自分たちのライフスタイルにピッタリ合った平屋を建てたいけれど、金銭的な負担が不安という方も多いでしょう。
平屋住宅をローコストで実現するポイントを知ることで、理想の家づくりができます。
- 平屋を建てる際の注意点
- 平屋のメリット・デメリット
- ローコストで平屋を建てるポイント
ぜひ最後までご覧いただき、ご自身にあった予算とこだわりの平屋を建ててくださいね。
新築平屋を検討中の方は「平屋の費用」の記事もご覧ください。
Contents
1.平屋はローコストで建てるのが難しいって本当?
平屋は、特徴的な間取りやデザインを実現しやすい一方で、費用的には2階建てや3階建てと比べると割高になってしまうともいわれています。
平屋を検討する際に、知っておきたい2つのポイントは次のとおりです。
- 延床面積で比べるとコストは高くなりがち
- 平屋のコストはさまざまな条件に左右される
マイホームを建ててから後悔してしまうことがないように、平屋のコスト事情をチェックしておきましょう。
1-1.延床面積で比べるとコストは高くなりがち
延床面積で比べた場合、平屋は高さを活用することができないため、2階建て・3階建てよりもどうしてもコストが高くなってしまいます。
そのため平屋は、限られた敷地をできるだけ余裕をもって活用したい場合にはあまりおすすめできません。
一方で、ある程度コストが割高になっても、平屋で余裕のある空間づくりを楽しみたいという場合には、平屋ならではの間取りやデザインを楽しめます。
コストパフォーマンスを優先するか、理想の空間づくりを優先するかで、家のタイプを選ぶ必要があるでしょう。
1-2.平屋のコストはさまざまな条件に左右される
平屋は、延床面積で見るとコストが高くなりがちという面がありますが、その他にも費用に影響を与えるさまざまな条件があります。
たとえば、建材・設備のグレードや間取りの設計費用などが挙げられます。
これらは、同じハウスメーカーに依頼するとした場合でも、選ぶプランによって相場が異なります。
コスパのよい平屋を建てたいと考えている場合は、土地の面積や間取り、建材・設備など、細部にわたって費用バランスを調整する必要があります。
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平屋はいくらで建てられる?
新築平屋の坪単価は、木造で60万~80万円程度が一般的です。
坪単価だけを見ると一般的な2階建て住宅よりも高い傾向にありますが、階段を設置しなくてよい分、2階建てよりも少ない延床面積で同等の居住空間を確保することができます。
なお、坪単価はあくまで家の建築費用を算出するための数字であるため、家づくり全体にかかる費用を出すことはできませんが、以下の計算により大まかな費用相場を探ることができます。
坪単価60万~80万円×延床面積=建築費用
例えば、延床面積30坪の平屋を坪単価60万円で建てるとすると、以下のように計算できます。
坪単価60万円×延床面積30坪=建築費用1,800万円(税込1,980万円)
上記に加え、付帯工事費が600万円程度、諸費用が200万円程度かかるとして、合計2,780万円程度は見ておいたほうがよいでしょう。
ただし、家の坪単価は「広さ」「設備のグレード」「屋根の素材のこだわり」などによって価格が変動しやすいです。
プランの内容を追加したり、グレードを上げたりする際には、しっかり予算と全体のコストを突き合わせて考える必要があります。
坪単価はあくまで目安としてとらえ、まずは実際のハウスメーカー・工務店の資金計画を見比べることをおすすめします。
2.ローコストで平屋を建てる3つのポイント
平屋の基本的な知識を得られたところで、ローコストで平屋を建てる3つのポイントを押さえておきましょう。
- シンプルな間取りや外観にする
- 設備のグレードを落とす
- 平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
以下より詳しく見ていきましょう。
2-1.シンプルな間取りや外観にする
平屋のコストを抑えるためには、シンプルな間取りや外観を採用するようにしましょう。
特別感のある外観や複雑な間取りは、どうしても設計費用や材料費が高額になりがちです。
住みやすい平屋をローコストで実現することが優先事項なのであれば、シンプルな間取りやデザインを選ぶのもよいでしょう。
特に、部屋数を減らしたり、廊下をなくしたりしたシンプルな間取りは費用を抑えやすいです。
ゲストルームや趣味用の部屋など、自分たちの生活に必須とは言えない空間を設けようとしている場合には、日常生活のなかで欠かせないものであるかを、いま一度考え直してみるとよいでしょう。
不必要な部屋を作ってしまうと、コスト面での負担が大きくなってしまうだけではなく、スペースの無駄遣いとなってしまうおそれがあります。
また、一見廊下の有無では大きな差がないように感じられるかもしれませんが、廊下があることで延床面積が増え、コストアップしてしまうおそれがあるでしょう。
「ゆっくりと休むために、リビングと寝室の距離を離したい」といったこだわりがある場合は別ですが、これといった目的がない場合は、廊下をなくすことを検討してみるのもよいかもしれません。
ハウスメーカー・工務店と相談しながら、コストを抑えられそうなポイントと、譲れないポイントのバランスを取って家づくりを進めてください。
2-2.設備のグレードを落とす
設備のグレードを落とすことでも、平屋の建築コストを抑えることができます。
キッチンやバスタブ、洗面所の手洗いスペースなど、どのようなグレードの設備を選ぶかで、住宅の費用は大きく差がでます。
実際にそれぞれのグレードを見比べてみると、どうしても高いものに惹かれてしまうのも仕方ありません。
しかし、いま一度必要性を考え直し、実現したいマイホームに必要不可欠であるかどうかを確認してみましょう。
2-3.平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
平屋をローコストで建てるためには、平屋を得意として実績を多くもっているハウスメーカーを選ぶのも重要です。
ハウスメーカーによっては、平屋をローコストで実現する、独自のノウハウを保有しているケースもあるでしょう。
平屋を検討している場合は、複数のハウスメーカーに住宅プランを作成してもらい、それらを比べて信頼できるハウスメーカー・工務店を選ぶ必要があります。
しかし、全国には数万社のハウスメーカーがあるといわれているため、1社ずつ住宅プランの作成を依頼するのは現実的ではありません。
仕事や家事・育児でなかなか時間が取れない方は、一気に複数社の住宅プラン作成依頼ができるサービスを利用するのも手です。
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3.ローコストで平屋を建てる際の注意点
平屋のマイホーム案を具体的に進めていくうえで、知っておきたい3つの注意点を解説します。
- トータルコストで検討する
- 追加オプションを確認する
- 間取り条件を確認する
ローコストばかりに気を取られてしまうと、思わぬマイナス面を抱えてしまう恐れがあります。
以下よりお伝えする注意点を意識し、満足のできる平屋を実現しましょう。
3-1.トータルコストで検討する
ローコストで平屋を建てるためには、契約時の金額だけではなく、トータルコストで検討するのが重要です。
コストカットを重視するあまりに、後々のメンテナンス費用が膨らんでしまうようでは、意味がありません。
長く住むことになる住宅は、屋根や外壁の修繕などが必要となります。
注文住宅を検討する際には、コストだけではなく素材ごとに異なる耐久年数なども忘れずに確認し、長く快適に過ごせる空間づくりを意識しましょう。
3-2.追加オプションを確認する
ローコストを謳っているハウスメーカーやプランの場合、追加オプションの費用が高いというケースもあるようです。
見せかけの数字を安くするために、オプションを別途用意しており、トータルコストではあまり差がないおそれがあります。
安い価格にむやみに飛びついてしまうのではなく、慎重にコスト面を確認してから、平屋マイホームの家づくりを検討しましょう。
3-3.間取り条件を確認する
ローコスト住宅と呼ばれる規格が定められている住宅プランの場合は、間取りの変更が難しい場合もあります。
こだわりの平屋を実現したいと考えているケースでは、ローコスト住宅での実現は簡単ではありません。
満足感の高い平屋を実現するには、こだわりたい間取りと予算のバランスを確認しながら家づくりを進める必要があります。
ハウスメーカー・工務店選びの際には、営業担当者がきちんと要望を確認してくれるか、費用を抑えるアイデアを出してくれるかなどを確認することが重要です。
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4.平屋を建てるメリット
マイホームに平屋を選ぶ理由としては、次のようなメリットが挙げられます。
- スムーズな家事導線を実現できる
- バリアフリーに対応しやすい
- メンテナンス費用が抑えられる
2階建てや3階建てにせず、あえて平屋を選ぶケースでは、平屋ならではのメリットに惹かれて決定したという方も多いでしょう。
具体的に平屋を検討する際に知っておきたい、3つのメリットをご紹介します。
4-1.スムーズな家事導線を実現できる
平屋は、各階の移動がなくなるため、スムーズな家事導線を実現できるのが1つ目のメリットです。
多くの2階建て住宅では、1階にリビングとキッチン、2階に寝室や洗濯物干しスペースというように生活スペースが分けられています。
そのため、家事をする際に1日何往復も行ったり来たりする必要があるでしょう。
一方、平屋であれば、生活が1階のみで完結するため、家事をするうえでも、時間を短縮できる可能性があります。
4-2.バリアフリーに対応しやすい
1階のみに居住空間が集まっている平屋だからこそ、バリアフリー対応も可能です。
将来的な住みやすさを重視して平屋を建てる場合、段差や仕切りのない間取りを検討するのもよいでしょう。
また、子育て世帯においても、バリアフリーの平屋にするメリットがあります。
段差につまずいて転んでしまう心配もなく、子どもをのびのびと育てられるでしょう。
4-3.メンテナンス費用が抑えられる
平屋であれば、建てた後のメンテナンス費用が抑えられるのもメリットです。
住宅のメンテナンスで高額になりがちなのが、屋根や外壁塗装だといわれています。
平屋は1階建てであるため、外装面積が狭く費用が抑えられるでしょう。
また、追加費用として発生する足場についても、2・3階建てに比べると大掛かりでなくて済む可能性が高く、マイホームのメンテナンス費用が節約できます。
5.平屋を建てるデメリット
ご紹介したように、平屋にはメリットが多い一方で、次のようなデメリットがある点には注意しましょう。
- プライバシーを守る対策が必要となる
- 日当たりや風通しが悪くなりがち
- 広い土地の確保に苦労する
平屋のよい面だけをみて契約をしてしまうと、実際に住み始めてから不満がでてきてしまうおそれがあります。
平屋を検討する際には、メリットに加えてデメリットも忘れずに確認することが大切です。
5-1.プライバシーを守る対策が必要となる
平屋は、2・3階建て住宅とは異なり、道路に対してフラットな高さに居住空間が構成されます。
つまり、プライバシーを守る対策が取られていないと、通行人から家のなかが丸見えになってしまうおそれがあるのです。
また、防犯の面でも平屋はとくに注意して対策を施す必要があります。
家のデザインや住み心地だけではなく、周囲の環境を考慮して間取りを検討することが重要です。
具体的には、堀や目隠しを設置したり、メインの居住空間となるリビングの位置を工夫したりという手間がかかります。
5-2.日当たりや風通しが悪くなりがち
周りの環境次第では、平屋は日当たりや風通しが悪くなってしまう可能性があるのもデメリットです。
2・3階建てのように高さがないため、周りの建物が高い場合は、1日中日が差し込まないなどのケースが考えられます。
風通しが悪いと、湿気が溜まりやすく、カビ発生の原因となるため注意が必要です。
平屋を検討している場合は、事前に日当たりや風通しについて確認をし、必要に応じて中庭や天窓の設置を検討してみましょう。
5-3.広い土地の確保に苦労する
平屋を建てる場合は、ある程度の広さの土地が必要になります。
とくに2階建てと同じくらいの延床面積を確保したいとなると、かなり広めの土地を探さなければいけません。
実現したい平屋マイホームのイメージはできていても、ピッタリの土地が見つからないというケースもあるでしょう。
考えている間取りから必要な土地の広さを割り出し、平屋を立てられるスペースを探す必要があります。
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まとめ
平屋はスムーズな家事動線を実現しやすく、こだわりあるマイホームを建てたいと考えている方におすすめです。
ただし、延床面積で見るとコストが高くなりがちであるため、実現したい間取りと費用のバランスを取る必要があります。
ローコストで平屋を建てるためには、シンプルな間取りや外観を選び、不必要な部屋や廊下を減らす意識が必要です。
契約時の購入価格だけではなく、後々かかる修繕費用までをトータルコストで考え、納得できる費用で平屋マイホームの家づくりを進めるようにしましょう。
信頼できるハウスメーカーを見つけるためには、複数のハウスメーカー・工務店に見積もりを取り、それらを細かく比べることが重要です。
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この記事のポイント
例えば、延床面積30坪の平屋を坪単価40万円で建てるとすると、建築費用は1,200万円と計算できます。
ただし、平屋の坪単価を使って費用目安を計算する際には注意点があります。
コラム「平屋はいくらで建てられる?」で詳細を確認してください。
- シンプルな間取りや外観にする
- 設備のグレードを落とす
- 平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
詳細は「2.ローコストで平屋を建てる3つのポイント」で解説しています。
- トータルコストで検討する
- 追加オプションを確認する
- 間取り条件を確認する
「3.ローコストで平屋を建てる際の注意点」で詳細を確認し、ローコストでも満足度の高いマイホームを建てるための参考にしてくださいね。