負い込むことになりますので、ある程度予算に余裕がある方におすすめします。

3. タイル外壁の主な特徴3つ

タイル外壁の特徴は主に以下の3つです。

タイル外壁の特徴
  • 初期費用が高額だが、トータルコストは安い
  • 耐久性が高く、美観を長く保つ
  • 高級感があり、デザイン性に優れている

以下で1つずつ解説いたします。

3-1. 【特徴1】初期費用が高額だが、トータルコストは安い

【特徴1】初期費用が高額だが、トータルコストは安い イメージ

タイル外壁は、1㎡で約1万3,000円~3万5,000円の施工費がかかります。
例えば一般的に普及率の高い窯業系のサイディングは「1㎡あたり約3,000円~9,000円」で済むため、最も安いもの同士で比べると4倍近い差があることになります。

しかし、サイディングは7~10年でシーリング工事や塗り替えなどで140万円程度の定期的なメンテナンスが必要です。

一方タイルは高圧洗浄を主として50万円程度で済むため、メンテナンス費用を比較するとざっくり50年で約425万円もの差が出ることになります。
他の外壁素材と比べても、タイルのメンテナンス費用は安くすむでしょう。

<図 50年間の外装材メンテナンスコストの比較>
図 50年間の外装材メンテナンスコストの比較

参考:外壁はタイルがおすすめ!後悔しない外壁の選び方|クレバリーホーム

3-2. 【特徴2】耐久性が高く、美観を長く保つ

外壁タイルは石や土などを高温で焼き固めた自然素材から成る素材です。
そのため劣化や色落ちがしにくく傷・汚れへの耐久性は人工的なアクリル塗装などに比べて抜群に良いことが証明されています。

3-3. 【特徴3】高級感があり、デザイン性に優れている

【特徴3】高級感があり、デザイン性に優れている イメージ

外壁タイルは素材に立体感があり、建売住宅に多いサイディング等と比べられない高級感・重厚感を持っています。

また、質感やタイル自体の装飾性も優れたものなど多数種類が選べる他、貼り方によってもデザイン性を追求しやすく、他の住宅との差別化が可能です。

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4. タイル外壁のメリット&デメリット

タイル外壁のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
タイル外壁の最大のメリットは「メンテナンス費用の安さ」、一方のデメリットは「初期費用の高さ」です。

【表 タイル外壁のメリット・デメリット一覧】
メリット デメリット
  • メンテナンス費用が安価になる
  • 高級感があり、デザイン性が高い
  • 耐久性に優れており、美観を長く保つ
  • 初期費用が高い
  • 固定資産税が割高
  • 職人の腕前によって剥離や浮きの危険がある

4-1.タイル外壁のメリット

タイル外壁のメリットは、主に以下の通りです。

タイル外壁のメリット
  • メンテナンス費用が安価になる
  • 高級感があり、デザイン性が高い
  • 耐久性に優れており、美観を長く保つ

以下で1つずつ、詳しく解説いたします。

【メリット1】メンテナンス費用が安価になる

【メリット1】メンテナンス費用が安価になる イメージ

タイル外壁は耐久性が高く汚れがつきにくいため、定期的なメンテナンス費用が最小限で済みます。

メンテナンスの周期はおおむね10年ごとになることが多いです。

一般的な外壁材である窯業系サイディングと基本的なメンテナンス費用を比べてみると、30坪100㎡の一般的な住宅の場合、おおまかにこのようになっています。

【表 10年ごとのタイルとサイディング メンテナンス費用のおおまかな比較】
タイル 約30~50万円
窯業系サイディング 約70~150万円

長年に渡ってメンテナンスが最小限で済むタイル外装の家は、そもそもの家全体が強い耐久性を持っているということになります。

また、定期的に多額の費用を工面しなければならないという精神的負荷も負わずに済みますので、トータルコストとしてはかなり優秀だと言えるでしょう。

【メリット2】高級感があり、デザイン性が高い

【メリット2】高級感があり、デザイン性が高い イメージ

見た目の高級感とデザイン性の高さがとても優れているのがタイル外壁です。

建売住宅を含む日本の住宅の約8割に採用されている窯業系のサイディングと外観を比べると、タイルはバリエーションが豊富で組み合わせ次第でオリジナリティが出しやすいという特徴があり、思う存分外観に凝ることが出来ます。

また、ほかの外壁材にない立体感を持っていますので、重厚感のある高級な佇まいの家になります。

【メリット3】耐久性に優れており、美観を長く保つ

【メリット3】耐久性に優れており、美観を長く保つ イメージ

タイルは非常に優れた耐久性を有しています。

吸水率が5%以下と低いため、雨水が浸透する心配はほとんどなく、汚れもつきにくいです。
汚れがついたとしても雨水がタイルの表面に膜を張ることで、自然と流れ落ちます。

加えて、傷がつきにくいこともメリットの一つです。
例えば海沿いなどの頻繁に砂に擦られる立地であったり、台風が多くて何かが飛んできたりしても、ほとんど傷はつかず、もし傷がついても部分的な補修で済みます。

4-2.タイル外壁のデメリット

タイル外壁のデメリットは、主に以下の通りです。

タイル外壁のデメリット
  • 初期費用が高い
  • 固定資産税が割高になる
  • 職人の腕前によって剥離や浮きの危険がある

以下で1つずつ、詳しく解説いたします。

【デメリット1】初期費用が高い

【デメリット1】初期費用が高い イメージ

タイル外壁の最大のデメリットは、初期費用の高さにあります。
他の外壁材と比べても、その高さは群を抜いています。

【表 代表的な外壁材のおおよその初期費用】
価格
(㎡あたり)
30坪住宅の場合の
おおおよその価格
タイル外壁 約1万3,000円~
3万5,000円
約150万円~
窯業系サイディング 約3,000円~5,000円 約50~150万円
モルタル(アクリル塗料) 約5,000円~ 約70~120万円
ALC 約7,000円~10,000円 約90~150万円

タイル外壁の場合、通常はタイルの下地にサイディングを使い、その上に手作業で一枚ずつ貼り付けるという手間がかかるため、その分価格は高額になります。

メンテナンス費用の面を考えると、長期住むには抜群の機能性であるとはいえ、初期費用にある程度の余裕がないとタイル外壁を選択するのは難しいでしょう。

【デメリット2】固定資産税が割高になる

【デメリット2】固定資産税が割高になる イメージ

タイル外壁は固定資産税が割高になります。
他の外壁材と比べると、延べ床面積㎡ごとの固定資産税はおおまかに以下の通りです。

【表 1㎡ごとの外壁材の固定資産税比較】
タイル 約166円
サイディング 約105円

サイディングと比べると60円近く差があることになります。
素材そのものが高級なことと、その強い耐久性から資産価値が高いと判断されるためです。

ただし、固定資産税は外壁だけでなく、屋根や玄関など設備によっても上がります。
細かい所ですとコンセントの数まで評価が及ぶため外壁をタイルにしたとしても、その他のところで浮かせることは可能と考えられます。

【デメリット3】職人の腕前によって剥離や浮きの可能性がある

【デメリット3】職人の腕前によって剥離や浮きの可能性がある イメージ

稀に事故の事例もありますが、現在はタイルを貼り付ける接着剤の性能なども向上しており、よほどずさんなやり方をしない限り、剥離・浮きの危険性はほとんどないと言えます。

施工会社を選ぶ際には以下のようなことに注意して、必ず複数社に見積もりを依頼したうえで決定しましょう。

  • 施工実績が豊富で、それがネットで見られるかどうか
  • 無料で見積もりを取ってくれるかどうか
  • 質問への対応の態度・スピードが適正な担当者かどうか
  • 他社と比べて、見積額が高すぎたり低すぎたりしないかどうか

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5.タイル外壁の家の「良い点」「悪い点」 想定事例

住宅にタイル外壁を使用した想定事例を3つご紹介します。

5-1.【想定事例】全面タイル張りにした場合

レンガのブリックタイルを壁面全体に張った西洋風の邸宅を建築した際に想定できる「良い点」「悪い点」をご紹介します。

【表 想定事例】
階数 外壁面積 工法 使用したタイル
2階建て 120㎡ 湿式工法 レンガ調ブリックタイル

想定できる「良い点」

湿式工法は長持ちする傾向がある

想定できる「悪い点」

湿式工法は価格が高い

良い点:湿式工法は長持ちする傾向がある

良い点:湿式工法は長持ちする傾向がある イメージ

タイル外壁の工法には乾式と湿式があります。

湿式にすると数十万円費用が上がりますが、メンテナンス次第で非常に長持ちします。

悪い点:湿式工法は価格が高い

悪い点:湿式工法は価格が高い イメージ

湿式工法は非常に長持ちしますが、それと同時に費用が高いというデメリットもあります。

レンガ調の家にこだわり、ブリックタイルを湿式で職人が一枚一枚張る湿式方式で、タイル自体も数万円ほどする高価なものを選ぶ方も中にはいるようです。

5-2.【想定事例】モルタル塗りとタイルを組み合わせた場合

家の大部分をモルタル塗りで、玄関周りだけに石目調のタイルをあしらったかわいらしいスタイルの家を想定した際に考えられる「良い点」「悪い点」をご紹介します。

【表 想定事例】
階数 外壁面積 工法 使用したタイル
2階建て 10㎡ 乾式工法 石目調タイル

想定できる「良い点」

石目調のタイルのおかげで個性的な玄関になる

想定できる「悪い点」

費用がかかるため施工面積が少なくなることもある

良い点:石目調のタイルのおかげで個性的な玄関になる

良い点:石目調のタイルのおかげで個性的な玄関になる イメージ

外壁モルタルの温かみと憧れのタイル外壁との組み合わせを想定してみました。

一番目立つ玄関周りだけ石目調のタイルをあしらうことで、モルタル塗りだけよりも個性があり、お気に入りの玄関になるでしょう。

悪い点:費用がかかるため施工面積が少なくなることもある

タイルは費用がかかるため、予算が足りずに「もう少し壁のところどころにタイルを張りたかった…」という心残りが生まれる可能性も想像できます。

もしそのようなことになる場合は、リフォームの機会にそなえて貯金して、もっと理想の家に近づけるといった楽しみを作ることもできるでしょう。

5-3.【事例】安価なユニットタイルで全面タイル張りにした場合

安価なユニットタイルを見つけたことで全面タイル張りがかなった際に考えられる「良い点」「悪い点」をご紹介します。

【表 想定事例】
階数 外壁面積 工法 使用したタイル
2階建て 約150㎡ 乾式工法 ユニットタイル

想定できる「良い点」

高額なために諦めていた全面タイル張りの家を手に入れられる

想定できる「悪い点」

見た目にチープさが出てしまう

良い点:高額なためにあきらめていた全面タイル張りの家を手に入れられる

良い点:高額なためにあきらめていた全面タイル張りの家を手に入れられる イメージ

全面タイル張りの家に憧れながらも「初期費用が非常に高い」と聞いて、諦めてしまう方も多いです。

ですが、最近は安くて手軽なユニットタイルというものがあります。
「激安タイル」という商品で、値段も驚くほどお手頃です。

高級感はあまりないですが、タイル張りの家に憧れる方は検討してみるとよいでしょう。

悪い点:見た目にチープさが出てしまう

安いタイルも最近はずいぶん見た目が良く、発色がしっかりしてきているのですが、高いタイルと横で並べると一目で価格差や品質の差がわかるレベルのものも存在します。

最近は1㎡あたり約1,000円強という安価なタイルもあるようです。

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この記事のポイント

タイルでおすすめのメーカー7社は?
  • LIXIL
  • TILE PARK
  • TILE STYLE
  • ダントー
  • Tile Life
  • ミラタップ(旧サンワカンパニー)
  • アドヴァングループ

詳細は「1.タイルでおすすめのメーカー7社」で解説しています。

タイル外壁に向いているのはこんな人
  • 住宅のデザイン性にこだわる人
  • 初期費用を十分にかけられる人
  • 次の世代に長く受け継ぎたい人

詳細は「2.タイル外壁に向いているのはこんな人」をご覧ください。

タイル外壁のメリット&デメリットは?

タイル外壁のメリット&デメリットは以下です。

【表 タイル外壁のメリット・デメリット一覧】
メリット デメリット
  • メンテナンス費用が安価になる
  • 高級感があり、デザイン性が高い
  • 耐久性に優れており、美観を長く保つ
  • 初期費用が高い
  • 固定資産税が割高になる
  • 職人の腕前によって剥離や浮きの危険がある

詳細は「4. タイル外壁のメリット&デメリット」で解説しています。

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