この記事では、ガレージハウスについて以下の内容を解説します。
- ガレージハウスのメリットとデメリット
- ガレージハウスを建築・購入する際のチェックポイント
- ガレージハウスがおすすめな方の特徴
車好きの方やガレージハウスの建築や購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
しかし実際にガレージハウスを建てたいものの、何から始めて良いのかわからないという方もいるでしょう。そのときは「HOME4 家づくりのとびら」へご相談ください。
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Contents
1.ガレージハウスとは
ガレージハウスとは、駐車スペースであるガレージが建物の中に組み込まれている住宅のことです。
一般的な戸建て住宅では、駐車スペースをカーポートのように建物の隣に設置するケースが多く見られます。
一方、ガレージハウスでは1階部分をガレージ、1階の残りのスペースや2階以上を居住スペース、という構造にすることが多いです。建物の中に駐車スペースを設けるのが特徴であり、限られたスペースを有効活用して駐車スペースを確保できます。
車から降りたらすぐに家に戻れるため、利便性が高いのも魅力です。車を日常的に利用する方や、愛車を近くで保管したい方におすすめの住宅です。
1-1.インナーガレージ・ビルトインガレージとの違い
インナーガレージ・ビルトインガレージとは、建物の中に組み込まれたガレージのことです。
インナーは「内部の」、ビルトインは「内蔵の」という意味であり、どちらも同じ意味で使われます。シャッターや扉などの有無にかかわらず、駐車スペースが住宅の中にある場合は、インナーガレージ・ビルトインガレージと呼びます。
そして、インナーガレージやビルトインガレージを備えた住宅が、ガレージハウスです。
2.ガレージハウスに住むメリット
ガレージハウスに住むメリットは、以下のとおりです。
- 愛車を雨風や盗難から守れる
- 車と家の行き来がスムーズになる
- 愛車の近くで生活できる
- 狭い土地でも駐車場分の場所を確保しやすい
- 趣味スペースとしても活用できる
それぞれ説明します。
2-1.愛車を雨風や盗難から守れる
ガレージハウスは、愛車を雨風や盗難などから守れるのもメリットです。
車を家の外に駐車しておくと、雨風やいたずらでボディが傷ついてしまう可能性があります。盗難に遭うリスクも否定できません。
ガレージハウスなら、愛車を屋根やシャッター付きの安全な場所で保管できます。特に、周囲が壁で囲まれているタイプのガレージハウスなら、愛車が傷ついたり盗まれたりするリスクを防げて安心です。
2-2.車と家の行き来がスムーズになる
ガレージハウスは、車と家の行き来がスムーズで便利というメリットもあります。車から降りた後、ほとんど歩くことなく家に入れるため、荷物が多い時も簡単に荷物を出し入れできます。ガレージの横に玄関や勝手口がある場合は、雨に濡れることなく車と家を行き来できるでしょう。
小さな子どもやお年寄りも、スムーズに車に乗り込みやすいため利便性が高いです。
2-3.愛車の近くで生活できる
車好きの方にとって、愛車の近くで生活できるのは大きな魅力でしょう。大切な愛車を自宅の安全なスペースに保管できるため、安心感を得られます。
また、時間や天気を気にすることなくガレージを訪れ、気軽に愛車を愛でたり車のメンテナンスに興じられたりするのもメリットです。
中には、ガレージの横にリビングや自身の部屋を設置し、境目をガラスにしている方もいます。愛車の姿を眺めながら生活できるため、車好きの方にとっては夢のような空間でしょう。
2-4.趣味スペースとしても活用できる
ガレージは、趣味スペースとしても活用できます。単なる車の保管場所ではなく、DIYスペースや子どもが遊べる場所、家族でバーベキューを楽しむ場所など、趣味や家族との時間を充実させるための空間にもできるのが魅力です。
ディスプレイラックに趣味のコレクションを飾ったり、アウトドア用品やヴィンテージグッズを置いたりと、工夫次第で自分だけの特別な空間を作り出せます。作業机を置けば、趣味に囲まれながら仕事に集中できるでしょう。
車のメンテナンスやDIY、バーベキューなど、ガレージで思い思いの充実した時間を過ごしたい方におすすめです。
こういったガレージを活かした間取りがある建売住宅は珍しく、中古物件でも数は少ないために、もし上記のような活用法を理想とするならば、注文住宅での建築を検討することになるでしょう。
ご自身の大切な車を保管し、おしゃれに見せるガレージを作るうえでは、経験豊富なプロと会話して、間取りや仕様、予算を決めたいと感じる方が多いと思います。
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3.ガレージハウスのコスト面でのメリット
ガレージハウスをつくることで、車が主役の家が実現する以外にもコスト面でもメリットがあります。
- 駐車場代がかからない
- 固定資産税の節約につながる
それぞれ説明します。
3-1.駐車場代がかからない
駐車場付きの戸建て住宅でも同じことはいえますが、ガレージハウスに住むことで、駐車場を別で確保したり借りたりする必要がなくなり、駐車場代を浮かせられます。
もちろん、ガレージハウスを建築する場合、ある程度の費用が必要ですが、複数台の車やバイク・自転車を格納したいとなった場合、1台分程度の駐車場の広さでは賄いきれない場合もあるでしょう。
とくに都内は駐車場代が高く、複数台分借りるとなるとかなりの出費になってしまいます。
ガレージハウスがあれば、毎月の駐車場代がかからず、節約につながります。
3-2固定資産税の節税につながる
ガレージハウスなら、同じ広さの通常の住宅より固定資産税額が低くなることがあります。
前述のとおり、ガレージハウスには、一定の条件を満たせば駐車スペースを床面積に算入しなくてよい、という特例が認められています。延べ床面積が小さくなる分、建物の評価額が下がり、固定資産税の節税につながる、という仕組みです。
例外もあるため、税負担を減らす目的でガレージハウスにしたい場合は、要件をよくチェックしてください。
4.ガレージハウスに住むデメリット
一方、ガレージハウスに住むことには、以下のようなデメリットがあります。
- 間取りが限定される
- 騒音や排気ガスに注意が必要
ここでは、ガレージハウスに住むデメリットについて解説します。
4-1.間取りが限定される
ガレージハウスは、住宅の中に駐車スペースを組み込む分、間取りが限定されてしまうのが難点です。
1階にガレージを設けるため、1階の居住スペースが狭くなってしまいます。階数を増やして居住スペースを広げる場合もありますが、その分階段の上り下りが必要です。
また、ガレージの近くは騒音や振動が響きやすいため、ガレージから離れた部分を寝室や仕事部屋などにする必要があります。
このように、間取りが限定される点には注意しましょう。
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4-2.騒音や排気ガスに注意が必要
ガレージと居住スペースが隣接しているガレージハウスでは、騒音や排気ガス対策が欠かせません。
車のエンジン音や出し入れする際の騒音が居住スペースに響いて、快適に生活できない可能性があります。
また、排気ガスがガレージ内にこもらないよう、換気対策を行うことも大切です。ガレージ内には換気扇を設置し、定期的にシャッターを開けて空気を入れ替えてください。
5.ガレージハウスを購入する際のチェックポイント
ガレージハウスを購入する際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- ガレージの広さ
- ガレージと居住スペースの動線
- ガレージ内の設備
- 部屋の配置
- 車道への出入りのしやすさ
それぞれのポイントについて解説します。
5-1.ガレージの広さ
ガレージハウスを選ぶ際は、駐車したい車のサイズや台数、ガレージの利用目的に合った広さであるかが重要です。
ビルトインガレージでは、車1台あたり4〜5坪程度確保する必要があります。車が大型の場合は、より余裕を持たせることが大切です。
ガレージ内で車のメンテナンスや洗車などを行いたい場合は、さらにスペースを確保する必要があります。
また、ガレージの高さや出入口の寸法もチェックし、問題なく出入りできるかを慎重に検討しましょう。
5-2.ガレージと居住スペースの動線
ガレージと居住スペースの動線も重要なチェックポイントです。
居住スペースから一度外に出なければならない構造では、雨の日に濡れてしまいます。また、車で買い物に行くことが多い場合は、車から降りてすぐにキッチンやリビングに行ける間取りが便利です。
自身のライフスタイルを考えて、スムーズに移動できる動線であるかを確認しましょう。
5-3.ガレージ内の設備
ガレージ内の設備もチェックしましょう。ガレージの使用目的やシチュエーションによって、必要な設備は異なります。
たとえば、ガレージ内で洗車したい場合は、水道が必要です。また、壁面収納が充実していれば、工具や洗車グッズなどを保管できます。
夜間や早朝に車を出し入れすることが多い場合は、静音タイプのシャッターがついているガレージが適しています。ガレージ内が真っ暗になることを防げるよう、人感センサータイプの照明があるとさらに便利です。
ガレージの用途を考えて、必要な設備が揃っているかを確認してください。
5-4.部屋(間取り)の配置
騒音や振動が気にならないような部屋や間取りの配置であるかもポイントです。
寝室にしたい部屋がガレージの真上にある場合は、車のエンジン音やシャッター音が気になってしまうかもしれません。
また、リビングの日当たりや風通しをよくしたい場合は、2階部分にリビングがあるガレージハウスが適しています。
5-5.車道への出入りのしやすさ
車道への出入りのしやすさもチェックしましょう。
ガレージの開口部が広ければ、その分余裕を持って駐車できます。また、ガレージと道路の間に十分なスペースがある場合は、ガレージに頭から入ってバックで駐車できるため、入出庫がしやすいでしょう。
一方、切り返しスペースがない場合や、道路の交通量が多い物件は注意が必要です。
ここまで、ガレージを活かした間取りを作るうえでの注意点を記載しました。
気を付けるべき点は把握できても、土地の状況や予算を考慮して間取りを考えるのは一苦労かかります。
まずは、ガレージハウスを得意とするハウスメーカーへ並行して相談をすることで、だいたいの予算化や自分にあった方向性が見えてきます。
そこで、無料で活用できるHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスの活用をして、実際にガレージハウスを建てる場合の設計や費用・間取りを相談してみることをおすすめします。
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まとめ:ガレージハウスで愛車との生活を楽しもう
ガレージハウスは、駐車スペースが住宅に組み込まれた建物のことです。ガレージと居住スペースの距離が近いため、愛車を安全な場所で保管したい方や、愛車を眺めながら生活したい方などに適しています。車と家の行き来がしやすく、利便性が高いのも魅力です。
ガレージには、駐車スペース以外にも幅広い用途があります。車好きの方はもちろん、自分だけの特別な空間を作りたい方にもおすすめです。
愛車との生活を楽しみたい方や趣味の時間を充実させたい方は、ガレージハウスの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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