正方形の間取りレイアウト3選!メリット・デメリットやおしゃれにするポイントも

正方形のリビング おしゃれにするポイント解説

LDKの中には、縦長・横長だけでなく、正方形の間取りのタイプもあります。正方形LDK・正方形リビングの間取りを考える際は、生活しやすい動線を確保することや、開放感を意識することが大切です。

この記事では、リビングが正方形の間取りにすべきか悩んでいる方や、リビングが正方形の住宅でどうすれば快適に暮らせるか気になっている方に向けて、主に以下の項目を説明します。

この記事でわかること
  • 正方形リビングを設置するメリットとデメリット
  • 正方形の間取りを考える際に大切なこと
  • 正方形リビングの間取りやレイアウト例

この記事を参考にして、理想の住宅を実現してください。

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1.正方形リビング・正方形LDKとは

正方形LDKのレイアウト例

本記事で示している「正方形リビング」とは、縦と横の長さがほとんど同じ長さのリビングやLDKを指します。また、正方形LDKとは、リビング・ダイニング・キッチンを並べた形状が正方形の間取りを表現する際に使われる名称です。

リビング・LDKには、正方形の形状以外にも縦長や横長のタイプがあり、特徴も異なります。縦長リビング(縦長LDK)はリビング・ダイニング・キッチンが一直線に並んだ間取り、横長リビング(横長LDK)はリビング・ダイニング・キッチンが、L字になった間取りを指すことが一般的です。

2.正方形リビングを設置するメリット・デメリット

正方形リビングを設置することには、メリットもデメリットもあります。それぞれ確認していきましょう。

2-1.正方形リビングを設置するメリット

個性をアピールしやすい点が、正方形リビングを設置するメリットです。一般的に、縦長・横長のリビングと比べて正方形リビングの物件は少ないため、他にはないレイアウトを楽しめます。

また、家具の配置を移動することで、リビングの用途を変更しやすい点もメリットです。たとえば、ソファを壁際に置けばフリースペースを確保できる一方で、ソファを中心に設置した場合は家族との会話を重視できます。

さらに、奥行きも幅もある程度あるため、ソファの配置場所に悩む必要もありません。

2-2.正方形リビングを設置するデメリット

壁際にソファを設置した場合、反対の壁際にあるテレビが遠くなり、見えにくくなる点がデメリットです。正方形リビングは奥行きも幅も同じ長さのため、どの位置に設置してもある程度距離が生じてしまいます。

また、リビング・ダイニング・キッチンが密接しやすい点も正方形リビングのデメリットです。そのため、それぞれの境界があいまいになり、ゾーニングできなくなることがあります。

さらに、部屋の広さによって、ソファとダイニングテーブルの併用が困難な点もデメリットです。12畳以下の広さの場合、家具の購入・配置を工夫しなければなりません。

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3.正方形の間取りを考える上で大切なこと

正方形の間取りを考える上で大切なこと イメージ

正方形の間取りを考える上で大切なことは、以下のとおりです。

  • 生活しやすい動線を確保する
  • 開放感を意識する

それぞれ解説します。

3-1.生活しやすい動線を確保する

動線(人やものの動きを線で表したもの)を確保することが、正方形の間取りを考える上で大切です。動線には、炊事・掃除・洗濯の動線を示した生活動線や、寝室からリビング・トイレなどのように生活する人の動線を示した生活動線などがあります。

とくに、正方形リビングを設置する際は生活動線を検討しなければなりません。たとえば、ソファとダイニングテーブルを両方無理に設置すると、間が狭く移動が難しくなります。

人がゆったりと通れる幅(60cm)を確保できるのか考えた上で、ソファやダイニングテーブルの購入を決断しましょう。

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3-2.開放感を意識する

開放感を意識することも、正方形の間取りを考える上で重要です。とくに面積が狭い場合に、正方形リビングは窮屈な印象を与えてしまい、開放感を演出できない可能性があります。

正方形リビングでも開放感を出すためには、光を多く取り入れることがポイントです。たとえば、リビングに大きな窓を設置すれば、開放的な気分を味わえます。

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また、ある程度の高さを確保すれば、正方形リビングでも開放感を演出できるでしょう。具体的に、天井の高い家にする、ロータイプの家具を選ぶなどの方法があります。

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4.【畳数別】正方形リビングの間取り・レイアウト

広さによって、正方形のリビングの間取りやレイアウトは異なります。今回紹介するのは、以下3つのケースの間取り・レイアウトです。

  • 7畳・8畳
  • 9畳・10畳
  • 20畳

それぞれのポイントを簡単に解説します。

4-1.7畳・8畳のリビングの間取り・レイアウト

7畳・8畳のリビングの間取り・レイアウト イメージ

7畳・8畳の正方形リビングは、どうしても狭い印象を与えてしまいます。そこで、間取り・レイアウトを考える際は、家具の選定に注意が必要です。

たとえば、ソファとダイニングテーブルを両方置くと、それだけでリビングが埋まってしまいます。そこで、ソファの代わりにダイニングチェアを設置する、ソファを設置する場合はコンパクトなローテーブルを囲うようにL字のものを選ぶなどを検討しましょう。

さらに、ひとり暮らしの場合は、寝室と正方形リビングをつなげた間取りにすることで開放感を演出する方法もあります。

4-2.9畳・10畳のリビングの間取り・レイアウト

9畳・10畳のリビングの間取り・レイアウト イメージ

9畳・10畳の正方形リビングは、4人家族には狭く感じます。そこで4人家族で生活する場合は、リビングの隣に設けたダイニングで食事をとるようにするとよいでしょう。

ダイニングを食事場所にすればリビングの机はコンパクトでも十分のため、正方形リビングの壁際に大きめのソファを設置し、家族団らんの時間を過ごせます。

リビングにダイニングテーブルが必要な場合は、コーナーにダイニングソファ(ソファダイニング)を設置することを検討しましょう。ダイニングソファとは、ダイニングテーブルにあわせられるソファのことです。

4-3.20畳のリビングの間取り・レイアウト

20畳のリビングの間取り・レイアウト イメージ

20畳のリビングは広いため、空間を分けることが大切です。

たとえば、中央にテレビに向けてL字のソファを設置し、低めのダイニングテーブルを囲うレイアウトがあります。ソファやダイニングテーブルのサイズにあわせたラグを敷くと、家族団らんの空間にできるでしょう。

余った空間は、ワークスペースにできます。正方形リビングのコーナーに机・椅子・PCなどを設置すれば、リモートワークにも活用できるでしょう。

また、ワークスペースを設ける代わりに、高さのあるダイニングテーブルや椅子を設置し、食卓スペースを確保するレイアウトもあります。この際はラグをうまく活用することで、視覚的にゾーニングすることがポイントです。

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ここまでの代表例から、
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5.正方形の部屋をおしゃれにするポイント

正方形の部屋をおしゃれにするポイントは、以下のとおりです。

  • 壁面収納を活用する
  • 家具にこだわる
  • 全体の雰囲気を考慮する
  • 色合いを考える

各ポイントを解説します。

5-1.壁面収納を活用する

壁面収納を活用することが、正方形の部屋・リビングをおしゃれにするポイントです。

壁面収納とは、壁に棚をつけた収納方法を指します。壁全体が収納スペースになるため、多くのものを収納していても、すっきりとした印象を与えられる点がメリットです。

リビングに壁面収納を設置していれば、スペースを有効活用できる上、家族それぞれが使うものを収納できます。

なお、壁に固定されているため、おしゃれなだけでなく、耐震性を期待できる点も壁面収納のメリットです。

5-2.家具にこだわる

家具にこだわることも、正方形の部屋をおしゃれにするために必要です。

縦長・横長の部屋に比べて、正方形の部屋では置ける家具に限りがあります。たとえ置けたとしても、見栄えが悪くなったり、動線を確保できず生活が不便になったりすることがあるため、家具のサイズ・数を厳選しましょう。

なお、家具が床面積に占める割合を3分の1以内におさめることを心がければ、狭苦しくなく開放感のある雰囲気を演出できます。

5-3.全体の雰囲気を考慮する

正方形リビングに限らず、全体の雰囲気を考慮することがおしゃれを実現する上で大切です。インテリアには、モダンテイスト・アジアンテイスト・地中海テイスト・インダストリアルテイスト・北欧テイストなど、さまざまなスタイルが存在します。

たとえば、アジアンリゾートをイメージしたアジアンテイストの部屋なら、とくに開放感が大切です。狭い正方形リビングの場合は開放感の演出が困難なため、窓の大きさ・家具の高さなどを工夫するとよいでしょう。

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6.狭い正方形の部屋に役立つアイテム

狭い正方形の部屋で生活する場合は、アイテムを活用することがポイントです。役立つアイテムとして、以下が挙げられます。

  • 丸型のダイニングテーブル
  • マルチテーブル
  • 一体型のチェアやソファ

それぞれ確認していきましょう。

6-1.丸型のダイニングテーブル

狭い正方形の部屋でダイニングテーブルを置く場合は、丸型の商品を検討しましょう。

丸型のダイニングテーブルを使用すれば、リビングにスペースが生まれる点がメリットとして挙げられます。また、どの角度からも座れる上に、隣にいる人とのコミュニケーションもとりやすいためです。

ただし、多人数で食事する際は丸型のダイニングテーブルが馴染まない点に注意しましょう。また、丸型の場合、壁際に設置すると使いにくいです。

6-2.マルチテーブル

マルチテーブルも、狭いスペースで役に立つアイテムです。マルチテーブルとは、角度を調整したり手軽に移動させたりすることで、さまざまなシーンにあわせて使用できる便利なテーブルのことを指します。

リビングで勉強するときや食事するときなど、マルチテーブル一台で対応できるため余計なスペースを使わずにすみます。折りたたみ可能なタイプを選べば、さらにスペースを有効活用できるでしょう。

6-3.一体型のチェアやソファ

一体型のチェアやソファを使い、狭い正方形の部屋を有効に活用する方法もあります。一体型のチェアとは、椅子にテーブルが付いているものや、オットマン(足置き)が付いているタイプのことです。

たとえば、オットマン一体型でリクライニングが付いていれば、テレビを見るとき・疲れて体を横にして休むときなど、一台で幅広い場面に対応できます。とくに、チェアやソファはスペースをとるため、数を厳選することが大切です。

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7.正方形の間取りで快適に生活するには?

正方形の間取りで快適に生活するためには、開放感を出すことが大切です。そこで、リビングに壁面収納を設けることや、大きな窓を設置することなどを検討しましょう。

自分が望む大きさの窓や壁面収納は、注文住宅により実現できます。注文住宅は自身のスタイルにあわせて建てる家のため、自由度が高い点がメリットです。

また、縦長・横長のリビングに比べて物件の数が少ないため、あえて正方形リビングがある住宅に住みたい場合も、注文住宅を検討するとよいでしょう。

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まとめ

正方形リビングとは、縦の長さと横の長さがほとんど同じで正方形の形状のリビングのことです。縦長・横長と比べて物件の数が少なく個性をアピールできるメリットがある一方で、広さによってソファとダイニングテーブルの併用が難しい点がデメリットとして挙げられます。

正方形の間取りにする際は、生活しやすいように動線を考慮することや、大きな窓を設置したり壁面収納を活用したりして開放感を意識することがポイントです。そのため、正方形のリビングで快適に生活したいのであれば、注文住宅を検討するとよいでしょう。

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