この記事は、家の購入を検討している独身の方が「家を買うべきかどうか」決断できる様、決断に必要な知識を幅広く網羅して紹介しています。
400万以上の年収がある事が前提条件ですが、独身でも家を買うべき人はズバリ
- 老後の不安を軽減したい人
- 転勤がない仕事に就いていて、暮らしたい街が決まっている人
- こだわりの外観・内装で生活したい人
- 万が一に備えたい人
です。
また独身で家を買うメリット、デメリットは以下です。
- 家賃を払うお金を住宅ローンの返済に充てられるため、住宅費の無駄を省ける
- 転勤があっても、貸したり売ったりすることで収入源になる
- 大きめの家なら結婚後も住み続ける事ができる上に、住宅ローン返済が早く終わるため老後資金を準備しやすくなる
- 転勤や転職があった際に面倒である
- 長期間住宅ローン支払うことを不安に思う
- 中古マンションを購入した場合、修繕費用や管理コストが気になる
以下、解説していきます
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家を買うと決めたらまずやることや、家を買うベストタイミングを整理したい方は「家を買う」もご覧ください。
Contents
1.「既に独身でも家を持っている人」はこんな人
1-1.単身世帯の持ち家率は32.7%
「独身でも家を持っている」人は、そんなに特別な人ではありません。
独身でも家を持っている人はどのくらいいるのかについて解説します。
総務省の調べから以下のようなデータが出ており、単身世帯で家を持っている人は32.7%という調査結果となっています。
内訳 | 割合(%) |
---|---|
持ち家率 | 32.7% |
(一戸建て) | 23.8% |
(共同住宅) | 8.3% |
参考:総務省統計局|平成22年 統計トピックス No.47 「統計からみた我が国の住宅」
「家を持っている人」すべてが買った人ではなく、「相続」や「離婚・死別による単身世帯化」の人も含まれおり、買った人がどれくらいいるのかを厳密に判別する事はできないのですが、多くの「買った人」が含まれている事は間違いなく、「独身で家を買うのは珍しい事ではない」と言えるでしょう。
1-2.家を買うときに必要な年収「400万~800万円」
住宅金融支援機構の調査によれば、住宅ローンを組んで住宅(マンション、一戸建てすべて含む)を購入した人の世帯年収のボリュームゾーンは400万~800万円でした。
金利タイプ別に見ると、以下のとおりです。
- 「変動型」の利用者は、世帯年収「600万円~800万円」が最も多い
- 「固定期間選択型」 「全期間固定型」の利用者は、世帯年収「400万円~600万円」が最も多い
つまり個人年収が400万を超えれば、「独身でも家を買うのはあたり前にある選択肢」であると言えます。
参考:住宅金融支援機構|住宅ローン利用者の実態調査(2023年4月調査)
1-3.家を買う平均年齢は20代~40代
住宅を購入している人は「20代~40代」がほとんどで、30代がボリュームゾーンになっています。
早いうちから住宅ローンの利用を開始すれば返済期間を長く設定でき、毎月の返済額を抑えられるだけでなく、融資額を増やすことも可能だからです。
これは独身・既婚関係なく同じ条件なので、「独身でも30代で家を買う人が多い」と推定されます。
1-4. 平均返済額は毎月13.2万円
住宅金融支援機構の調査によると、「フラット35」を利用して土地付き注文住宅を購入した人の購入価格や資金調達の内訳は以下のとおりです。
購入価格
- 建設費…3,194.6万円
- 土地取得費…1,499.5万円
資金調達
- 手持ち金…449.6万円
- 融資金4,017.7万円
- 毎月の返済額…13.2万円
参考:住宅金融支援機構|2022年度 フラット35利用者調査
毎月の返済額平均は「13.2万円」です。
つまり「月13.2万円を返済できる人」であれば、独身でも家を買う条件を持っているといえます。
2.「独身でも家を買うべき人」はこんな人
400万以上の収入がある事を前提条件にした上で、後述する「メリット・デメリット」も踏まえて「独身でも家を買うべき人」の条件を端的に述べると、以下になります。
- 老後の不安を軽減したい人
- 転勤がない仕事についていて、暮らしたい街が決まっている人
- こだわりの外観・内装で生活したい人
- 万が一に備えたい人
以降、詳細を解説します。
その1 老後の不安を軽減したい人
老後の生活に不安がある人は、住宅購入をおすすめします。
家を購入せずに賃貸住宅に住み続ける場合、いつまでも家賃を支払うことになるため、住宅費が負担になるかもしれません。
また、賃貸住宅には次のリスクもあります。
- 家賃が値上がりし、支払いが難しくなる
- 大家さんの都合で建物の取り壊しが決まる
- 建物や設備が老朽化しても、自由に修繕・買い替えができない
もし住んでいる賃貸住宅が建て替え等されて、引っ越さなければならなくなった場合、新しく賃貸契約を結ぶときには審査があるため、年齢や状況によっては住宅を借りられない可能性もあるでしょう。
一方、持ち家なら、老後の「賃貸住宅のリスク」を回避し、いつまでも居住し続けることが可能であり、買えるうちに買うメリットが大きいです。
その2 転勤がない仕事に就いていて、暮らしたい街が決まっている人
暮らしたい街が決まっている人は、家を買うほうがよいでしょう。
賃貸であれ持ち家であれ、引っ越しには多大な費用がかかります。
将来的に引っ越しの予定がないなら、家を買って定住するほうが節約になると考えられます。
その3 こだわりの外観・内装で生活したい人
持ち家は、外観や内装についての自由度が非常に高いというのがメリットです。
賃貸住宅では、自由に外観や内装を変えられません。
こだわりの外観・内装で生活したい人は、持ち家の中でも注文住宅をおすすめします。
マンションや建売・分譲住宅の場合、購入したとしても外観や内装を自由に変更できません。
その4 万が一に備えたい人
持ち家は、売却すれば現金にできます。
将来、なんらかの理由でまとまったお金が必要になったときにも、持ち家があれば備えやすくなります。
一方、賃貸では何年、何十年と家賃を支払っても、自分の財産にはなりません。
いざというときにも売却できないため、万が一に備えるためには別途預貯金しておく必要があります。
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3.「独身で家を買う」メリット・デメリット
3-1.独身で家を買うメリット
- 家賃を払うお金を住宅ローンの返済に充てられるため、住宅費の無駄を省ける
- 転勤があっても、貸したり売ったりすることで収入源になる
- 大きめの家なら結婚後も住み続ける事ができる上に、住宅ローン返済が早く終わるため老後資金を準備しやすくなる
まとめると、賃貸の住居費を早いうちから「家の購入」に費やすことで、将来的に資金面でのメリットがある可能性が高いという事になります。
上記では触れていませんが、内装のカスタマイズ等、持ち家は賃貸にはない自由度があるので、こだわりの生活スタイル実現にも向いています。
3-2.独身で家を買うデメリット
- 転勤や転職があった際に面倒である
- 長期間住宅ローン支払うことを不安に思う
- 中古マンションを購入した場合、修繕費用や管理コストが気になる
一度持ち家を持ってしまうと、引っ越すことが一般的には難しくなります。
例えばサラリーマンには転勤や転職がつきものです。転居が必要になった場合は賃貸に出したり、売却を検討したりする必要があります。
また、住宅ローンを長期間支払い続ける必要がありますし、持ち家は修繕や管理のコストが自己負担でもあるで、持ち家特有の金銭的リスクは覚悟する事になります。
4.「独身で買うのに」おすすめの家の選び方
家を購入する場合は、主に「一戸建て住宅(注文住宅、建売・分譲住宅)」「マンション」の選択肢があります。
どちらがよいかは「住宅に何を求めるか」によって異なります。
下記表で、家のタイプ毎に「独身の目線から見たメリット」をまとめているので、自分に合ったタイプかどうかで選んでください。
家のタイプ | 「独身の目線から見た」メリット | |
---|---|---|
戸建て | 注文住宅 |
|
建売・分譲 |
|
|
マンション |
|
5.独身におすすめの注文住宅ハウスメーカー
独身生活を満喫できる、あるいは今後のライフスタイルの変化にも対応できる家を建てるには、ハウスメーカー・工務店選びが非常に重要です。
最後に、独身の方におすすめのハウスメーカー3社の特徴を解説します。
5-1.セキスイハイム
セキスイハイムでは、1人暮らし向けのマイホームプランを提案しています。
たとえば、愛犬とのびのび暮らす広い庭付きの平屋や、天候や時間に関係なく趣味のお手入れができるインナーガレージ付きの住宅、テレワークスペース完備の住宅などにも対応しています。
5-2.三井ホーム
注文住宅を建てたいけれど、「仕事やプライベートが忙しくてあまり時間がない」「独身で若いため予算が少ない」という方は、選択肢の中から好みのものをチョイスする規格住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
三井ホームの規格住宅「三井ホーム セレクト」は、厳選された選択肢の中から選ぶだけでマイホームを完成できる商品です。
メタバースを使って建物見学や価格相談ができ、自宅にいながら家づくりを進められます。
自分のペースで家具や小物選びに時間をかけたい方にもおすすめです。
5-3.タカトーホーム
タカトーホームでは、単身者や2人暮らし向けの住宅シリーズ「Ottimo!」を提供しています。
中でも「Ottimo! Rosa」は、仕事と家事を両立したい女性向けの住宅商品で暮らしやすさを実現するさまざまな工夫が満載です。
たとえば、家事動線が一直線になるように配置された間取り、宅配ボックススペース、室内物干しスペースなどがいずれも標準仕様となっています。
この記事のポイント まとめ
「独身で家を購入」している人は特別な人ではありません。
- 単身世帯の持ち家率は32.7%
- 家を買うときに必要な年収「400万~800万円」
- 家を買う平均年齢は20代~40代
- 毎月の返済金額の平均は「月13.2万円程度」
詳細は、「1.「既に独身でも家を持っている人」はこんな人」で解説していますのでご確認ください。
- 老後の不安を軽減したい人
- 転勤がない仕事についていて、暮らしたい街が決まっている人
- こだわりの外観・内装で生活したい人
- 万が一に備えたい人
詳細は「2.「独身でも家を買うべき人」はこんな人」をご覧ください。
- 家賃を払うお金を住宅ローンの返済に充てられるため、住宅費の無駄を省ける
- 転勤があっても、貸したり売ったりすることで収入源になる
- 大きめの家なら結婚後も住み続ける事ができる上に、住宅ローン返済が早く終わるため老後資金を準備しやすくなる
- 転勤や転職があった際に面倒である
- 長期間住宅ローン支払うことを不安に思う
- 中古マンションを購入した場合、修繕費用や管理コストが気になる
詳しくは「3.「独身で家を買う」メリット・デメリット」で解説しています。
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