ヘリンボーン床で後悔しやすいポイントは?メリットや費用の相場も解説

ヘリンボーン床のメリットや費用相場を解説

短くカットした床材をV字に並べたヘリンボーン床は、デザイン性が高く、取り入れることで室内がおしゃれな雰囲気の空間になります。こだわりのある家づくりを目指す方から支持されるヘリンボーン床ですが、いくつかのデメリットに注意する必要があります。デメリットについて知らないまま家づくりをしてしまうと、後悔してしまう可能性があるかもしれません。

この記事では、ヘリンボーン床のある注文住宅の建築を検討している方に向けて、以下の内容を解説します。

この記事でわかること
  • ヘリンボーン床の概要
  • ヘリンボーン床で後悔しやすいポイント
  • ヘリンボーン床のメリット

ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください。

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1.ヘリンボーン床とは

へリンボーン床とは、フローリングの張り方の1種であり、短くカットした床材をV字になるように並べた床を指します。

一般的なフローリングは、床材を平行に並べます。これに対して、ヘリンボーン床は短めの木材をV字に張っていくためデザイン性が高く、取り入れると室内がおしゃれな雰囲気の空間になるのが特徴です。存在感が強いため、床を主体としたインテリアを楽しめます。

ヘリンボーン床は、日本の伝統模様である「杉綾織(すぎあやおり)」と似た形です。そのため、日本では馴染みのあるデザインとして受け入れられています。杉綾織は、杉の葉のようなV字形を連続して織る手法、またはその生地のことで、「ヘリンボーン」とも呼ばれます。

1-1.ヘリンボーンの由来

ヘリンボーンの由来 イメージ

ヘリンボーンの語源は魚のニシン(herring)と骨(bone)であり、「ニシンの骨」です。V字に短い木材が連なる様子がニシンの骨に似ていることから、ヘリンボーンと呼ばれるようになりました。

ただし、魚の中で、ニシンの骨の形が特徴的なわけではありません。ヘリンボーンという言葉が生まれた、17世紀頃の中世ヨーロッパで大量に捕れる魚がニシンだったため、似た形の柄がヘリンボーンと呼ばれるようになったといわれています。

1-2.フレンチヘリンボーンとの違い

フレンチヘリンボーンとの違い イメージ

ヘリンボーンには、「ヘリンボーン」と「フレンチヘリンボーン」の2種類の張り方が存在します。魚の骨の形に似た張り方という点は同じものの、使用する木材のカットの仕方が異なる点がポイントです。

ヘリンボーンは角が直角の床材をV字に組み合わせていく一方で、フレンチヘリンボーンは直角ではなく、斜めにカットされている床材を、45度になるように張っていきます。フレンチヘリンボーンは、カットされた床材同士の接するラインが一直線になるのが特徴です。

2.ヘリンボーン床で後悔するポイント

ヘリンボーン床で後悔するポイント イメージ

おしゃれで個性的な雰囲気があり、日本では比較的馴染みのあるデザインのヘリンボーン床ですが、採用したことで後悔している人もいます。ヘリンボーン床の後悔しやすいポイントは、主に以下の5点です。

  • 費用が高い
  • 飽きやすい
  • 部屋が狭く見える
  • 工期が長い
  • 床暖房に不向き

ヘリンボーン床の後悔しやすいポイントについて解説します。

2-1.費用が高い

ヘリンボーン床は、一般的なフローリングに比べて費用が高いことが特徴です。費用がかかってしまったことを後悔するケースがみられます。

よくみられる定尺張りフローリングに比べ、材料費は1.5倍、施工費は2倍程度の価格です。材料費が高いのは、V字のような形に仕上げていくため、使用する床材の数が多いためです。V字模様にするため、破棄することになる部分も出てきてしまいます。

施工費が通常のフローリングの2倍程度なのは、施行方法が複雑で時間や手間がかかることが原因です。ヘリンボーン床は、床材の費用を少しでも抑えたい方には向かない可能性が高いと考えられます。

2-2.飽きやすい

ヘリンボーン床は、個性的で存在感のある点が魅力です。しかし、存在感が強いがゆえに、飽きやすい点を考慮する必要があります。

ヘリンボーンのデザインに惚れ込んでいる、あるいは「ヘリンボーン床の魅力をいかしたこだわりのインテリアにしたい」というように、部屋づくりの明確なイメージがあるような場合は、問題ありません。しかし、なんとなくヘリンボーン床を選択してしまうと、その部屋で過ごすうちに「もっとシンプルなデザインにすればよかった」と後悔してしまう可能性があります。

床材は、簡単にはリフォームができません。そのため、家中にヘリンボーン床を採用しようと考えているような場合は、慎重に判断することをおすすめします。

2-3.部屋が狭く見える

ヘリンボーン床を採用した後に、部屋が狭く見えると気づき後悔してしまうケースも珍しくありません。ヘリンボーン床は模様のインパクトが強いため、広い空間であればアクセントになり、おしゃれな空間づくりに一役買います。しかし、あまり広さがない部屋をヘリンボーン床にすると、部屋が窮屈な印象になります。

あまり広くない部屋にヘリンボーン床を採用する予定の方は、淡い色目で木目の目立たない木材を選べば、圧迫感を低減できるでしょう。

2-4.床暖房に不向き

家を建てた後にヘリンボーン床が床暖房に不向きであることを知り、後悔しているケースもみられます。ヘリンボーンの特殊な工法は、床暖房と相性が悪いことがあることに注意が必要です。ヘリンボーンを張る際は、一般的なフローリングよりも1枚多くの床材を挟むことがあり、このケースでは床暖房の効き目が悪くなる場合があります。

また、ヘリンボーン床に限った話ではありませんが、無垢材を使用した場合は床暖房の熱によって変形してしまうリスクがあるため、床暖房に適していません。無垢材は自然な状態の木材であり、水分が含まれていることが特徴です。そのため、床暖房の熱で無垢材の水分が急激に減ってしまい、水分を失った無垢材は反りや割れが生じやすくなります。

床材が変形したり割れてしまったりした場合は、張り替えなければなりません。床暖房を検討している場合は、床暖房と相性のよい床材を選ぶのが賢明です。

【新築】床暖房の設置費用はいくら?種類ごとの相場目安やメリット・デメリットを解説

2-5.工期が長い

ヘリンボーン床は、定尺張りをはじめとする、一般的によくみられるフローリングに比べて工事が長い傾向があります。ヘリンボーン床は床材を斜めにカットし、貼り合わせていかなければならないため、施行に時間がかかるためです。

ただし、施工が長引くといっても、数ヵ月というレベルではなく、数日余計にかかるというイメージです。そのため、工期が長いことのみを理由に、ヘリンボーン床を諦める必要はないと考えてください。ヘリンボーン床にする場合は、通常のフローリングよりも、施工期間を数日程度長めにみておくと安心です。

ここまで、ヘリンボーン床で後悔するポイントを解説しました。希望する間取りや設計によって、前述した後悔するポイントが気になる方も、気にならない方もいるでしょう。理想のマイホームの設計にあたり、どんな間取りに、どんなヘリンボーン床を導入することが適切か、プロのアドバイスが欲しいという方も多いのではないでしょうか。
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3.ヘリンボーン床のメリット

ヘリンボーン床のメリット イメージ

ヘリンボーン床にデメリットがある場合でも、それを上回るメリットがあれば、満足感を得られます。ここからは、ヘリンボーン床のメリットをご紹介します。ヘリンボーン床の主なメリットは、以下の3つです。

  • デザイン性が高い
  • 幅広いテイストに合う
  • 高級感が出る

各メリットを解説します。

3-1.デザイン性が高い

ヘリンボーン床は、伝統的なテイストと現代的な感覚がセットになった、美しいデザインです。

部屋の中で、フローリングはかなり広範囲を占める存在です。そのため、フローリングにデザイン性の高いヘリンボーン床を取り入れると、空間全体をおしゃれで洗練された印象に変えてくれます。「普通のフローリングはシンプルすぎて物足りない」「ありきたりの部屋では満足できない」という方には、とくにおすすめです。

3-2.幅広いテイストに合う

ヘリンボーン床は、個性的でインパクトがある柄でありながら、幅広いテイストに合わせやすい点が魅力です。たとえば、木目や節が目立つ床材を選べば、ヴィンテージ感を高められます。また、ヘリンボーン床はもともとヨーロッパで生まれたため、ヨーロッパ王朝を彷彿とさせるクラシカルなテイストにもぴったりです。

ナチュラルなテイストに合うのはもちろん、モダンテイストやアジアンテイストの部屋にも、ほどよく存在を主張しながらも違和感なく馴染むのが魅力です。

3-3.高級感が出る

床をヘリンボーンにすると、高級感や重厚感にあふれた空間になります。床材をV字型に並べる模様は、ダイナミックかつ芸術的です。長方形の床材を並べた一般的なフローリングはシンプルさが魅力である反面、味気なさを感じる面もあります。しかし、ヘリンボーン床であれば、洗練された高級感のある床になるでしょう。

選ぶ木材の種類や色合いによって、さらに上質な印象がアップすることもポイントです。美しく高級感のあるヘリンボーン床は、インテリアのアクセントとして部屋全体を引き立てます

ここでは、ヘリンボーン床のメリットを解説しました。

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4.ヘリンボーン床の相場

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ヘリンボーン床にかかる費用の相場は、一般的な定尺張りのフローリングに比べ、材料費は約1.5倍、施工費は2倍程度かかります。

ヘリンボーン床の本体の価格は、床材の材質によって1m²で6,000円〜15,000円と幅があるものの、メジャーなものだと1m²につき10,000円前後の商品です。施工費の相場は、1m²あたり7,500円程度と考えておいてください。

そのため、本体価格と施工費を合わせた1m²あたりの相場は、17,500円程度と考えられます。

家づくりの資金計画を立てる|予算の立て方と費用の内訳【初級編】

5.ヘリンボーン床の素材の種類

ヘリンボーン床は、張り合わせる素材によって、印象が大きく変化します。それぞれの特徴を知り、理想の床の雰囲気に合った素材を選ぶことが大切です。ヘリンボーン床に用いられる素材は、主に以下の4つです。

  • 集成材
  • 無垢材
  • クッションフロア
  • Pタイル

それぞれの特徴を解説します。

5-1.集成材

集成材は、薄い木の板を乾燥させ、接着剤で張り合わせた人工的な木材です。表面に化粧材などを張り合わせており、扱いやすく、一般的な住宅でよく使われる素材です。ホームセンターなどでも販売されており、比較的安く手に入ります。

集成材のメリットは、品質にバラつきがないことや、表面に張ってあるシートによって、変形やひび割れを起こしにくいことです。強度があり日頃の手入れもしやすいため、人気があります。

ただし、年月が経つと劣化していきます。また肌触りは硬く、裸足で過ごす場合、とくに冬場は冷たさが気になるかもしれません。天然木に比べると質感が劣るため、どの程度の質感を求めるのかを決めておくことをおすすめします。

5-2.無垢材

無垢材は丸太から切り出して作られるため、木が持つ本来の風合いや温かみを感じられます。床を歩いたときの肌触りや、美しい木目が魅力です。年月が経つにつれ、色合いが深みを帯びてくるため、経年変化も楽しめるでしょう。

無垢材には、パインやウォルナット、オークなどの種類があります。それぞれ耐久性や柔らかさ、色味や木目の風合いも異なります。集成材に比べて価格が高い傾向があるものの、木の種類によっては安価におさまるものもあるため、好みや予算を考慮して選んでください。

無垢材は部屋の湿度によって水分を吸収したり、放出したりする調湿作用を持つため、夏の暑い日や梅雨のジメジメした日は湿度を吸収して湿度を下げ、乾燥する冬は水分の放出による室内を快適に保ってくれます。その一方で、この調湿作用によって木材が膨張したり収縮したりするため、反りや隙間が生じる可能性がある点がデメリットといえます。

5-3.クッションフロア

クッションフロアは、ビニール素材でできている柔らかい素材です。万が一転倒してしまった場合でも、怪我のリスクを減らせます。そのため、歩き始めたばかりの子どもや高齢の方がいる家庭での利用をおすすめします。ヘリンボーン柄が施された、木材の風合いを表現した製品はありますが、天然の木材と比べるとどうしても風合いが劣ってしまうため、見た目よりも機能性を重視する方に適しているといえるでしょう。

5-4.Pタイル

プラスチックでできた床材が、Pタイルです。塩化ビニール樹脂を原料とし、軽くて薄い点が特徴です。安く手に入るうえ、汚れや傷にも強く、耐水性や耐熱性に優れています。また、気軽に好きな形にカットできるため、扱いやすいこともメリットです。

Pタイルの中には、木目調を施した製品も販売されているため、木材の代わりに採用されるケースもみられます。

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まとめ

ヘリンボーン床を取り入れることで、室内がおしゃれで洗練された雰囲気の空間に変わります。一般的なシンプルなフローリングにはない、高級感や重厚感も魅力です。

しかし、「費用が高い」「飽きやすい」「部屋が狭く見える」といったデメリットも存在します。これらのデメリットを知らないまま家づくりに取り入れてしまうと、後悔してしまうかもしれません。ヘリンボーン床が気になっている方は、メリットとデメリットの両方を理解したうえで判断することをおすすめします。

ぜひ本記事を参考に、ヘリンボーン床の理想の家づくりを実現させてくださいね。

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