防音のための吸音・遮音とは?違いや家づくりのポイント解説

防音・遮音・吸音とは 防音性に優れた家づくり

これから家を建てる人の中には、

「静かな環境で暮らしたい」
「騒音で隣家に迷惑をかけたくない」
「家の中で楽器演奏や映画鑑賞を楽しみたい」

といった要望をお持ちの方も多いでしょう。
このような要望がある場合は、家づくりの段階で防音対策について知っておくことが大切です。

防音対策とは、遮音と吸音を組み合わせることで室内外の音漏れを防ぐことです。

遮音・吸音とは?
  • 遮音:空気中に伝わる音を遮断して跳ね返すこと
  • 吸音:空気中に伝わる音を吸収すること

立地や建物の構造、設備など住宅の根本的な部分から対策を講じれば、高い防音性を持ったマイホームを実現できますよ。

この記事でわかること
  • 防音・遮音・吸音の違い
  • 防音性の高い家づくりのポイント
  • 防音対策でおすすめのハウスメーカー3社

防音対策が得意なハウスメーカーの防音対策に関する工夫も詳しく解説するので、ぜひ家づくりの際の参考にしてください。

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注文住宅の購入に必要な費用や手順について知りたい方は「家を建てるには」の記事もご覧ください。

1.防音・遮音・吸音の違い

吸音(音を「吸収」する)+遮音(音を「遮断」する)=防音

まずは、防音対策の基本となる「遮音」「吸音」「防音」の3つの違いについて解説します。

1-1.遮音とは

遮音とは、空気中に伝わる音を遮断して跳ね返すことで、音漏れを防ぐことです。

遮音材にはコンクリートや石膏、鉄板などの固くて孔が少ない素材が用いられます。
遮音材は重量が重く、費用もかかるため、適用する場所を厳選することが必要です。

なお、遮音性は高すぎると、必要以上に室内で音が反響するため、室内での音が聞き取りにくくなってしまうことがあります。音そのものが変わってしまうこともあるので念頭に置いておきましょう。

1-2.吸音とは

吸音とは、空気中に伝わる音を吸収することで、音の反射を防ぎ、音漏れを防ぐことです。

音を外部に漏らさないことを目指すのは遮音と同じですが、跳ね返すのではなく吸収する点が異なります。

吸音材には、グラスウールやウレタンフォームなどの軟らかくて孔が多い素材が用いられることが一般的です。
吸音材は重量が軽いため、遮音材と比べると扱いやすい傾向にあります。

なお、吸音性が高すぎると反響音がなくなるため音の響きを楽しめず、音楽や会話が寂しい印象になる点に注意が必要です。

1-3.防音とは

防音とは、室内の音が外に漏れるのを防ぎ、なおかつ室外の音が中に入るのを防ぐことです。
遮音と吸音を組み合わせることで、防音の仕組みを作ることができます。

防音性を高めるためには、以下の手順が望ましいです。

遮音・吸音の組み合わせ順
  1. 遮音対策を基本として騒音をシャットアウトする
  2. 反響音が大きくなりすぎないよう、その上から適切な吸音対策を組み合わせる

防音性の高い住環境で過ごすには、家づくりの段階で防音対策に注目することが大事です。

家づくりの予算に合った防音対策を取り入れたい方は、まず、ハウスメーカー・工務店が提案する実際の住宅プランを比較してみてください。具体的なプランのイメージが付きやすくなり、スムーズに家づくりが進みますよ。

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2.防音性の高い家づくりのポイント

先述のとおり、防音性に配慮した住空間で暮らすには、家づくりの段階から防音対策を練る必要があります。

防音性の高い住宅を建てる際には、次のポイントを押さえておきましょう。

防音性の高い家づくりのポイント
  1. 【構造】鉄筋コンクリート造を選ぶ
  2. 【間取り】騒音が気になる部屋・空間を中央に配置する
  3. 【間取り】収納・廊下・家具の配置で防音性を高める
  4. 【間取り】防音室を設置する
  5. 【設備】防音ガラス・二重窓を取り付ける
  6. 【設備】クッションフロアを敷く
  7. 【土地】交通量の多い道路沿いを避ける
  8. 【土地】近隣の住民をチェックする

なお、「外部の騒音をシャットアウトしたい方」「建物内の音を外部に漏らしたくない方」では、工夫すべき防音対策が異なることがあります。

以下より詳しく見ていきましょう。

2-1.【構造】鉄筋コンクリート造を選ぶ

【構造】鉄筋コンクリート造を選ぶ イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で楽器演奏や映画・音楽鑑賞を楽しみたい方
  • 家の前に線路や大きな道路がある方
  • テレワークや赤ちゃんのお昼寝を外部の騒音で妨害されたくない方
  • 子どもの声やペットの鳴き声が外に漏れないか気になる方

住宅でよく用いられる構造では、以下の順に遮音性に優れているといわれています。

【構造】遮音性に優れている順

鉄筋コンクリート造 > 軽量鉄骨造 > 木造

孔が少なく密度の高い素材を使った建物ほど遮音性が高まるため、鉄筋コンクリート造は防音性に優れているといえます。

ただし、遮音性が優れている構造ほど建築費用も高くなる傾向にあります。

予算オーバーが気になる方は、木造住宅を基本とし、防音したい部屋のみを鉄筋コンクリートで囲むのもおすすめです。その場合、構造内に遮音材を貼り、隙間ができないよう工夫するとより効果的です。

▶【鉄筋コンクリート造】で防音に優れた住宅プランを立てる(無料)

2-2.【間取り】騒音が気になる部屋・空間を中央に配置する

【間取り】騒音が気になる部屋・空間を中央に配置する イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で映画・音楽鑑賞を楽しみたい方
  • テレワークや赤ちゃんのお昼寝を外部の騒音で妨害されたくない方
  • 子どもの声やペットの鳴き声が外に漏れないか気になる方

間取りを工夫することでも、防音性を高めることは可能です。

例えば、以下のように騒音が気になる部屋・空間を住宅の中央に配置すると、周囲の部屋の壁が遮音材として働き、防音効果が高まるでしょう。

遮音性を高める部屋・空間の配置例
  • 楽器を演奏する部屋や子どもが遊ぶ部屋を建物の中央部分に配置する
  • ペット用のスペースとして中庭を作る

▶【部屋・空間の中央配置】で防音に優れた住宅プランを立てる(無料)

2-3.【間取り】収納・廊下・家具の配置で防音性を高める

【間取り】収納・廊下・家具の配置で防音性を高める イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で映画・音楽鑑賞を楽しみたい方
  • テレワークや赤ちゃんのお昼寝を外部の騒音で妨害されたくない方
  • 建築費用をなるべく抑えたい方

間取りを作る際、音を遮るように収納スペースや廊下を設置すれば、一部の住空間の防音性は確保できるでしょう。
隣家や道路の音が気になる部分に、収納スペースや廊下を設置してみましょう。

収納や廊下を挟んでリビングや居室を構えれば、共有スペースや個人スペースではある程度静かに過ごせるでしょう。

面積や予算の都合で収納や廊下を設置できない場合、代わりにタンスや飾り棚などの大型家具を配置するのもおすすめです。

なお、遮音対策を念頭に、どの家具をどの場所に置くか決めておくと、間取りを決めやすくなります。
収納家具を多く置く場所なら納戸やウォークインクローゼット、食器棚ならキッチンやパントリーというように、部屋と家具はリンクしているため、合理的に防音性の高い間取りを考えられるでしょう。

▶【収納・廊下・家具】で防音に優れた住宅プランを立てる(無料)

2-4.【間取り】防音室を設置する

【間取り】防音室を設置する イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で音量の大きい楽器を演奏したい方
  • 本格的なレコーディングをしたい方
  • 大音量で映画・音楽鑑賞を楽しみたい方

トランペットやドラムといった音量の大きい楽器の演奏や、迫力あるサウンドで映画・音楽鑑賞を楽しみたい方は、室内の音が外部に漏れないよう防音室を設置しましょう。

防音室があれば、24時間好きな時に音楽や映画を楽しむことができますよ。
自宅で音楽教室を開きたい方にもおすすめです。

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2-5.【設備】防音ガラス・二重窓を取り付ける

【設備】防音ガラス・二重窓を取り付ける イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で音量の大きい楽器を演奏したい方
  • 本格的なレコーディングをしたい方
  • 大音量で映画・音楽鑑賞を楽しみたい方
  • 断熱・結露対策にも配慮したい方
  • 建築費用をなるべく抑えたい方

防音性の高い防音ガラスや二重窓を取り付けることでも、防音対策は可能です。

防音ガラスとは、ガラスを複数枚貼り合わせたガラス、二重窓とは、既存の窓の内側に別の窓を取り付けることです。いずれもガラスとガラスの間に空気が入ることで、防音効果が高まります。

一般的に防音ガラスより二重窓のほうが防音性は高いとされています。
結露防止効果もあるため、隣家や道路の音が気になるときだけでなく、寒さ対策・結露対策としても検討してみてはいかがでしょうか。

防音室のような採光性を問わない空間の窓は、窓自体を小さくするのもおすすめです。

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2-6.【設備】クッションフロアを敷く

【設備】クッションフロアを敷く イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • 住宅内で楽器演奏や映画・音楽鑑賞を楽しみたい方
  • 二世帯住宅やテレワークで子供の足音に配慮したい方

階上の音が階下に漏れるのが気になるときは、クッションフロアを敷く方法も検討できます。

クッションフロアを階上に敷くべき状況例
  • 階上に子ども部屋があり、階下に寝室があるとき
  • 階上に音楽・映画を鑑賞する部屋があるとき

なお、建築後にあとからクッションフロアを敷くことも可能ですが、人件費や出張費などが別途発生するため割高になりやすいです。
トータルコストを抑えるためにも、できれば新築時に検討しておきましょう。

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2-7.【土地】交通量の多い道路沿いを避ける

【土地】交通量の多い道路沿いを避ける イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • テレワークや赤ちゃんのお昼寝を外部の騒音で妨害されたくない方
  • 建築費用をなるべく抑えたい方

建物構造や間取り、窓、床だけで、完全に外部の音をシャットアウトすることは困難です。
静かな環境での暮らしを重視するなら、交通量の多い道路沿いの土地は避けましょう。

なお、交通量は時間帯によって変わります。
大きな道路に面している土地を購入するときは、朝昼晩ごとの交通量や騒音をチェックしてみてください。

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2-8.【土地】近隣の住民をチェックする

【土地】近隣の住民をチェックする イメージ

この防音対策がおすすめの方
  • テレワークや赤ちゃんのお昼寝を外部の騒音で妨害されたくない方
  • 建築費用をなるべく抑えたい方

近隣の住民による騒音が、気になることもあるかもしれません。

近隣の住民による騒音例
  • 車やバイクのエンジン音を長時間鳴らされる
  • 防音室以外で楽器を練習される
  • ペットの犬がいつでも吠えている

とはいえ、交通量とは異なり、近隣の住民による騒音は簡単には調査できないでしょう。

時間帯や曜日を変えて、何度か候補地に出向いたり、売買を担当している不動産会社に直接問い合わせたりしてみましょう。

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3.防音対策でおすすめのハウスメーカー3選

各ハウスメーカーでは、「静かに暮らしたい」「近隣に騒音をかけたくない」と願うオーナーのために、さまざまな防音対策が用意されています。

防音性に優れた家を建てるなら、防音対策を得意とするハウスメーカー・工務店を建築依頼先に選びましょう。

おすすめのハウスメーカー3社の特徴を解説します。

3-1.ヘーベルハウス

へーベルハウス

引用元:へーベルハウス 公式HP

ヘーベルハウスは、鉄筋コンクリート造の住宅に対応するハウスメーカーです。

構造上、すでに木造住宅よりも高い防音性がありますが、次の工夫によりさらにワンランク上の防音性を実現しています。

へーベルハウスの防音に関する工夫
  1. 透過する音を小さくする75mmの厚みの外壁「ALCコンクリート・ヘーベル」
  2. 音の低減効果を発揮する100mmの厚みの床材「ANRフロア」
  3. 防振ゴムにより振動を抑えた天井材「二世帯天井」

(1)ALCコンクリート・ヘーベル

ヘーベルハウスの外壁材「ALCコンクリート・ヘーベル」は、外部の音を反射し、なおかつ透過中に低減する独自の仕組みにより、高い遮音効果を発揮します。

ALCコンクリート・ヘーベルを隔てることで、電車の騒音でも図書館並みの静けさになるといわれています。

(2)ANRフロア

「ANRフロア」は、上階の音を階下に伝えない独自構造を持つ床材です。

強化石膏ボードやロックウールなどの吸音材を含む100mmの厚さの床材で、子どもが飛び跳ねたり走り回ったりする音を低減します。

(3)二世帯天井

二世帯住宅には、防振ゴムを組み込んだ防振吊り金物を内部構造に含む「二世帯天井」を採用しています。

二世帯住宅では、世帯間で生活時間帯が異なることが予想されます。
2階を子世帯の住空間とし、子どもたちが走り回っても、「二世帯天井」の防振ゴムが振動を抑えて重量衝撃音を低減。1階の親世帯は安眠を妨害されにくくなります。

▶【へーベルハウス】など、防音性に優れた住宅プランを比較(無料)

3-2.ダイワハウス

ダイワハウス

引用元:ダイワハウス 公式HP

ダイワハウスでは、優れた遮音性を発揮する以下の仕組みにより、防音性の高い住宅を実現しています。

ダイワハウスの防音に関する工夫
  1. 二重の防振構造により遮音性を高める「外張り断熱通気外壁」
  2. 二重の防振技術で生活音を低減する「マルチプレックス遮音床」
  3. 防音室・静音室「音の自由区」

(1)外張り断熱通気外壁

屋外の騒音は壁を揺らし、その振動が屋内に音となって伝わります。

「外張り断熱通気外壁」は音を伝える振動に注目し、外壁材と内壁材の両方に防振構造を採用しました。

また、吸音性の高い断熱材を外張りにし、遮音性能と断熱性能を同時に高め、居心地のよい空間を可能にします。

(2)マルチプレックス遮音床

マルチプレックス遮音床は、防振天井吊り金物と低反発特殊防振ゴムにより、床から柱や梁に伝わる音を抑える床構造です。

椅子を引きずる音や足音などの階上から伝わる生活音を抑え、静かな空間を実現します。

(3)音の自由区

ダイワハウスでは、ライフスタイルに合わせて選べる3つの防音室プランを用意しています。

  • 減音目安70dBA「奏でる家+」
  • 減音目安55dBA「奏でる家」
  • 減音目安45dBA「やすらぐ家」

「dB(デシベル)」は音の強さや音圧を表す単位で、人が感じる音の大きさを表す際には「dBA(デシベルエー)」という単位が使われます。
音は10dBA強くなるごとに倍の大きさに感じ、防音室をどのように活用したいのかによって減音目安を選べるようになっています。

▶【ダイワハウス】など、防音性に優れた住宅プランを比較(無料)

3-3.百年住宅

百年住宅

引用元:百年住宅 公式HP

鉄筋コンクリート造の住宅を建てられる百年住宅は、高い遮音性能を誇る構造が特徴です。

百年住宅の防音に関する工夫
  1. 音を半分以下に低減する「PCパネル」
  2. 発泡ウレタンを敷き詰めた「二重壁」

遮音性は質量に比例するため、質量が重ければ重いほど高遮音が叶います。
百年住宅の「PCパネル」は一般的な木材やALC板と比べて3倍以上の重さがあり、ワンランク上の遮音性の高さを発揮します。

具体的には、100dB(電車が通るときのガードの下の音程度)の音が半分以下の45dBに低減されるといわれています。

PCパネルは標準仕様のため、特別な施工をしなくても、静かな暮らしを実現します。

また、遮音性を上げるために、空気を多量に含む発泡ウレタンを二重壁内に敷き詰める工夫も行っています。
これにより気密性を高め、隙間からの音漏れを防ぎます。

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以上が、防音対策でおすすめのハウスメーカー3社です。

ちなみに、ハウスメーカー・工務店との契約の決定打として特に多いのは、「営業担当者が気に入ったから」というものです。

営業担当者は、これから家を建てるための段取りや家づくりプランの提案はもちろん、家を建てた後のメンテナンス・修繕などでもかかわる相手です。永くコミュニケーションを取り続ける相手になるので、とても重要なポイントといえるでしょう。

しかし、ブログやSNSなどで気になるハウスメーカー・工務店の営業担当者に関する口コミを検索しても、人によって感じ方やこだわりたい箇所が異なるため、すべてを真に受けることもできず、非常に判断が難しいポイントですよね。

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お家のいろは コラム
完全防音の建築は不可能

音は空気や資材のわずかな振動によっても伝わるため、完全防音住宅を実現することは不可能です。

しかし、遮音性や吸音性に優れる資材を活用したり、防音性に優れたハウスメーカー・工務店を選んだりすることで、静かな暮らしは手に入りやすくなります。

そのほか細やかな工夫を重ねることで、さらに防音性を高めることもできます。
次章で紹介する設計以外のアイデアも採り入れ、静かな住空間を実現させましょう。

4.建築後に防音性を高める工夫

最後に、建築後にも取り入れられる防音対策を解説します。

先述のとおり、どのようなスペック・構造であっても完全防音住は不可能です。
細やかな工夫にも注目し、快適な住空間を目指しましょう。

4-1.遮音シートを貼る

遮音シートは、音を跳ね返すことで生活音を外部に漏らしにくくするアイテムです。
主に、天井や壁に貼って使います。

単体では高い効果を見込みにくいため、他の防音グッズとも組み合わせて使うのが基本です。

4-2.遮音カーテン・防音カーテンを吊るす

遮音カーテンとは、音を跳ね返す素材でできたカーテンです。

一方、防音カーテンとは、遮音性と吸音性の両方の効果を期待できるカーテンです。

窓から少し離れた位置に吊るすことで、振動が窓に伝わりにくくなり、防音性を高められます。

4-3.カーペットを敷く

椅子の引きずる音が気になる場所には、カーペットを敷いてみてはいかがでしょうか。

カーペットには吸音効果があるため、ある程度の音の反響であれば抑えられます。

4-4.防音グッズを活用する

特定の音が気になるときは、その音に効果を発揮する防音グッズを活用しましょう。

防音グッズの活用例
  • 冷蔵庫や洗濯機など、振動音が気になる家電の下に防音(防振)ゴムを敷く
  • 椅子に脚カバーを取り付けて、引きずる音を緩和する

まとめ

生活音が外部に漏れることが気になる方、外部の騒音が気になる方は、住宅設計の段階で防音対策を練っておきましょう。

完全防音の住宅は不可能ですが、建築後にも実施できる防音対策を組み合わせることで、高い防音性を発揮する住宅ができます。

この記事のポイント

防音と吸音と遮音の違いは何ですか?
  • 遮音:空気中に伝わる音を遮断して跳ね返すこと
  • 吸音:空気中に伝わる音を吸収すること
  • 防音:遮音と吸音を組み合わせることで、室内外の音漏れを防ぐこと

詳細は「1.防音・遮音・吸音とは?」で解説しています。

防音カーテンと遮音カーテンの違いは何ですか?
  • 防音カーテン:遮音性と吸音性の両方の効果を期待できるカーテン
  • 遮音カーテン:音を跳ね返す素材でできたカーテン

防音・遮音カーテンについては「4-2.遮音カーテン・防音カーテンを吊るす」をご覧ください。

遮音シートだけで防音効果は出ますか?

遮音シート単体では高い防音効果を見込みにくいです。
他の防音グッズと組み合わせたり、新築時に設計段階で構造や間取りなどに工夫を凝らしたりすることが大事です。

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