おしゃれなウッドデッキ付きのマイホームに、憧れている方も多いでしょう。ウッドデッキは、アウトドアリビングやバーベキュースペースなどに活用でき、家族と過ごす時間を充実させられます。この記事では、おしゃれなウッドデッキについて以下の内容を解説します。
- ウッドデッキに使う素材の種類や施工費用の相場
- おしゃれなウッドデッキにするためのポイント
- ウッドデッキを活用するためのポイント
ウッドデッキについて理解を深め、マイホームを建てる際の参考にしてください。
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Contents
1.ウッドデッキとは
ウッドデッキとは、木材や合成木材などで作られた、屋外用のテラスのことです。家と庭の間に設置されます。床下に土台を作り、室内の床と床板が同じ高さになるよう設置されるため、室内と一体感があるのが特徴です。
リビングと連続させてアウトドアリビングにしたり、バーベキュースペースにしたりなど、工夫次第では家族だんらんのための便利なスペースとなります。
2.ウッドデッキの使い方
ウッドデッキにはさまざまな使い方が考えられます。ここでは、代表的な4つの用途について見ていきましょう。
- アウトドアリビング
- ガーデニングテラス
- 子どもの遊び場
- バーベキュースペース
2-1.アウトドアリビング
ウッドデッキをリビングの隣に設置し、ガーデンテーブルや椅子を置くことで、アウトドアリビングとして活用できます。
ウッドデッキでご飯を食べたり、キャンプ気分を味わったりなど、生活に彩りが生まれるでしょう。家族が思い思いの時間を楽しめる空間にすることで、セカンドリビングのようなスペースにもなります。
また、リビングとアウトドアリビングに一体感が出るよう工夫することで、リビングが広々と見える効果も期待できます。
ウッドデッキをアウトドアリビングとして活用するためには、リビングのように家族全員が集まる場所の隣に設置することが大切です。
▶【アウトドアリビングとして活用するウッドデッキの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-2.ガーデニングテラス
ウッドデッキに鉢植えを置くことで、ガーデニングテラスとしても楽しめます。緑や四季折々の花を眺めながら、充実した時間を過ごせるでしょう。
緑や花を置くことで家全体がおしゃれな雰囲気になり、リラックス効果も期待できます。また、子どもに自然と触れ合う機会を与えられるのもメリットです。
ガーデニングテラスとして活用する場合は、水やりによるダメージを考慮する必要があります。耐久性があり腐食しにくい素材を選んだり、塗装して撥水加工を施したりすることが大切です。また、鉢植えを直置きせず、ハンギングして吊るすという方法もあります。
▶【ガーデニングテラスがあるウッドデッキの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-3.子どもの遊び場
ウッドデッキにハンモックやブランコ、ビニールプールなどを設置し、子どもの遊び場として活用するのもおすすめです。家にいながら外遊びが楽しめるため、飽きることなく遊びを満喫できます。子どもの様子を近くで見守りながら遊ばせられるため、ケガや事故の心配が少ないのもメリットです。
ウッドデッキを子どもの遊び場にする場合は、木材のささくれやとげでケガをすることがないよう、人工木を選ぶことが大切です。また、ウッドデッキから落下したり外に出たりしないよう、フェンスを設置しましょう。
さらに、近隣の方に迷惑がかからないよう、設置場所に入りすることも必要です。
▶【子どもの遊び場があるウッドデッキの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-4.バーベキュースペース
ウッドデッキにバーベキューグリルを設置することで、家族や友人とバーベキューを楽しめるスペースになります。
屋根付きのウッドデッキなら、雨天でも問題なくバーベキューを行えます。冷蔵庫から出してすぐの、新鮮で衛生的な食材を利用できるのもメリットです。
ウッドデッキをバーベキュースペースにしたい場合は、ガーデンシンクを設置するのがおすすめです。ウッドデッキでお皿やグリルなどを洗えるため、片付けの際にわざわざキッチンに行く必要がなくなります。
また、ウッドデッキが燃えたり油染みが残ったりするのを避けるために、防炎シートの上にバーベキューグリルやコンロを設置しましょう。
さらに、煙や臭いで近隣の方に迷惑をかけないよう配慮することも大切です。
▶【バーベキュースペースがあるウッドデッキの間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
3.ウッドデッキに使用する素材
ウッドデッキに使用する素材には、天然木と樹脂製の人工木の大きく2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、比較検討して適切な素材を選びましょう。
以下では、天然木と樹脂製人工木それぞれのメリット・デメリットを解説します。
3-1.天然木
天然木とは、加工していない木材のことです。ウッドデッキには、以下のような種類が使用されます。
天然木は、木の温かみを感じられるのがメリットです。経年変化も楽しめ、高級感にも優れています。
一方、定期的なメンテナンスが必要な点には注意が必要です。
天然木には、さらに柔らかいソフトウッドと硬くて丈夫なハードウッドの2つがあります。ソフトウッドとハードウッドの例は、それぞれ以下のとおりです。
<ソフトウッド>
- スギ
- ヒノキ
- マツ
- サイプレス
<ハードウッド>
- ウリン
- イペ
- アマゾンジャラ
- セランガンバツ
このうち、耐久性が高く、腐食しにくいのはハードウッドです。丈夫な分、ソフトウッドよりも高価な傾向にあります。しかし、長持ちすることや防虫剤・防腐剤の塗装がほぼ不要であることなどから、長い目で見るとハードウッドの方がお得といえるでしょう。
3-2.樹脂製(人工木)
樹脂製(人工木)とは、その名のとおり樹脂を使用した人工的な木材です。
樹脂製(人工木)は、耐久性が高く、メンテナンスの手間がほとんどかからないというメリットがあります。また、色やデザインの選択肢が広いのも魅力です。一方、天然木ならではの風合いを楽しめないのがデメリットです。
ウッドデッキに使われる人工木には、プラスチックとウッドチップを混ぜたものや、AAS樹脂という合成樹脂を使用した樹脂木タイプがあります。
このうち、耐久性がより高いのは後者、AAS樹脂を使用した樹脂木タイプです。AAS樹脂は耐衝撃性や耐候性に優れており、日光や雨による劣化を防げます。
4.ウッドデッキの施工にかかる費用相場
ウッドデッキの施工にかかる費用相場は、トータルで30〜50万円程度です。もちろん、使用する素材や広さによって異なります。
素材ごとの1平方メートルあたり施工費用相場は、以下のとおりです。
天然木(ソフトウッド) | 約4〜6万円 |
天然木(ハードウッド) | 約5〜7万円 |
樹脂製 | 約3〜7.5万円 |
そのほか、フェンスや階段などを設置する際のオプション費用や、メンテナンスコストなどがかかります。
ここまで、ウッドデッキの使い方や素材、費用相場をご紹介しましたが、希望するウッドデッキの間取りを実現するには、どんなパターンがあって、どんな予算感になるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
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5.おしゃれなウッドデッキにする7つのポイント
ここでは、おしゃれなウッドデッキにするために心がけたい7つのポイントを紹介します。
- 使用する木材の材質を統一する
- 木材と室内の床材の色味を合わせる
- 木材と窓サッシの色を合わせる
- 庭木を目隠しとして活用する
- 施工跡を残さない工夫をする
- 緑を取り入れる
- インテリアや照明を工夫する
5-1.使用する木材の材質を統一する
ウッドデッキに複数の素材を使用する場合は、木材の色だけでなく材質も統一することが大切です。同じ色であっても、材質が異なると統一感が損なわれ、チグハグな仕上がりになってしまいます。
同じ天然木でも、木の種類によって木目の雰囲気や色合い、質感などはさまざまです。統一感を出せるよう、材質にも注目して使用する木材を選びましょう。
5-2.木材と室内の床材の色味を合わせる
ウッドデッキに使用する木材と、室内の床材の色味を合わせることもポイントです。色味を統一させることで一体感が生まれ、広々とした空間を演出できます。
たとえば、ウッドデッキとリビングが隣り合っている場合は、リビングのフローリングの色合いに合わせてウッドデッキの木材を選びましょう。
ただし、色を完全に一致させる必要はありません。フローリングが明るいブラウンならウッドデッキにも色が明るい木材を使用する、というように、色味に統一感を持たせましょう。
5-3.木材と窓サッシの色を合わせる
木材と窓サッシの色を合わせることで、さらに統一感が生まれます。たとえば、窓サッシが白に近いシルバーの場合は、白のウッドデッキにするとよいでしょう。窓サッシや、ウッドデッキが浮いてしまうのを防げます。
窓サッシと同様に、外壁の色と木材の色を合わせるのもおすすめです。外壁は窓サッシよりも面積が広いため、外から見た時により自然な印象に仕上がります。
5-4.庭木を目隠しとして活用する
ウッドデッキに目隠しを設置したい場合は、庭木を活用するのが効果的です。フェンスやパネルのみを設置する場合に比べて、目隠しの存在感が薄れます。
ナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がり、庭とウッドデッキのつながりが自然になるのもメリットです。庭木を目隠しとして使う場合は、1年中葉をつける常緑樹を植えましょう。
5-5.施工跡を残さない工夫をする
ウッドデッキに、施工跡を残さない工夫をすることも大切です。ネジや接合部分が見えてしまうと、おしゃれな雰囲気が損なわれてしまいます。
具体的には、ネジの色を床板と合わせる、ネジを横止め施工にする、屋根柱の接合部分を覆う、などの工夫が挙げられます。
施工会社に依頼する場合はプロとして綺麗に施工してくれるケースがほとんどですが、細かい部分まで配慮されているかを入念にチェックしましょう。
5-6.緑を取り入れる
ウッドデッキに緑を取り入れることで、快適な憩いの場に仕上がります。屋外で育てられる植物には、以下のように多くの種類があります。
- オリーブの木
- ユーカリ
- シマトネリコ
- モンステラ
- フランスゴムの木
植物はそれぞれ耐陰性や耐寒性が異なるため、ウッドデッキの設置場所に合わせて育てやすい植物を選びましょう。さらにおしゃれな雰囲気にするためには、植木鉢の色やデザインにこだわるのもおすすめです。
5-7.インテリアや照明を工夫する
インテリアや照明を工夫することも重要なポイントです。
ウッドデッキと相性のよいインテリアとしては、ラタン調ガーデン家具やオーニング・シェード、ガーデンストレージなどが挙げられます。とくに、オーニング・シェードは日差しの量を調節できるため、ウッドデッキで快適に過ごすためにおすすめです。
また、照明にもこだわることで、さらにおしゃれな雰囲気に仕上がります。ウッドデッキ専用照明や、ランタンを設置するとよいでしょう。
おしゃれなウッドデッキにするポイントが分かってきましたね。
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6.おしゃれなウッドデッキを活用するためのポイント
最後に、おしゃれなウッドデッキを活用するための4つのポイントについて解説します。
- 耐久性の高い素材を選ぶ
- 屋根付きにする
- 目隠しを設置する
- 立水栓を設置する
いくらおしゃれなウッドデッキを作っても、「実はあまり使い道がなかった」「お手入れが面倒で使っていない」となってしまっては、無用の長物となってしまいます。ここで紹介するポイントを踏まえてウッドデッキを設置し、家族が楽しめるスペースとして活用しましょう。
6-1.耐久性の高い素材を選ぶ
ウッドデッキの素材を選ぶ際は、耐久性の高さを重視することが大切です。耐久性が低い素材は、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスを怠ると、木が腐ってしまう可能性があります。
メンテナンスの手間をかけたくない場合は、ハードウッドか樹脂製の人工木を選ぶとよいでしょう。
6-2.屋根付きにする
雨の日や日差しが強い夏でもウッドデッキを使うためには、屋根が必要です。屋根なしのウッドデッキは、使えるシーズンが限られるため、設置後に後悔する可能性があります。ウッドデッキをロングシーズン活用するためには、屋根付きのウッドデッキにしましょう。
デザイン性を重視したい場合は、オーニングやシェードを設置するのもおすすめです。
6-3.目隠しを設置する
ウッドデッキが道路や隣の家に面している場合は、目隠しを設置しましょう。目隠しを設置することで防犯対策になり、人目を気にせずリラックスして過ごせます。子どもの落下やウッドデッキからの脱走を防ぐ効果もあります。
外からほとんど中が見えなくなるためには、160センチメートルほどの高さが必要です。ただし、目隠しが高くなるほど、圧迫感が出てしまうため注意しましょう。
6-4.立水栓を設置する
ウッドデッキを活用する幅を広げるためには、立水栓を設置するのがおすすめです。立水栓とは、屋外に設置する柱上の水栓設備のことを指します。散水栓と違い、使いやすい高さに蛇口があるのが特徴です。
ウッドデッキに立水栓を設置することで、庭の植物への水やりやウッドデッキの清掃、バーベキュー後の食器洗いの際などに活躍します。
ここまでの代表例から、
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まとめ
ウッドデッキは、天然木や人工木などの木材で作られた、屋外用のテラスです。アウトドアリビングや子どもの遊び場、バーベキュースペースなど、さまざまな用途があります。おしゃれなウッドデッキがある住宅なら、毎日の過ごし方が充実し、生活の質を高められるでしょう。
おしゃれなウッドデッキにするためには、木材の種類や材質、インテリア、照明などにこだわることが大切です。ぜひ記事を参考に、家族がリラックスして過ごせる理想のウッドデッキを設置してみてはいかがでしょうか。
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