新築で駐車場はどう決める?サイズ・タイプ・床面素材の決め方

駐車場のサイズ 決め方マニュアル

初心者でもわかりやすい様、「自身の車に適切な駐車場のサイズ・タイプ・床面素材」を好みによって決めることが出来るようになり、駐車場を作るために必要な基礎も大まかに理解できるようになります。

この記事でわかること
  • 自身に適した駐車場のサイズの決め方
  • 自身に適した駐車場のタイプの決め方
  • 自身に適した駐車場の床面素材の決め方

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1.失敗しない「駐車場のサイズ・タイプ・床面素材」の決め方

初めに、駐車場のサイズ・タイプ・床面素材について、その特徴・決め方の基本をご紹介いたします。

1-1. 駐車場のサイズの決め方

駐車場のサイズは、お持ちの車の「全幅・全長・全高」を基に、以下の4つの観点から検討します。

  1. 最低限確保するべきサイズ
  2. 直角駐車の場合
  3. 並列駐車の場合は
  4. その他ケース別に考えるべき事

2章で詳しく説明します。

1-2. 駐車場のタイプの特徴と決め方

駐車場のタイプには、以下の4つがあります。

  • オープンタイプ
  • 独立式ガレージ
  • ビルトインガレージ
  • カーポート

それぞれのメリット・デメリットと価格帯は以下の通りです。

<表 駐車場4タイプのメリット・デメリットと費用目安一覧>
駐車場の種類 メリット デメリット 費用※目安
オープンタイプ
  • 土地を最大限活用できる
  • 車体が雨風にさらされる
  • 防犯性が低い
舗装する素材による
独立式ガレージ
  • 車を雨風や紫外線から守れる
  • シャッターをつければ防犯対策にもなる
  • 施工費用が高い
  • 建築確認申請が必要な場合が多い
  • つくりによっては固定資産税が課税される
約100万円~
ビルトインガレージ
  • 車を雨風や紫外線から守れる
  • 防犯性が高い
  • 駐車場への移動距離が少なくて済む
  • 固定資産税を削減できる可能性がある
  • 施工費用が高い
  • 家の中に排気ガスが入り込む可能性がある
  • エンジン音が響く可能性がある
  • 耐震性に不安がある
  • 住居が2階以上からになる
約150万円~
カーポート
  • 設置費用がガレージに比べて安い
  • 車を鳥の糞や雨風から守れる
  • 安定性に欠ける恐れがある
  • 横からの雨風はしのげない
  • 自治体によっては固定資産税が課税される
安ければ約4万円程度~

決め方は、以下の通りです。

<駐車場のタイプの決め方>
  • コストをどれだけかけられるか
  • 車を雨風や鳥の糞といった被害から完全に守りたいかどうか

詳しくは、「4.駐車場のタイプ解説と決め方&それぞれに向いているのはこんな人」をご覧ください。

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1-3. 駐車場の床面素材の特徴と決め方

駐車場の床面に使われる素材には、代表的に以下の4種類があります。

  • 砂利
  • コンクリート
  • アスファルト
  • インターロッキング

それぞれのメリット・デメリットと価格帯は以下の通りです。

<表 駐車場床面素材4つとメリット・デメリットと価格帯 一覧>
メリット デメリット 価格帯※目安
砂利
  • 他の素材と比べて最も安い
  • 工事の手間がかからない
  • 色合いが様々で見栄えが良い
  • 砂利を踏むと音がするため防犯になる
  • 砂利が跳ねて車に傷がつく恐れがある
  • 圧力がかかる部分の地面が沈む
  • 定期的に砂利の補充が必要
  • 最も安い
コンクリート
  • 耐久性に優れている
  • メンテナンスが簡単
  • 施工費用が高額
  • 高額だが、耐久性に見合っている
アスファルト
  • 車の走行音が静か
  • 水はけが良い
  • 広い施工範囲なら割安
  • 1台分などでは施工費用が割高になる
  • 地表温度が上がりやすい
  • メンテナンスの際に補修が必要
  • コンクリートに比べ、耐久性に劣る
  • 1台分程度なら割高になるので向かない
  • 広い施工範囲なら割安
インターロッキング
  • デザイン性が高い
  • 耐久性、透水性に加え、振動にも強い
  • 破損しても部分交換で済むのでメンテナンスが楽
  • 施工費用が高額
  • 職人の技術を要する
  • 場合によってはコンクリートを超えるほど高額だが、デザイン性は抜群

決め方は、以下の通りです。

<駐車場の床面素材の決め方>
  • コストをどれだけかけられるか
  • 耐久性をどれだけ重視するか
  • デザイン性はどの程度あると良いか

2.【詳細編】失敗しない駐車場のサイズの決め方

駐車場の広さの決め方を、以下の観点から解説します。

  1. 最低限確保した方が良いサイズを確認する
  2. 直角駐車の場合のサイズの決め方
  3. 並列駐車の場合のサイズの決め方
  4. その他ケース別の決め方

以下で、それぞれについて詳しく説明いたします。

2-1.最低限確保した方が良いサイズを確認する

駐車場の大きさは乗用車の種類ごとに、国土交通省によって以下のように指針が定められています。

<表 主な自動車の種類3区分の幅員・長さで示す駐車場の大きさ 単位m>
幅員(幅) 長さ(奥行き)
軽自動車 2.0m 3.6m
小型乗用車 2.3m 5.0m
普通乗用車 2.5m 6.0m

出典:「駐車場設計・施工指針について」

ただし、これは最低限の値です。

例えば、軽自動車で考えると、車の全幅が1.48m、取るべき幅員が2mとなっているため、車の幅に加わる余裕は2-1.48=0.52mとなり、50cm程度ということになります。
ですが、人が正面を向いてその場所を通る場合、一般的に60cmは必要とされていることから考えると、ほとんど横歩きに近いスペースしかとれないことがお分かり頂けるでしょう。

奥行きも上記の表で軽自動車の場合で考えると、全長3.4mで取るべき長さが3.6mとなっているため、余裕は0.2m、つまり20cmの余裕しかないことになります。これではあまりにもギリギリです。

2-2.直角駐車の場合のサイズ

基本的に前面道路の幅が4m以上の場所で出来るのが直角駐車です。

その条件を満たすのであれば、まずはお持ちの車の大きさを測りましょう。
測定する箇所は、以下の通りです。

【車の大きさを測るために必要な測定箇所】
  • 全幅
  • 全長
  • 全高

ここで測った数字に対して、直角駐車の場合は、

  • 幅は、車の全幅+0.9m(片側で乗り降り)~1.20m(両側で乗り降り)
  • 奥行きは車の全長に前後合わせて+1mのゆとり
  • 高さは、車の全高+バックドアを開け放しても余裕のある隙間

を加えると良いでしょう。

2-3.並列駐車の場合のサイズ

並列駐車は旗竿地や、前面道路の幅が狭い場所でも駐車できるのが特徴です。

並列駐車の場合は、直角駐車と同じ「幅」に加え、間口を車の全長の2倍以上取る必要があります。

2-4. 【番外編】ケース別 駐車場の広さの決め方

ここでは、以下のケース別に駐車場の広さの決め方をご紹介いたします。
項目は以下の通りです。

  • 乳幼児がいる
  • 車いすを使用している家族がいる
  • 車が2台分止められる駐車場が欲しい
  • 自転車やバイクも一緒に停めたい

2-4-1. 乳幼児がいる

乳幼児がいる イメージ

乳幼児がいる場合、必要な幅は片側だけで車の全幅+1mは見ておくと良いでしょう。抱きかかえて乗せる時に、不自由な思いをしなくて済みます。

また、荷物の出し入れが多いなどの理由で、ドアを全開にすることが多い方や、スポーツカータイプなど、扉のサイズが大きい方も、片側だけで車の全幅+90cm程度取っておくのがおすすめです。

2-4-2. 車いすを使用している家族がいる

車いすを使用している家族がいる イメージ

車いすを使用している家族がいる場合は、介助者が付きそい、車いすの方向を転換するために、片側だけで車体幅+1.4mは最低必要であるといわれています。
出典:国土交通省

2-4-3. 車が2台分止められる駐車場が欲しい

が2台分止められる駐車場が欲しい イメージ

車が2台分止められる駐車場が欲しい場合は、車と車との間に最低限開閉のために必要な60cmのゆとりを設けたうえで、2台分の全幅を足します。

例として、全幅1.7mの車を2台止める場合で計算してみましょう。どちらも全幅は1.7mですので、計算式は、
60cm+170cm+60cm+170cm+60cm=520cm

5.2mということになります。

2-4-4. 自転車やバイクも一緒に停めたい

自転車やバイクも一緒に停めたい イメージ

自転車やバイクも一緒に停めたい場合は、目安として、幅1.5m×奥行き3mを取っておけば、大型の車種でも入ります。
中型までは、幅は1.1mあれば対応できるでしょう。

3.駐車場のサイズ決定シミュレーション

この章では、以下3つの場合から、駐車場の広さを決定するシミュレーションを行います。

  • 中型車を直角駐車で止める場合
  • 助手席と運転席両方を開閉するとして、軽自動車を並列駐車する場合
  • 小型車と中型車を止める場合で、車いすの家族がいる場合

※あくまでも編集部で試算したシミュレーションです。実際のところは設計士に相談し、大体の目安として利用しましょう。

<表 乗用車5種の標準的な全幅・全長・全高比較 単位m>
全幅 全長 全高
軽自動車 1.48m 3.40m 1.75m
小型車 1.70m 4.10m 1.50m
中型車 1.70m 4.50m 1.50m
ワンボックス車 1.70m 4.80m 2.00m
大型車 1.85m 5.00m 1.50m

3-1.中型車を直角駐車で止める場合

まず、車を直角駐車で止める場合、

  • 車の全幅+左右合わせて90cm以上のゆとり
  • 車の全長+1m以上の奥行き

が必要になります。中型車の大きさは標準的に、

全幅……1.7m
全長……4.5m
全高……1.5m

です。

このうち全幅1.7mに、最低限片側の扉を開けるために必要な60cmの幅と、その反対側でドアミラーを傷つけないように30cmのスペースを取った、90cmのゆとりを加えると、

<必要な駐車場の幅>

1.7m+0.9m=2.6m

必要な駐車場の幅 2.6m

次に、全長の4.5mに加え、トランクを開けて出し入れする分を広めに考えて+1.3mの奥行きを設けます。

<必要な駐車場の奥行き>

4.5m+1.3m=5.8m

必要な駐車場の奥行き 5.8m

つまり、

標準的な中型車の駐車場は……

幅2.6m×奥行き5.8mの駐車場が必要です。

高さについてはバックドア全開時の高さを測定した上で、必要と思われる分のゆとりを持たせて下さい。

3-2.助手席と運転席両方を開閉するとして、軽自動車を並列駐車する場合

並列駐車する場合には、

  • 車の全幅+左右合わせて90cm以上のゆとり
  • 車の全長の2倍以上の間口

が必要になります。軽自動車の大きさは標準的に、

全幅……1.48m
全長……3.40m
全高……1.75m

です。
このうち全幅1.48mに、最低限両側の扉を開けるために必要最低限の1.2mのゆとりを加えると、

<必要な駐車場の幅>

1.48m+1.2m=2.68m

必要な駐車場の幅 2.68m

次に、間口は全長の3.4mを倍にします。

<必要な駐車場の間口>

3.4m×2=6.8m

必要な駐車場の間口 6.8m

つまり、

助手席と運転席、両方の戸を開閉できるゆとりを持って軽自動車を並列駐車するには……

幅約2.68m×間口6.8m の駐車場が必要です。

高さについては、バックドア全開時の高さを測定した上で、必要と思われる分のゆとりを持たせて下さい。

3-3.小型車と中型車を直角駐車で止める場合で、車いすの家族がいる場合

車を直角駐車で止める場合、

  • 車の全幅+左右合わせて90cm以上のゆとり
  • 車の全長+1m以上の奥行き

が必要になります。小型車の大きさは標準的に、

全幅……1.7m
全長……4.1m
全高……1.5m

中型車の大きさは標準的に、

全幅……1.7m
全長……4.5m
全高……1.5m

です。

車が2台分止められる駐車場が欲しい場合は、車と車との間に最低限開閉のために必要な60cmのゆとりを設けたうえで、2台分の全幅を足します。そして、今回一台には車いすを利用している家族がいる前提なので、一台分は両側に1.4mずつのゆとりを持たせます。

ですので、計算式は

<必要な駐車場の幅>

1.4m+1.7m(中型車)+1.4m+1.7m(小型車)+0.6m=6.8m

必要な駐車場の幅 6.8m

奥行きは、中型車の4.5mに合わせ、余裕を持って1.5mのゆとりを設けるとします。

<必要な駐車場の奥行き>

4.5m+1.5m=6m

必要な駐車場の奥行き 6m

つまり、

小型車と中型車を直角駐車で止める場合で、車いすの家族がいる場合は……

幅6.8m×奥行き6m の駐車場が必要です。

高さについては、バックドア全開時の高さを測定した上で、必要と思われる分のゆとりを持たせて下さい。

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4.【詳細編】駐車場のタイプ解説と決め方&それぞれに向いているのはこんな人

駐車場には

  • オープンタイプ
  • 独立式ガレージ
  • ビルトインガレージ
  • カーポート

の4タイプがあります。
それぞれのメリット・デメリットと価格帯は以下の通りです。

<表 駐車場4タイプのメリット・デメリットと費用一覧>
駐車場の種類 メリット デメリット 費用※目安
オープンタイプ
  • 最も安価
  • 土地を最大限活用できる
  • 車体が雨風にさらされる
  • 防犯性が低い
舗装する素材による
独立式ガレージ
  • 車を雨風や紫外線から守れる
  • シャッターをつければ防犯対策にもなる
  • 施工費用が高い
  • 建築確認申請が必要な場合が多い
  • つくりによっては固定資産税が課税される
約100万円~
ビルトインガレージ
  • 車を雨風や紫外線から守れる
  • 防犯性が高い
  • 駐車場への移動距離が少なくて済む
  • 固定資産税を削減できる可能性がある
  • 施工費用が高い
  • 家の中に排気ガスが入り込む可能性がある
  • エンジン音が響く可能性がある
  • 耐震性に不安がある
  • 住居が2階以上からになる
約150万円~
カーポート
  • 設置費用がガレージに比べて安い
  • 車を鳥の糞や雨風から守れる
  • 安定性に欠ける恐れがある
  • 横からの雨風はしのげない
  • 自治体によっては固定資産税が課税される
安ければ約4万円程度~

以下で一つずつ解説いたします。

4-1. オープンタイプ

オープンタイプ イメージ

最も費用がかからず、設置の簡単な駐車場です。
駐車に必要な面積の土地を舗装すればメンテナンスの手間もかかりませんし、柱や壁を設置しないのでガレージやカーポートなどに比べて土地を最大限活用できます。

ただし、車体が雨風にさらされるというデメリットがあります。

4-2. 独立式ガレージ

 独立式ガレージ イメージ

独立式ガレージは家と別棟に建てるガレージです。屋根の他、三方向に壁のあるものを指します。
車を雨風や紫外線から守ることが出来、更にシャッターをつければ防犯対策も出来ます。

ただし設置費用が高く、1台分のガレージでも100万円程度かかることは珍しくありません。
基礎工事から行う必要のある建築物であるのに加え、排気ガスなどの有害物質がたまらないように換気をするための設備や照明を取り付ける必要もあるからです。

また、建築基準法上で建築物の扱いであるため、建築確認申請が必要です。(10㎡以下であったなど、必要のない場合もあります)

更に、つくりによっては固定資産税も課税されるため、予算には余裕のある方でないと、なかなか取り入れるのは難しいでしょう。

4-3. ビルトインガレージ

 ビルトインガレージ イメージ

ビルトインガレージは、建物の一階部分をガレージとして使用するタイプのものです。
独立式ガレージと同じく車を雨風や砂埃から守ることが出来て更に防犯性が高いといったメリットに加え、家の一部になるので、駐車場への移動距離が少なくて済む他、愛車家にとっては愛車を間近に感じられるという利点もあります。

また、延べ床面積に対してのガレージの割合によっては、固定資産税を軽減できる可能性もあります。

ただし、こちらも施工費用が高額です。150万円~300万円ほどかかると言われ、更に住居に比べて柱の数などが足りないので、耐震性にも不安があります。

更に、家の中に排気ガスが入り込む可能性はゼロではなく、エンジン音も響きますし、住居が2階からになってしまう点は、将来的に足が悪くなった時などには苦痛をもたらすでしょう。

4-4. カーポート

カーポート イメージ

カーポートは、安いものなら4万円程度から取り入れることが出来ますので、ガレージよりもずっと手軽です。
鳥の糞や雨風から車を守れますし、タイプも以下4つの中から用途に合わせて選ぶことが出来ます。

<表 カーポート 4種類>
片側支持タイプ 柱が片側のみに設置されるので、もう片側からの出入りがしやすく、施工費用も比較的安い。安定性は低い
両側支持タイプ 両側に柱を設置するので安定感があるが、その分幅を取らなければならず、車のドアと柱がぶつかるという設計ミスが生じがち。
背面支持タイプ 屋根の最後部にだけ柱を設置するので、見た目にも圧迫感がなく、乗降しやすい。ただし強度に心配がある。
後方支持タイプ 後方の柱だけで支えるタイプで、見た目はすっきりするが、こちらも強度に心配があり、強度を増すための基礎工事を別途必要とすることもある。

デメリットとしては、駐車時に柱が邪魔になることがあるのと、横からの風雨や砂ほこりは防げないことでしょう。
また、自治体によっては固定資産税が課税されることもありますが、少数です。

4-5. 決め方&それぞれに向いているのはこんな人

駐車場のタイプの決め方は、以下の通りです。

<駐車場のタイプの決め方>
  • コストをどれだけかけられるか
  • 車を雨風や鳥の糞といった被害から完全に守りたいかどうか

それぞれに向いている人を簡単に解説いたします。

<オープンタイプが向いている人>
  • 設置費用を安く済ませたい人
  • 広い場所の確保が難しい人
<独立式ガレージが向いている人>
  • 車を雨風や紫外線から完全に守りたい人
  • 車の手入れのための道具を置く場所も一緒に欲しい人
  • 予算に余裕がある人
  • 広い土地を確保できる人
<ビルトインガレージが向いている人>
  • 車を雨風や紫外線から完全に守りたい人
  • 車を常に間近で眺めていたい人
  • 家族ぐるみで車が好きな人
  • 予算に余裕がある人
<カーポートが向いている人>
  • ガレージほどではないにせよ、ある程度車を雨風や鳥の糞被害から守りたい人
  • 設置費用を安く済ませたい人
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5.【詳細編】駐車場の床面素材解説と決め方&それぞれに向いているのはこんな人

駐車場の床面に使われる素材には、代表的に以下の4種類があります。

  • 砂利
  • コンクリート
  • アスファルト
  • インターロッキング

それぞれのメリット・デメリットと価格帯は以下の通りです。

<表 駐車場床面素材4つとメリット・デメリットと価格帯一覧>
メリット デメリット 価格帯※目安
砂利
  • 他の素材と比べて最も安い
  • 工事の手間がかからない
  • 色合いが様々で見栄えが良い
  • 砂利を踏むと音がするため防犯になる
  • 砂利が跳ねて車に傷がつく恐れがある
  • 圧力がかかる部分の地面が沈む
  • 定期的に砂利の補充が必要
  • 最も安い
コンクリート
  • 耐久性に優れている
  • メンテナンスが簡単
  • 施工費用が高額
  • 高額だが、耐久性に見合っている
アスファルト
  • 車の走行音が静か
  • 水はけが良い
  • 広い施工範囲なら割安
  • 1台分などでは施工費用が割高になる
  • 地表温度が上がりやすい
  • メンテナンスの際に補修が必要
  • コンクリートに比べ、耐久性に劣る
  • 1台分程度なら割高になるので向かない
  • 広い施工範囲なら割安
インターロッキング
  • デザイン性が高い
  • 耐久性、透水性に加え、振動にも強い
  • 破損しても部分交換で済むのでメンテナンスが楽
  • 施工費用が高額
  • 職人の技術を要する
  • 場合によってはコンクリートを超えるほど高額だが、デザイン性は抜群

以下で一つずつ解説いたします。

5-1. 砂利

砂利 イメージ

砂利は他素材と比べて最も安価です。
㎡の単価は3,000円程度からで、重機のレンタルの値段などを考えても、1台分なら8万円程度で施工できることが多いです。

市販の砂利を敷き詰めて転圧するだけで完成するため、工事の手間がかかりません。
色合いも様々な中から選べるので見栄えが良く、砂利の上を歩くと音が立つので防犯にもなるでしょう。

ただし、砂利が跳ね飛ばされてボディに傷がつく危険性があり、強度があまりないので圧力のかかるところの地面が沈んだり、砂利が移動してしまうといったデメリットがあります。

また、砂利は段々減っていってしまうので、定期的な補充が必要です。

5-2. コンクリート

コンクリート イメージ

建て駐車場では最も一般的なイメージがある素材です。耐久性に優れており、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。

デメリットとしては施工費用が高く、工期も長いことが挙げられます。
㎡あたりの単価は厚みにもよりますが、1万円~が大体の目安で、1台分の駐車場であれば20万円程度かかることが多いようです。

5-3. アスファルト

アスファルト イメージ

アスファルト舗装は、㎡単価が大体5,000円~と言われますが、1台程度の駐車場であればおすすめしません。

なぜなら、アスファルト舗装はそれを施す面積によって㎡単価が全然変わってくることが多く、1台分だと施工してくれる会社が見つからない場合もあるためです。
比較的施工範囲が広い場所でおすすめの素材と言えます。

メリットとしては、車の走行音が静か、水はけが良いといったことが挙げられます。
デメリットは、地表温度が上がりやすい、メンテナンスの際に補修が必要といったことです。
また、コンクリートと比べて耐久性は劣る傾向にあります。

5-4. インターロッキング

インターロッキング イメージ

ンターロッキングとは、コンクリート調のタイルのことです。種類やデザインが豊富なので、かなりデザイン性が高く仕上がります。
耐久性・透水性に優れているほか、柔軟性があり、振動に強いです。雑草が生えにくいので除草の手間もなく、破損してもその部分のみを取り換えればよいので、メンテナンスが簡単なこともうれしいポイントでしょう。

ただし、施工費用は㎡単価9,000~10,000円が目安と、コンクリートに並んで高額です。
また、工期もコンクリートよりも長く、施工に技術を必要とするため、職人を選びます。

5-5. 決め方&それぞれに向いているのはこんな人

駐車場の床面素材の決め方は以下の通りです。

<駐車場の床面素材の決め方>
  • コストをどれだけかけられるか
  • 耐久性をどれだけ重視するか
  • デザイン性はどの程度あると良いか

それぞれに向いている人を簡単に解説いたします。

<砂利が向いている人>
  • 施工費用を安く済ませたい人
  • 砂利の質感や色合いが好きな人
<コンクリートが向いている人>
  • 耐久性のある素材で床面を舗装したい人
  • メンテナンスの手間をあまりかけたくない人
  • 初期費用に余裕がある人
<アスファルトが向いている人>
  • 広い面積を舗装する人
  • 特に床面のデザイン性に格別のこだわりはないという人
<インターロッキングが向いている人>
  • 極めてデザイン性が高い床面素材を選びたい人
  • メンテナンスの手間をあまりかけたくない人
  • 初期費用に余裕がある人

ここまで様々な観点から考えうる事例をご紹介しましたが、予算を考慮しながら仕様を考えるのは大変です。
理想のマイホームを建てるうえで後悔しないためにも、家づくりのとびらで複数社のプランを比較しながら検討を進めるとよいでしょう。

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まとめ

駐車場のサイズ・タイプ・床面素材の決め方や、サイズ決定シミュレーションなどをお伝えしました。
駐車場で後悔しないためには、これらをしっかり理解しておくことが大事です。
それではおさらいです。

この記事のポイント

駐車場の幅の基準は?

最低限の値は、以下のように定められています。

  • 軽自動車 2.0m
  • 小型乗用車 2.3m
  • 普通乗用車 2.5m

詳細は「2-1.最低限確保した方が良いサイズを確認する」で解説しています。

駐車場のタイプは?
  • オープンタイプ
  • 独立式ガレージ
  • ビルトインガレージ
  • カーポート

各タイプのメリット・デメリット、費用相場は「1-2. 駐車場のタイプの特徴と決め方」をご覧ください。

駐車場のサイズはどうやって決める?

2.【詳細編】失敗しない駐車場のサイズの決め方」では、駐車場のサイズの決め方について、以下の観点からお伝えしています。

  • 最低限確保した方が良いサイズを確認する
  • 直角駐車の場合のサイズの決め方
  • 並列駐車の場合のサイズの決め方
  • その他ケース別の決め方

ぜひ参考にしてください。

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