注文住宅の打ち合わせ回数は10~16回!|流れ、回数・期間・確認事項、注意点やコツまで紹介

注文住宅の打ち合わせ 話し合う内容や確認事項

一般的に、注文住宅の打ち合わせ回数は10~16回程度、期間は3~6ヵ月程度になります。

この記事では、注文住宅を検討している人に向けて、打ち合わせの流れを示しつつ、皆が気になる「回数や期間」「確認事項」「注意点やコツ」について表形式で分かりやすく解説しています。

この記事でわかること
  • 注文住宅の打ち合わせ回数や期間の目安 一覧
  • 打ち合わせの際の注意点
  • スムーズな打ち合わせのコツ

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注文住宅を建てる流れの全体像を確認したい方は「注文住宅の流れ」もご覧ください。

1.注文住宅の打ち合わせ回数や期間の目安

一般的に、

注文住宅の打ち合わせ回数は10~16回程度、期間は3~6ヵ月程度 です

以下、注文住宅の打ち合わせに関して「流れと回数や期間の目安」等、皆が気になる情報を流れに沿ってまとめました。

【表:注文住宅の打ち合わせの流れと回数・期間目安等】
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 間取りプラン
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • どのようなデザインにするか
  • 部屋数はいくつ必要か
  • 家事動線
  • 部屋の大きさ など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 内装や設備
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • こだわりたいポイントはあるか
  • オプション設備は必要か など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 資金計画
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • 自己資金はいくら出せるか
  • 問題なくローンを組めるか など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 確認申請、本契約
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • キャンセルした場合にどうなるのか など
建築工事期間中 6回目~14回目
打ち合わせ内容
  • 工事の進捗
回数
全体で10~16回程度
1~4回
期間目安 1日~3日
確認事項
  • 計画通りに工事が進んでいるか
  • 不具合や修正箇所はないか
  • 内装はイメージ通りか など
建物完成後~引渡し前 7回目~16回目
打ち合わせ内容
  • 支払い
  • 建物の最終確認
  • 引き渡し
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 1日~2日
確認事項
  • 当初の計画通りに建物が完成しているか
  • 追加費用などは発生していないか
  • 引き渡しまでの流れ など

この打ち合わせ回数や期間はあくまでも目安です。
人によって異なるため中には、打ち合わせ回数が10~20回を超える方や1年程度の期間がかかる方もいます。

仕事や家事などが忙しく打ち合わせの時間が多く取れない方やこだわりが強い方は、その分打ち合わせ回数も増えます。

注文住宅を建てる際にはいつから新居で生活したいのかを踏まえ、スケジュールを逆算して考えましょう。

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2.【段階別】注文住宅の打ち合わせ内容と確認事項

注文住宅を建てる際の打ち合わせ内容と確認事項を、以下の段階別に解説します。

  • 工事着工前
  • 建築工事期間
  • 建物完成後~引渡し前

それぞれのタイミングでどのようなことを話し合うのかを事前に明確にしておきましょう。

2-1.【工事着工前】打ち合わせ内容・確認事項

工事着工前の打ち合わせ内容や決めたいことは、以下です。

【注文住宅の打ち合わせ詳細 工事着工前】
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 間取りプラン
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • どのようなデザインにするか
  • 部屋数はいくつ必要か
  • 家事動線
  • 部屋の大きさ など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 内装や設備
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • こだわりたいポイントはあるか
  • オプション設備は必要か など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 資金計画
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • 自己資金はいくら出せるか
  • 問題なくローンを組めるか など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 確認申請、本契約
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • キャンセルした場合にどうなるのか など

デザインや設備にこだわるほど価格も高くなる傾向にあるため、いくらの住宅ローンを組めるかなど、予算面との兼ね合いをもとに判断しましょう。

以下、それぞれの打ち合わせ内容について詳しく解説します。

2-1-1.間取りプランを決める

間取りを決める際には、家族の人数やライフスタイルなどをもとに、部屋の大きさや数、家事動線について話し合います。
さまざまな間取り図を見比べるのはもちろん、モデルハウスを見学したり、施工中の物件を見たりして、より鮮明なイメージを掴むことも重要です。

将来的に両親も一緒に住むといった可能性がある方は、ドアではなくスライドドアで部屋を区切ったり、壁を抜くだけで部屋を大きくできたりする間取りなど、部屋を柔軟に変更できるようなものがおすすめです。

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2-1-2.内装や設備を決める

注文住宅の 内装デザイン、オプション設備などについて話し合います。
事前にどのような住宅にしたいのかイメージを固めておくとスムーズです。

ハウスメーカーの担当者とイメージの相違を発生させないためにも、インターネットや街中などで見つけたデザインを保存・撮影したりしておいて視覚的に見せる、実際の住宅プランを手に入れるなど、イメージを具体的に共有できるようにしておくと安心です。

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2-1-3.資金計画を立てる

住宅購入に充てられる自己資金や住宅ローンの事前審査の結果をもとに、いくらまでの住宅を購入できるか資金計画を立てます。
注文住宅を建てる際にはお金を支払うタイミングが複数あるため、ハウスメーカーと家づくりの流れを確認しながら資金計画を立てましょう。

注文住宅の支払いタイミング
  • 土地の購入契約時
  • 土地の引き渡し時
  • 建築請負契約時
  • 工事着工時
  • 建物上棟時
  • 建物の引き渡し時

建物が完成するまでは住宅ローンを利用できないため、現金がない場合はつなぎ融資土地先行融資などで資金を調達する必要があります。
注文住宅の住宅ローンの流れも念頭に置きながら、どのタイミングでいくらの資金が必要なのか、どのような手段でお金を調達するのか把握しておきましょう。

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2-1-4.確認申請、本契約

一通りデザインや、資金計画が決定したら本契約を交わします。

打ち合わせの後は、本契約となる「建築工事請負契約」を交わします。
契約時に注意すべきは「ローン特約に関する取り決め」「契約後のキャンセルにおける違約金」「工事のスケジュール」「ハウスメーカーや施工会社による保証・アフターサービス」などです。

打ち合わせの内容を事前に確認せずに契約を交わしてしまうと、後々の後悔や失敗につながりかねません。
そのため、大まかな契約内容だけでなく約款などの詳細かつ重要な項目の記載も確認し、わからないことはしっかり説明を受けて、納得したうえで契約書類を交わしましょう。

2-2.【建築工事期間中】打ち合わせ内容・確認事項

建築期間中の打ち合わせでは、主に工事の進捗状況の確認を行います。

【注文住宅の打ち合わせ詳細 建築期間中】
建築工事期間中 6回目~14回目
打ち合わせ内容
  • 工事の進捗
回数
全体で10~16回程度
1~4回
期間目安 1日~3日
確認事項
  • 計画通りに工事が進んでいるか
  • 不具合や修正箇所はないか
  • 内装はイメージ通りか など

工事が計画通りに進んでいるか、不具合や修正箇所がないかを確認します。
また、家の塀や庭、植栽など外構工事を行う場合は、建物工事の進捗状況に合わせて外構工事業者と打ち合わせを行います。

もしも工事の進捗状況や内装デザインについて違和感を覚えた場合は、すぐに担当者へ伝えましょう。
着工後の変更はなるべく早く伝えることで、修正箇所の範囲を少なくできます。

2-3.【建物完成後~引渡し前】打ち合わせ内容・確認事項

建物完成後から引き渡し前の打ち合わせ内容では、建物の最終確認や引渡し日当日までの流れの確認を行います。

【注文住宅の打ち合わせ詳細 建物完成後~引渡し前】
建物完成後~引渡し前 7回目~16回目
打ち合わせ内容
  • 支払い
  • 建物の最終確認
  • 引き渡し
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 1日~2日
確認事項
  • 当初の計画通りに建物が完成しているか
  • 追加費用などは発生していないか
  • 引き渡しまでの流れ など

当初の計画通りに建物が完成しているかはもちろん、汚れや傷がないかもしっかりと確認しておきましょう。
また、引渡し日当日の準備物や火災保険についても明確にしておくと安心です。

以上が、段階ごとの打ち合わせ内容と確認事項です。
優良なハウスメーカーであれば、逐一丁寧に説明してくれたり、確認事項について明確な答えを出してくれたりするので、ご安心ください。

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一般的なカタログ請求とは異なり、間にコーディネーターが入ってハウスメーカーの情報整理をサポートしてもらえます。

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3.注文住宅の打ち合わせでの5つの注意点

注文住宅の打ち合わせの際には、注意しておきたい点があります。

打ち合わせ時の注意点
  • 打ち合わせの記録を取っておく
  • スケジュールに余裕を持っておく
  • 不明点、疑問点の解決を後回しにしない
  • 納得できるまで打ち合わせを行う
  • 設備ショールームの訪問・素材確認をしながら進める

それぞれについて解説します。

3-1.打ち合わせの記録を取っておく

ハウスメーカーと打ち合わせをした際には、必ず打ち合わせの記録を取っておきましょう。
打ち合わせの記録を取っておくことで、トラブルが発生した際に対応できます。

例えば、当初のスケジュールと実際の進捗が異なっている場合や、内装が注文したものと違う場合などが考えられます。

さらに、打ち合わせの記録を議事録のような形でハウスメーカーの担当者と共有するとよりよいです。
打ち合わせの記録を共有しておくことで、トラブルを未然に防げるでしょう。

3-2.スケジュールに余裕を持っておく

スケジュールが迫っていると、本来はこだわりたい部分を妥協しなければならないなど後悔してしまう原因を生みやすいため、スケジュールには余裕を持っておきましょう。

例えば、現在賃貸住宅に住んでいる場合、新居への入居に合わせて現在の住宅を退去する必要があります。
賃貸の更新時期に合わせて退去する場合は、新居への入居が間に合わないと一時的に仮住まいが発生したり、短期間のために更新費用を支払ったりと余計な費用がかかる可能性があるので注意が必要です。

3-3.不明点、疑問点の解決を後回しにしない

住宅づくりの打ち合わせにおいて、不明点や疑問点の解決を後回しにしてしまうと、トラブルの原因になります。
後回しにした結果イメージと異なる住宅になってしまったり、デザインの途中での変更は追加費用が発生したりすることもあります。

「些細な部分であってもその場で解決する」「その場で解決できない場合は〇月〇日までに返事をもらう」など、後回しにしないよう意識しましょう。

3-4.納得できるまで打ち合わせを行う

何度も打ち合わせを繰り返していると疲れてしまい、妥協したくなることもあるでしょう。
しかし、長い期間住む住宅であるため、打ち合わせは納得できるまで行いましょう。

検討することが増えれば増えるほど疲れてしまうため、「予算は絶対にオーバーしない」「〇月〇日までに決定する」などゴールや制限を明確にすることで選択肢が絞りやすくなります。
なお、ハウスメーカー側は長期間の打ち合わせにも慣れているため、遠慮せず納得できるまで打ち合わせを行いましょう。

3-5.設備ショールームの訪問・素材確認をしながら進める

注文住宅の内装や設備を決める際には設備ショールームを訪問するなど、実物を確認しながら進めましょう。
設備や素材は実物を見てから決めることで、建てた後にイメージと違うといったトラブルを防げます。

設備は実物を見ることで、サイズや使い勝手をしっかりと確認できますし、クロスなどの素材はプリントされたサンプルと色味が異なることもあるため、実物を見てから判断することでイメージどおりのデザインに仕上がりやすくなります。

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4.注文住宅の打ち合わせをスムーズにするための3つのコツ

注文住宅の打ち合わせをスムーズに行うためには、3つのコツがあります。
それぞれについて解説します。

4-1.予算の上限を決めておく

注文住宅を建てる際には、予算の上限を決めておきましょう。

注文住宅はオーダーメイドであるため、設備のオプションが豊富です。
予算の上限を明確に決めなければ、あれもこれもとオプションを追加して予算オーバーしてしまいます。
予算の上限を明確にすれば限られた予算内で判断できるため、選択肢を絞って検討できます。

4-2.こだわりたいポイント・妥協できるポイントを整理しておく

こだわりたいポイントや妥協できるポイントを整理しておくことで、スムーズに打ち合わせを進められます。

またこだわりたいポイントに沿った設備を明確にしつつ、妥協できるポイントを整理することができれば可能な範囲内でより理想に近い住宅に近づけやすくなります。

4-3.毎回の打ち合わせのゴールを明確にする

打ち合わせをスムーズに進めるためにも、毎回の打ち合わせのゴールを明確にしましょう。

打ち合わせのゴールが明確ではない状態で打ち合わせを始めると、話が方々に飛び、実りのない時間になってしまいます。
打ち合わせのたびに「部屋数を決める」「予算を明確にする」という毎回のゴールを明確にして、限られた時間を有効に使いましょう。

ハウスメーカーや工務店の選び方については下記記事をあわせてご確認ください。

この記事のポイント まとめ

注文住宅の打ち合わせ回数と期間は?

一般的に、注文住宅の打ち合わせ回数は10~16回程度、期間は3~6ヵ月程度です。

【注文住宅の打ち合わせ回数・期間目安 一覧】
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 間取りプラン
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • どのようなデザインにするか
  • 部屋数はいくつ必要か
  • 家事動線
  • 部屋の大きさ など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 内装や設備
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • こだわりたいポイントはあるか
  • オプション設備は必要か など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 資金計画
回数
全体で10~16回程度
1~3回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • 自己資金はいくら出せるか
  • 問題なくローンを組めるか など
工事着工前 1回目~10回目
打ち合わせ内容
  • 確認申請、本契約
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 3か月~半年
確認事項
  • キャンセルした場合にどうなるのか など
建築工事期間中 6回目~14回目
打ち合わせ内容
  • 工事の進捗
回数
全体で10~16回程度
1~4回
期間目安 1日~3日
確認事項
  • 計画通りに工事が進んでいるか
  • 不具合や修正箇所はないか
  • 内装はイメージ通りか など
建物完成後~引渡し前 7回目~16回目
打ち合わせ内容
  • 支払い
  • 建物の最終確認
  • 引き渡し
回数
全体で10~16回程度
1~2回
期間目安 1日~2日
確認事項
  • 当初の計画通りに建物が完成しているか
  • 追加費用などは発生していないか
  • 引き渡しまでの流れ など

この打ち合わせ回数や期間はあくまでも目安です。
人によって異なるため中には、打ち合わせ回数が10~20回を超える方や1年程度の期間がかかる方もいます。

詳しくは「1.注文住宅の打ち合わせ回数や期間の目安」をご覧ください。

注文住宅の打ち合わせはどのタイミングで行う?

注文住宅の打ち合わせのタイミングは、大きく以下の3段階に分けられます。

  • 工事着工前
  • 建築工事期間
  • 建物完成後~引渡し前

各段階で話し合うべき内容や確認するべき内容は、「2.【段階別】注文住宅の打ち合わせ内容と確認事項」をご確認ください。

注文住宅の打ち合わせ時の注意点は?

打ち合わせの際には、以下の点に注意しましょう。

  • 打ち合わせの記録を取っておく
  • スケジュールに余裕を持っておく
  • 不明点、疑問点の解決を後回しにしない
  • 納得できるまで打ち合わせを行う
  • 設備ショールームの訪問・素材確認をしながら進める

詳細は「3.注文住宅の打ち合わせでの5つの注意点」で解説しています。

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