注文住宅を建てる際には、自分の理想の住宅にするために内装や外観にこだわりたい方が多いでしょう。
しかし、リビングやキッチンなど生活のメインとなる部分にこだわった結果、玄関が後回しになってしまった方は少なくありません。
玄関は住宅の顔となる部分であるため、リビングやキッチン同様によく考えて作る必要があります。
そこで本記事では、注文住宅でおしゃれな玄関を作るポイントやコツについて解説します。
- 玄関デザインのポイント
- 玄関ドアの選び方
- 理想の玄関を作る方法
本記事を読んでいただければ、住宅の玄関に求められるものや、理想の玄関を作るためにやるべきことがわかるでしょう。
注文住宅の玄関デザインに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめの設備について知りたい方は「注文住宅の設備」もご覧ください。
1.注文住宅を建てる際、玄関に求められるもの
冒頭でお伝えしたとおり、注文住宅を建てる際には、玄関を後回しにしてしまうケースが多いです。
しかし、玄関は住宅の顔となる部分であることに加え、滞在時間は短いものの毎日使用するスペースです。
使用する時間が短い、住宅のなかでスペースが小さいといった理由で後回しにするのではなく、以下の内容を踏まえ、玄関についてもしっかり検討しましょう。
- 住宅の顔にふさわしい「デザイン性」
- シューズクローゼットなどの「収納力」
- 毎日の生活を快適にするための「実用性」
- 土間やインナーガレージなど「動線」に配慮した間取り
それぞれについて解説します。
1-1.住宅の顔にふさわしい「デザイン性」
玄関は住宅の顔となるため、それ相応のデザイン性が求められます。
お客様を自宅に招く時はもちろん、近所の方とのちょっとした立ち話や集金の際にも見られる部分であるため、玄関のデザイン性によって住宅の第一印象が左右されると言っても過言ではありません。
物が出しっぱなしにならないよう適した収納を設けたり、暗い印象にならないよう採光部分を確保したりして、住宅の顔にふさわしいデザイン、性能にしましょう。
1-2.シューズクローゼットなどの「収納力」
玄関は、シューズクローゼットなどの収納力も重要です。
雨でぬれた傘や泥や水がついたアウトドアグッズなど、外で使用するものは「玄関より中に入れたくない」という方も多いでしょうが、外で使用する荷物を玄関内に置いておくのはおすすめしません。
どれだけおしゃれにデザインしても、玄関が散らかっていると、見栄えが悪くなってしまうからです。
少人数分の靴だけであればシューズボックスで足りますが、家族人数が多い世帯や、アウトドア、自転車、スポーツ用品などを所持している方は、シューズクローゼットなどの大容量収納スペースを確保したほうが良いです。
1-3.毎日の生活を快適にするための「実用性」
毎日快適に玄関を使うために、実用性の高さも意識しましょう。
靴を脱いだり履いたりするだけでなく、外出前の身だしなみをチェックできる鏡を設置したり、帰宅後すぐにコートを脱げるようにウォールハンガーを設置したりするのもおすすめです。
玄関に何があると便利かを考えて建築プランを考えましょう。
1-4.土間やインナーガレージなど「動線」に配慮した間取り
玄関を作る際には、土間やインナーガレージなどを有効活用し、生活動線についても考えてみましょう。
土間とは、土足で歩ける室内のスペースを指し、玄関の収納や、雨の日の子供の遊び場、趣味スペースなど、工夫次第でさまざまな使い道があります。
土間を広く作ることで上着や帽子、靴などを玄関前で着脱することができるので、外出前の準備が楽になります。
また、買い物でトイレットペーパーやティッシュなどのストック用品を買い足した際にも、そのまま土間に収納すれば、整理整頓の手間が省けます。
インナーガレージと玄関を繋げることもおすすめです。
インナーガレージ(ビルトインガレージ)は駐車スペースだけでなく、収納場所としても使えます。バイクや自転車のメンテナンスに使う用品や、趣味だけどかさばるものなどの置き場として重宝するでしょう。
2.注文住宅で玄関をデザインする際のポイント7つ
玄関に求められるものがわかりましたが、具体的にどのようなことに注意してデザインすればいいかわからない方も多いでしょう。
そのような方は、以下のポイントを意識して玄関をデザインしてみましょう。
- 適切な収納を確保する
- 土間を作る際は十分な広さを確保する
- 明るく開放感のある空間にする
- おしゃれかつ機能性の高いデザインにする
- 玄関の向きも意識する
- 玄関用に屋根をつけるか考える
- ポストやインターホンの位置関係に気をつける
それぞれについて解説します。
2-1.適切な収納を確保する
玄関を作る際には、世帯やライフスタイルに合った適切な収納を確保しましょう。
玄関に付属する収納には、以下のようにいくつかの種類があります。
- シューズボックス
- シューズクローク
- ウォークスルーシューズクローク
収納するものが靴のみであればシューズボックスで足りるかもしれませんが、アウトドア用品の収納やコート掛けなどが欲しい場合はシューズクロークもしくはウォークスルーシューズクロークがおすすめです。
特に、ウォークスルーシューズクロークは家庭用の玄関と来客用の玄関を分けられるため、来客が多い家庭にとって便利に感じるでしょう。
ただし、ある程度の面積が必要になるため、何を収納するかを考えたうえで作る必要があります。
広い収納を作ったものの、持て余してしまうと「別の部分を広く作るべきだった」と後悔してしまうでしょう。
現在の荷物の量などを踏まえて適切な収納を考えましょう。
2-2.土間を作る際は十分な広さを確保する
土間を作る際には十分な広さを確保しましょう。
玄関作りにおけるよくある失敗例で「何も無い時はよかったが、荷物を置き始めた途端に狭く感じる」ということはよくあります。
玄関は、靴や傘などを置き始めると自由に使えるスペースが想像以上に狭くなるものです。
子ども用の自転車やスポーツ用品などを置くと、さらに窮屈に感じるでしょう。
土間部分はあらかじめ何に使うかを想定し、置く荷物や用途に必要な広さを意識して設計しましょう。
2-3.採光をとって明るく開放感のある空間にする
玄関を明るく開放感のある空間にすることで、外出前後の気持ちがよくなるうえ、来客の第一印象が良くなります。
玄関に窓がない状態で、玄関ドアにガラス部分がないものを選んでしまうと、どこからも陽の光が入ってきません。
玄関が暗くてジメジメした空間になってしまうのは、代表的な失敗例であるため、玄関に陽の光が入るような工夫をしましょう。
例えば以下のような工夫がおすすめです。
- 玄関に窓やスリット窓を設置する
- 吹き抜けの玄関にする
- スリット入りの玄関ドアにする
このような工夫で明るく開放感のある玄関を作れます。
2-4.おしゃれかつ機能性の高いデザインにする
玄関のデザインを考える際には、デザイン面だけでなく、機能性も重視しましょう。
白やベージュで統一された玄関はおしゃれですが、土や泥の汚れが目立ち、こまめに掃除しなければなりません。
ブラウン系や濃いグレー系などの色にすることで、汚れが目立たなくなるため、新築当時の状態を維持しやすいでしょう。
また、タイル貼りの玄関は雨の日などに滑りやすいので注意が必要です。高齢の方や小さい子供と一緒に住む場合や、将来のことを踏まえてバリアフリー化も視野に入れるのであれば、滑りにくい材質を選ぶと良いでしょう。
2-5.玄関の向きも意識する
玄関を作る際には「向き」も重要です。
玄関を南向きにすることで日差しが入り明るい空間になりますが、夏場は暑くなってしまうデメリットもあるため、玄関に断熱材を入れるなど夏場の対策を考えましょう。(詳しくは「3-2.断熱性を考慮する」で解説します。)
また、玄関を道路に面して作ることで防犯対策になります。
通行人の視線が気になる場合は、フェンスやサッシ、植栽で目隠しをつけるなどの工夫をしてみましょう。
2-6.玄関用に屋根をつけるか考える
外観をスッキリさせるために、あえて玄関に屋根をつけず簡易的な庇(ひさし)で雨除けをするケースもありますが、横殴りの雨の場合は出入りの時に濡れてしまいます。
バルコニーを屋根代わりにするデザインもあるため、玄関用に屋根をつけるのか、そのほかの方法で対策するのかを考えましょう。
2-7.ポストやインターホンの位置関係に気をつける
玄関は玄関単体ではなく、ポストやインターホンの位置関係に気をつけましょう。
玄関ドアの横にインターホンを設置するのか、門柱を立てて敷地に入る前にインターホンを設置するのかなど、外構との兼ね合いも重要です。
ポストも同様に、住宅に直接郵便物が届くタイプと、門柱部分に設置するタイプで使い勝手が異なります。
近年では宅配ボックスを設置する家庭も増えているため、設置する場合は置き場を踏まえて建築プランを考える必要があります。
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3.玄関ドアの選び方
玄関全体のデザインを決めるうえで重要なポイントの1つに、玄関ドアがあります。
玄関ドア1つで住宅全体の印象が変わるため、デザイン性と機能性を兼ね備えた玄関ドアを選びましょう。
玄関ドアを選ぶ具体的なポイントは以下のとおりです。
- セキュリティを重視する
- 断熱性を考慮する
- 好みの開き方のドアを採用する
それぞれについて解説します。
3-1.セキュリティを重視する
まず、玄関ドアを選ぶ際にはセキュリティを重視しましょう。
玄関ドアの鍵には、以下のような種類があります。
- 鍵穴2箇所の玄関ドア
- ディンプルキー
- オートロック
- 電子キー
鍵穴が2箇所あることで空き巣・泥棒が玄関から侵入するのに時間がかかるため防犯対策になります。
また、ディンプルキーにすることでピッキングの難易度が上がるため、こちらも防犯対策としておすすめです。
近年ではオートロックや電子キーに対応している玄関が増えているため、鍵が自動で閉まったり、開閉状況をアプリで確認できたりと、閉め忘れ防止につながります。
また、玄関の採光確保を重視し、玄関にガラス部分が多くなることでセキュリティ面が不安な方は、防犯合わせガラスの玄関ドアにするなど、防犯性に優れた玄関ドアも検討しましょう。
3-2.断熱性を考慮する
玄関を南側に設置することで明るい玄関になりますが、その分夏場は暑くなってしまいます。
しかし、そのような場合でも断熱性の高い玄関ドアを選ぶことで対策が取れます。日当たりの良さと快適さを両立したい場合は玄関ドアの断熱性を考慮して選びましょう。
なお、住宅の断熱材については、以下の記事も参考にしてみてください。
3-3.好みの開き方のドアを採用する
玄関ドアは引き戸と開き戸に大別されますが、その中でも様々な種類があるため、自分の好みのドアを選びましょう。
ドアの種類 | 特徴 |
---|---|
片引きドア | 片側だけがスライドで開閉する。 |
両引きドア | 2枚のドアが左右にスライドで開閉する。十分な広さが必要。 |
引違いドア | 左右どちらからでもスライドで開閉できる。 |
片開きドア | スタンダードな玄関ドア。右開きと左開きを選べる。 |
両開きドア | 左右のドアを開閉する。重厚感があるが十分な広さが必要。 |
親子ドア | 小さいドアと大きいドアがついている。普段は大きいドアのみ使用するが、小さいドアのロックを外すことで出入口を広げられる。 |
片袖ドア | 片開きドアの左右どちらかに窓があるドア。採光を確保しやすい。 |
両袖ドア | 片開きもしくは両開きドアの左右に窓があるドア。片袖ドアよりも採光部を広く確保できる。 |
玄関のサイズによっても適正があるため、デザイン性と機能性のバランスを踏まえて決めましょう。
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4.理想の玄関を作るためにやるべきこと
理想の玄関を作るためには、まず以下のことを実行してみてください。
- 施工事例を見てイメージを膨らませる
- デザインが好みのハウスメーカーに依頼する
それぞれについて解説します。
4-1.施工事例を見てイメージを膨らませる
理想の玄関を作るためには、様々な施工事例を見てイメージを膨らませましょう。
ハウスメーカーのパンフレットや各種SNSに加え、実際に街を歩きながら各住宅の玄関を見て参考にするのがおすすめです。
インターネットなどで見たデザインは忘れないように保存しておきましょう。
家族の方やハウスメーカーと相談する際に具体的なイメージを交えて伝えることで、共通認識を持ってデザインを考えられます。
さまざまなデザインをインプットしながら、理想の玄関について考えてみましょう。
4-2.デザインが好みのハウスメーカーに依頼する
住宅を建てる際にはデザインが好みのハウスメーカーに依頼しましょう。
玄関づくりに限らず、ハウスメーカー選びは家づくりにおいて一番重要なポイントです。
モダンなデザインやナチュラルなデザインなど、各ハウスメーカーによって得意としているデザインは異なるため、必ず複数社比較・検討し、自分に合ったメーカーを探してください。
例えば、和風住宅を得意としているハウスメーカーであれば、土間の使い方のノウハウが豊富にあるため、土間を作りたい場合は、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
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まとめ
本記事では、注文住宅でおしゃれな玄関を作るポイントやコツについて解説しました。
住宅の玄関には以下の要素が求められます。
- 住宅の顔にふさわしい「デザイン性」
- シューズクローゼットなどの「収納力」
- 毎日の生活を快適にするための「実用性」
- 土間やインナーガレージなど「動線」に配慮した間取り
これらの要素を満たせるように収納や明るさ、機能性について考えましょう。
また、玄関ドアを選ぶ際にはセキュリティ面や、断熱性にも注意してください。
玄関の配置や外構との兼ね合いを踏まえ、トータルバランスで玄関をデザインしましょう。
この記事のポイント
玄関をおしゃれに見せるには、以下の点に注意しましょう。
- 適切な収納を確保する
- 土間を作る際は十分な広さを確保する
- 明るく開放感のある空間にする ほか
上記詳細やその他のポイントは「2.注文住宅で玄関をデザインする際のポイント7つ」で解説しています。
注文住宅の玄関に限らず、家づくりを行う際には、以下の点を重視してください。
- 施工事例を見てイメージを膨らませる
- デザインが好みのハウスメーカーに依頼する
特に、ハウスメーカー選びは家づくりにおいて一番重要なポイントなので、必ず複数氏比較・検討し、自分に合ったメーカーを探してください。
詳細は「4.理想の玄関を作るためにやるべきこと」で解説しています。