マイホームは多くの人の憧れですね。でも、実は家を購入してから後悔している人はけっこういます。どんな失敗をしているのか、気になりますね。後悔しているパターンをあらかじめ知っておけば、購入前の対策ができます。
この記事では、家の購入を考えている方に向けて、次の点を解説します。
- 「家なんて買うんじゃなかった」と後悔する理由
- 「家を購入して良かった」と満足する理由
- 「家の購入で後悔しないポイント」
家の購入で後悔しないためにすることもまとめています。ぜひ最後までお読みいただき、家の購入を検討する際の参考にしてください。
家を買うと決めたらまずやることや、家を買うベストタイミングを整理したい方は「家を買う」もご覧ください。
1.家を買って後悔するって本当?
自分の家が欲しいけど、後悔している人もいると聞くと心配になりますよね。念願のマイホームを購入して理想の生活を送っている人がいる一方で「家なんて買うんじゃなかった…」と後悔する人は確かにいます。
後悔する理由は、周辺環境が悪かったり、ローンの返済が厳しくなったり、人によりさまざまです。原因として、「事前によく調査しなかった」「返済計画が十分でなかった」という理由が考えられます。
後悔しないためには、実際にどんな理由で後悔するのかを知っておくことも大切です。
2.「家なんて買うんじゃなかった」と後悔する理由
家を購入した人はどのようなことを後悔しているのでしょうか? その理由を知っておけば、そうならないための対策ができます。
ここでは、家の購入で後悔するとき、特に多い理由を8つ紹介します。
2-1.住宅ローンが負担になる
家を買ってから「住宅ローンの支払いが思っていた以上にキツい」と感じる人はけっこういます。家を購入するとローンの支払いがあるだけでなく、修繕やメンテナンスの費用、税金の支払いをしなければなりません。
家を買う前は自由に使えていたボーナスも支払いにまわすなど、これまでのように旅行したり趣味に使ったりする余裕がなくなります。
最初は「家を購入できるんだから我慢できる」と思っていても、実際に毎月の負担が増えると、「もう少し計画的にすれば良かった」なんて後悔をすることもあるでしょう。
2-2.周辺環境が悪かった
「住んでみたら周辺環境が良くなかった」という後悔もよく聞かれます。特に、
- 商業施設が徒歩圏内にない
- 駅が遠い
- 騒音がひどい
といった理由があげられます。
周辺に必要な施設があるか、人通りや車の量はどのくらいか、現地に足を運んでしっかり調査しないと、住んでから「イメージと違っていた」なんてことになりかねません。できれば、近隣の人に住みやすさや治安なども確認しておきたいものですね。
住んでから、「町内会の行事や仕事があるなんて知らなかった」と後悔する人もいます。賃貸していたときは周囲も賃貸している人が多く、あまり近所付き合いをしなくて良い環境だったりしますよね。
しかし、住宅街の場合は近隣との距離感が近く、これから長く良い関係を築いていくためにもご近所付き合いは大切にしなければなりません。地域によっては町内会の行事や神事などがあり、作業が回ってきたり寄付をしなければならなかったりすることがあることは把握しておきましょう。
地域周辺の事情を知るためにも、地域の特徴や土地柄などをホームページや口コミなどでよく確認しておくことをおすすめします。
2-3.引越ししたくてもできない
賃貸は気軽に引越しできるけど、家を購入すると簡単には引越しできないことも後悔する理由のひとつです。転勤になったら、単身赴任しなければならないなんてことにもなるでしょう。
どうしても住めない事情ができた場合、家を売却するか賃貸に出すしかありません。人間関係が良くなかったり騒音がうるさかったりすると引っ越したくなることもありますよね。賃貸住宅なら次に住むところを気軽に探せますが、マイホームの場合はそれができません。
2-4.設備の使い勝手が悪い
「必要な設備が足りなかった」「設置したが使いにくかった」など、設備に関して後悔するケースもあります。毎日使用するものの使い勝手が悪いと、後悔も大きくなりそうですよね。注文住宅であれば、ハウスメーカーと相談しながら使いやすい仕様できますが、建売住宅や中古物件の場合は、このような後悔もありがちです。
また、間取りや部屋の広さに不満が出ることもあります。設備や間取りなどは、実際に住んでから不便を感じることも少なくありません。価格や立地を優先して購入を決めると、このようなことが起きやすいでしょう。
2-5.中古物件が老朽化していた
中古物件を購入して、「思っていたよりも老朽化していた」というケースもあります。築年数の古い物件はさまざまな部分の修繕が必要になって、定期的なメンテナンスが必要なんてことにも。大規模な修繕が必要になることも考えられます。安い物件で手軽に購入できても、購入後に高額な修繕費がかかっては意味がありませんよね。
費用だけでなく、修理を依頼するなどの手間もかなりの負担です。新築であればこのような苦労をすることがないので、「高くても新築にしておけば良かった」と後悔することもあるでしょう。
2-6.家族構成が変わった
家を購入後に子どもが増えたり、親と同居したりなどで家族構成が変わることもあります。居住者が増えて手狭になると、「もう少し遅いタイミングで購入を検討すれば良かった」と後悔することもあるでしょう。将来、居住人数が増えることを予想して購入を検討することも必要です。
もっと深刻なのは離婚した場合です。3組に1組が離婚するともいわれる日本では、家の購入後に離婚することになり、売却などを検討することになるケースは少なくありません。家を買うときに離婚を想定する人はほぼいないと思いますが、このようなケースもあることは知っておきましょう。
2-7.子供の進学で不便になった
子どもの進学先を考えるとき、家の購入を後悔することもあります。ありがちなのは、
- 家の近くにある学校はあまり評判が良くない
- 希望する学校は遠くて通学が大変
といった悩みです。
子どもが小さいうちは、進学先のことを具体的に考えることはないかもしれません。しかし、いざその時期が近づくと、「子どもの進学までは、自由に引越せる賃貸にしておけばよかった」という後悔をすることもあります。
2-8.あとから良い物件が見つかった
周りの夫婦が家を購入したと聞くと、「うちもそろそろマイホームを」と焦るかもしれません。しかし、あまり早いうちに購入すると、「あとから良い物件が見つかった」「事情が変わって売却せざるを得なかった」といったことが起こりがちです。
人生は結婚や出産、転勤、子どもの進学などライフステージの変化があり、若くして家を購入すると、現在の家には住み続けられない事態が起こる確率も高まるでしょう。マイホームは憧れで、家を持つことはステータスでもありますが、将来を見越して本当に今購入すべきなのかを考えることも必要です。
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3.「家を購入して 良かった」と満足する理由
当然ながら、家を購入したことを後悔している人ばかりではありません。多少「こうすればよかったか」と思っても、「購入して良かった」と満足している人が圧倒的に多いことは把握しておきましょう。
一生に一度の大きな買い物ともいえる家の購入に際し、多くの人は慎重に検討し、十分な計画のもとにローンも組んでいます。
ここでは、家を購入した人がどのような点を満足しているのか、その理由をみていきましょう。
3-1.間取りや内装を自由に変更できる
賃貸住宅では間取りや内装の変更に制約がありますが、購入した家は自由に変更できる点が満足できる理由です。ます、注文住宅であれば自分好みのデザイン・性能を持つ住まいが手に入ります。
建売や中古でも、使い勝手に合わせて好きなタイミングでリフォームできるでしょう。これまで賃貸住宅で不便な設備などを我慢していた分も、満足は大きいものになります。
3-2.資産になり、賃貸もできる
マイホームは、ローン完済後には自分の資産になります。将来、物件が古くなったら同じ土地に新居の建て替えができたり、賃貸にして収益を上げながら住み替えができたりするのも、マイホームで満足できる点です。
ローンを払い終えるまでの支払いは大変ですが、住宅ローンを組む際には団体信用生命保険への加入が借入条件になっていることも多く、加入していれば契約者に万一のことがあっても残りのローンが保険から支われます。
3-3.ステータスになる
自分の家を持つことはステータスとして認識されている側面もあり、満足感につながります。それだけの経済力があると思われ、社会的信用も得られやすいでしょう。
賃貸ではなく、「自分の城」を持てたというステータスを味わうこともできます。
家の購入では住宅ローンを組むケースがほとんどですが、ローンをきちんと返済していくことで、返済実績が積まれることもステータスのひとつです。返済実績を積むことで、別の買い物や借入をする際にプラスの要素になります。
家の購入は、高額の借金というリスクと向き合いながら人生で一番高い買い物をしたという、ある意味勇気のある行動です。この経験がステータスとなり、今後の行動にもよい影響を与えるに違いありません。
3-4.育児しやすい
マイホームは育児しやすい点も満足する理由です。賃貸住宅の場合、部屋を汚したり壊したりしないよう気を遣います。また、集合住宅では上下の階に騒音が響かないようにしなければなりません。
しかし、自分の家ならばそのような気遣いが必要なくなります。もちろん、近隣の迷惑になるような騒音はNGですが、戸建て住宅であれば、子どもが部屋を走り回ったり泣いたりしても特に問題はありません。音を立てる子どもを叱ることもなくなり、のびのび育てることができます。精神的ストレスも減るでしょう。
購入する住宅の大きさにもよりますが、戸建て住宅は賃貸よりも広い間取りや多くの部屋数があり、将来子供が増えたときでも広々と暮らせるのも満足できるポイントです。
また、庭のある住宅であれば、ビニールプールを置いて水遊びをするなど、自宅の敷地内を遊び場にできます。
家づくりの検討中に疑問やお悩みが出てきたら、自分たちだけで抱え込まず、第三者へ相談をして客観的なアドバイスをもらうことをおすすめします。
4.家の購入で後悔しないポイント
家の購入で後悔しないためには、事前に現地調査を行うなど、いくつかの対策があります。時に、次のポイントはチェックしておきましょう。
- 優先順位をつける
- 購入後の暮らしをイメージする
- 購入のタイミングをよく検討する
それぞれ、詳しく解説します。
4-1.優先順位をつける
家の購入ですべてを完璧にすることは難しいことです。まず、予算という制約があります。予算の範囲内で理想の家を見つけるため、立地や部屋の広さ、間取り、設備など、あれこれと考えることになるでしょう。考え出したらどれも譲れないなんてことになるかもしれません。
あれこれ考えすぎて本当に優先すべきことがわからなくなると、購入してから後悔してしまうことにも。そのようなことにならないよう、「これだけは譲れないもの」と「妥協できるもの」に分け、優先順位をつけましょう。夫婦で話し合い、お互いが納得できる順位をつけてください。
4-2.購入後の暮らしをイメージする
購入後の暮らしをできるだけ具体的にイメージすることも大切です。図面や写真を見ただけで購入を決める人はあまりいないかと思いますが、現地をただ見学するだけでなく、スーパーや病院、学校などの施設などがどのくらいの距離にあるのか、実際に歩いで確認しましょう。周囲の人通りや車の往来を見て、騒音の程度もチェックしてください。
また、住宅ローンを組む場合、毎月の支払いが無理なくできるか、収支計画を立てることも大切です。家を購入するとローンの支払いだけでなく、修繕やメンテナンスの費用、固定資産税などの税金がかかります。余裕をもって支払いができるよう、シミュレーションをしておきましょう。
4-3.購入のタイミングをよく検討する
家を購入するタイミングは、よく検討することも大切です。「友人が家を購入した」なんて話を聞くと、自分も憧れのマイホームに住みたいと思うかもしれません。しかし、夢や憧れだけで購入しようとすると後悔につながる可能性があります。
購入するタイミングは、無理のないローンを組むために必要な頭金を用意できて、十分調査してから納得できる家が見つかったときです。人生で最も高い買い物であるマイホーム購入は、慎重に慎重を重ねることが後悔しないポイントといえるでしょう。
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まとめ
理想に合う家を見つけた多くの人が、家の購入に満足しています。しかし、選び方を間違えると、「家なんて買うんじゃなかった」と後悔してしまうので注意しましょう。後悔するパターンがわかっていれば、慎重に選ぶことができます。
将来、理想のマイホームを手に入れて家族とずっと楽しく過ごすためにも、後悔しない家を選びたいものですね。
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