【2023年最新】川崎市のマンション売却相場!高く売るコツやタイミングもわかりやすく解説

川崎市のマンション 売却相場と高く売るコツ

川崎市は人口150万人を超える政令指定都市です。都心へのアクセスに優れ、住みやすい街としても人気ですが、最新のマンション売却相場はいくらくらいなのでしょうか?

実は、首都圏のPDF中古マンションの売却相場は2013年以降毎年上昇を続けており川崎市の中古マンションの売却相場も過去最高値です。そのため、マンションを売るなら今がチャンスと言えます。

この記事では、「川崎市のマンション売却相場」をはじめ、「マンション売却のタイミング」や「高く売るためのコツ」などについてわかりやすく解説しています。

この記事でわかること
  • 最新の川崎市マンション売却相場
  • 川崎市のマンションを高値で売却するタイミング
  • 川崎市のマンションを高く売るコツ

マンション売却について基礎から詳しく知りたい方は、『マンション売却で失敗・損しないための注意点』『マンション売却の流れ』も併せてご覧ください。

マンションに限らず、不動産の売却に関してはこちらもご覧ください。

「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「マンションを売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格”が見つかります
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.最新版|川崎市のマンション売却相場

最新版|川崎市のマンション売却相場 イメージ

川崎市のマンション売却相場は、人気エリアとそうでないエリアとでは大きく異なります。

次の3つのポイントから、川崎市のマンション売却相場をしっかりとおさえていきましょう。

  • 川崎市でマンション売却相場が一番高いのは中原区
  • 間取りから見た川崎市のマンション売却相場
  • 面積から見た川崎市のマンション売却相場

それぞれ順に見ていきましょう。

1-1.川崎市でマンション売却相場が一番高いのは中原区

川崎市のマンションの売却相場を2023年3月時点で調査してみたところ、最も高額だったのは「中原区」でした。

エリアごとの間取りと面積で比較した結果、最も売却物件数の多い3LDKクラスでは6,047万円、さらに80平米クラスでも6,667万円という結果となりました。

中原区は、「住みたい街ランキング」でも毎年トップ10入りを果たしている「武蔵小杉駅」を中心に、タワーマンションや商業施設が立ち並び、再開発も進んでいることから、今後もマンションの売却相場は高水準を維持していく見込みです。

さらに、川崎市のエリアごとのマンション売却相場をランキング形式で見てみましょう。

比較項目 1位 2位 3位 4位 5位
3LDK~4DK 中原区 高津区 幸区 川崎区 宮前区
6,047万円 4,370万円 4,364万円 4,180万円 4,046万円
~80平米 中原区 幸区 高津区 川崎区 宮前区
6,667万円 6,343万円 5,052万円 4,693万円 4,519万円

出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年3月時点

このように川崎市では「中原区」をはじめ、「高津区」「幸区」といったエリアのマンションが高値で取引されていることがわかりました。

1-2.間取りから見た川崎市のマンション売却相場

川崎市のマンション売却相場を間取りごとに比較した結果、1R〜1DKでは宮前区の2,198万円が最も高額でした。次いで高津区の1,700万円となりました。

さらに、4LDK〜5DKで比較した結果、最も高額だったのは中原区の6,540万円でした。最も安かった多摩区の2,672万円とでは2.4倍以上の差があることもわかりました。

間取りから見た「川崎市のマンション売却相場」は次の通りです。

エリア 1R~1DK 1LDK~2DK 2LDK~3DK 3LDK~4DK 4LDK~5DK 5LDK~
川崎市川崎区 1,566万円 2,823万円 3,653万円 4,180万円 4,337万円
川崎市幸区 1,447万円 3,584万円 3,877万円 4,364万円 5,683万円
川崎市中原区 1,135万円 3,661万円 4,754万円 6,047万円 6,540万円
川崎市高津区 1,700万円 3,406万円 3,675万円 4,370万円 4,706万円
川崎市多摩区 926万円 1,762万円 2,264万円 3,650万円 2,672万円
川崎市宮前区 2,198万円 3,083万円 3,360万円 4,046万円 4,246万円
川崎市麻生区 2,726万円 2,238万円 3,837万円 4,197万円

出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年3月時点

川崎市の場合、間取りが同じであっても、エリアが異なるだけで売却相場に3,000万円も差が出ることがわかりました。

また、ワンルームが人気なのは宮前区、4LDKなどファミリー向けの物件では中原区がダントツの人気です。

1-3.面積から見た川崎市のマンション売却相場

川崎市のマンション売却相場を面積ごとに比較した結果、40平米以下で最も高額だったのは宮前区の2,656万円でした。次いで、幸区の2,621万円となっています。

なお、面積90平米以下で最も高額だったのは中原区の7,030万円でした。次いで、幸区の5,684万円となりました。

面積から見た「川崎市のマンション売却相場」は次の通りです。

エリア ~40平米 ~50平米 ~60平米 ~70平米 ~80平米 ~90平米 ~100平米 100平米~
川崎市川崎区 1,611万円 2,891万円 3,214万円 3,899万円 4,693万円 4,802万円
川崎市幸区 2,621万円 3,064万円 3,193万円 3,801万円 6,343万円 5,684万円
川崎市中原区 2,206万円 3,409万円 4,072万円 4,735万円 6,667万円 7,030万円 22,390万円
川崎市高津区 1,619万円 2,990万円 3,160万円 3,795万円 5,052万円 4,651万円 5,589万円 3,785万円
川崎市多摩区 926万円 1,580万円 1,856万円 3,416万円 3,412万円 3,721万円 2,752万円 2,600万円
川崎市宮前区 2,656万円 1,892万円 2,960万円 3,530万円 4,519万円 5,319万円 3,733万円 3,409万円
川崎市麻生区 2,286万円 2,521万円 2,519万円 4,412万円 3,663万円 5,257万円 5,026万円

出典:不動産売却「HOME4U」 ※2023年3月時点

ここまでの比較の結果、川崎市のマンション売却相場は単身者向けの場合には「宮前区」が特に人気です。また、ファミリー向けの場合には「中原区」をはじめ、「高津区」「幸区」が人気で高額でした。

また、エリアによってもマンションの売却相場が大きく異なることもわかりました。

ただし、実際の売却価格はマンションの築年数や交通の利便性などにも左右されますので、あくまで参考程度に考えておきましょう。

もし、あなたのマンションの実際の売却価格が気になっているのなら、不動産会社へ査定を依頼してみましょう。不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」なら、あなたのマンション売却に適した最大6社の不動産会社による査定を無料で取り寄せることができますよ。

2.川崎市でマンションを売るなら高値の今がチャンス

川崎市でマンションを売るなら高値の今がチャンス イメージ

2023年3月現在、川崎市でマンションの売却を検討しているのなら今が絶好のタイミングです。

その理由について、次の3つのポイントに沿って説明します。

  • 川崎市のマンション売却相場は過去最高
  • 今後の価格上昇は期待できない
  • 金利の低いうちが最も高く売れる

それぞれ順に見ていきましょう。

2-1.川崎市のマンション売却相場は過去最高

前述のとおり、PDF国土交通省が発表している不動産価格指数によると、次のグラフのように2013年以降、首都圏のマンション売却相場は右肩上がりに上昇を続けており、過去20年で最高値となっています。

不動産価格指数(住宅)(令和4年5月分・季節調整値)

出典:PDF国土交通省「不動産価格指数」 ※2023年3月時点

さらに、川崎市のマンション売却相場についても、2021年3月~2023年2月までの直近2年間を調査してみました。

結論としては、川崎市のマンション売却相場も直近2年間で約500万円も値上がりしているほか、平米単価で見ても約10万円も値上がりしており、過去最高値であることがわかります。

川崎市の直近2年間のマンション売却相場

出典:レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

ただし、川崎市のマンション売却相場がいつまで値上がりを続けるのか?ハッキリとはわかりません。

また、築浅のマンションほど売れやすい傾向にあるため、川崎市で中古マンションの売却を検討しているのなら今が売り時だと言えるでしょう。

2-2.今後の相場上昇は期待できない

マンションの価格上昇を予想する上で、売却するエリアの人口推移も一つの要因として捉える必要があります。

というのも、人口が増減するということは、その世帯数分だけ住む家が必要となる、あるいは不要となり、マンションの価格にも影響するからです。

2023年2月1日時点での川崎市の総人口は1,539,747人と、全国の政令指定都市のなかでも6番目に人口の多い街です。

以下のグラフは川崎市の2014年12月~2023年2月までの人口の推移を示していますが、2014年~2019年までは毎年10,000人以上の人口増加を確認できます。

しかし、それ以降、2021年や2022年では2,000人以下と、人口はあまり増えておらず、2023年2月時点では減少に転じています。

川崎市の人口推移

西暦 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
人口 1,462,341人 1,477,092人 1,491,012人 1,505,307人 1,517,784人
増加人口 14,751人 13,920人 14,295人 12,477人
西暦 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
人口 1,531,882人 1,538,018人 1,539,352人 1,541,041人 1,539,747人
増加人口 14,098人 6,136人 1,334人 1,689人 -1,294人

出典:川崎市の世帯数・人口 ※2023年3月時点

このように、川崎市の総人口はすでにピークを迎えつつあることがわかります。こうした状況を踏まえると、今後も川崎市のマンション売却相場が上昇するとは考えにくく、中古マンションの価格が上昇している今が売り時だと言えるでしょう。

2-3.金利の低いうちが最も高く売れる

「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」など大手金融機関は、2023年1月より固定型住宅ローンの金利引き上げを発表しました。

これは、日本銀行が長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度まで引き上げたことによるものですが、金利固定型ローンを新規に借り入れようとする人には負担が重いものとなっています。

一方で、住宅ローン利用者の実に7割を占める変動型金利はまだ据え置かれているのが現状です。変動金利は金利が安いことが特徴でもありますので、マンションの売却を検討しているのなら低金利が続いている今のうちが売り時だと言えます。

3.川崎市のマンションを高値で売る5つのコツ

川崎市でのマンション売却を検討されている方は、高値で売るために必要なコツもおさえておきましょう。

次の5つのコツを知っていれば、マンション売却時に損をすることはまずありません。

  • 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
  • 築年数が浅いうちに売却する
  • 必ずマンションの売却相場を把握する
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • マンション売却が得意な不動産会社を見つける

それぞれ詳しく説明します。

3-1.売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる

一般的にマンションを売却するには3か月~6か月程度かかると言われています。

しかし、マンションを売却するとなると、想像以上に時間や労力を要するものですし、想定外のことが起こる可能性さえあります。

こうしたことを踏まえると、売却期間にはしっかりと余裕を持たせてスケジュールを組むことが大切だと言えます。

以下の表は、マンション売却の流れの目安となる期間です。

マンション売却における各ステップ 目安となる期間
step1 相場価格を把握する 1~2か月
step2 不動産査定を依頼
step3 媒介契約を結ぶ
step4 販売活動をスタート 1~3か月
step5 決済と引き渡しを行う 1か月

特に、なかなか買い手がつかないケースでは、売却期間に余裕を持たせていないと焦ってしまうことになりかねません。結果として相場よりも安く売ることになれば、損をすることになりますので注意が必要です。

なお、マンションを早く売るコツについて詳しく知りたい方は「マンションの売却期間は何か月?早く売るコツはあるの?」も参考にしてみてください。

3-2.築年数が浅いうちに売却する

川崎市でのマンション売却は築年数の浅いうちが特におすすめです。

というのも、 一般的に不動産は築年数が経過するごとに建物の価値が減少するため、売却価格も下がってしまうからです。

2023年1月のPDF「レインズデータライブラリー」の月例マーケットウォッチによると、神奈川県の中古マンションの在庫状況は平均築年数が28.66年となっています。

つまり、川崎市でマンションを売却するなら、築28年までを目途に売却することが高く売る秘訣と言えます。

3-3.必ずマンションの売却相場を把握する

マンションを売却すると決めたなら、まずは「いくらくらいで売れるのか?」売却相場を把握しましょう。

なぜなら、はじめから不動産会社に査定を依頼しても、相場価格を把握していなければ査定額が「妥当かどうか見極めることはできない」からです。

マンションの売却相場は次の2つの方法を使って調べる事ができます。

  • レインズ・マーケット・インフォメーション
  • 土地総合情報システム

それぞれの特徴を見ていきましょう。

レインズ・マーケット・インフォメーション

レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が運営している不動産売買に関する情報提供サイトです。

レインズ・マーケット・インフォメーション

これまでに取引されたマンションの売却価格をはじめ、物件の成約時期や築年数、間取りなども公開されていますので、類似物件があれば大体の売却相場を把握することができますよ。

土地総合情報システム

土地総合情報システム」は、国土交通省が公開している不動産取引価格の情報検索サイトです。

土地総合情報システム

不動産売買を実際に行った人を対象にしたアンケートをもとに、その結果をデータベース化してさまざまな情報を公開しています。

実際の成約価格を知ることができるため、売りたい物件の過去のデータがあれば正確な情報を入手することができます。

なお、あなたのマンションの相場価格を調べる方法は「マンションの売却価格の調べ方は?相場と適正価格を知る方法」でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

3-4.複数の不動産会社に査定を依頼する

マンションの査定を行う際には、複数の不動産会社へ依頼することがとても大切です。というのも、査定を行う不動産会社はそれぞれ独自の不動産査定基準を設けているため、査定結果も必然的に異なってくるからです。

特に、査定額が数百万円単位で異なってくるケースもあるため、自分で調べた相場も参考にしながら価格の妥当性を見極める必要がありますが、あなたにとって最も納得のいく仲介会社を見つけることが可能です。

そのほかにも、不動産会社によって得意なエリアや物件の種別、売却実績なども異なるため、一社だけの査定依頼では、本当に相性の良い不動産会社を見つけることは難しいと言えるでしょう。

以上のことを踏まえて、数多くある不動産会社の中から自分に合った会社を見つけるためには、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」を活用することをおすすめします。

不動産売却 HOME4U」 なら、厳選された優良企業2,100社のうち、最大6社を厳選してあなたのマンションの価値を無料査定してくれますよ。また、12,500件以上の口コミを参考に、自分に合った不動産会社を見つけることもできて安心です。

マンション売却査定

不動産売却 HOME4U」はNTTデータグループが運営するサービスで、日本最大級規模の不動産一括査定サイトです。

はじめてマンションを売却する方は、「不動産売却 HOME4U」をぜひお試しください。

3-5.マンション売却が得意な不動産会社を見つける

不動産会社によっても得意な物件や不得意な物件があるものです。例えば、土地の売買は得意だけれど、マンションの販売実績は少なく得意ではなかったというケースも考えられます。

そこで、マンションの売却を得意とする不動産会社を見つけるためには、必ず直近の販売実績を見せてもらいましょう。ご自身と同じマンションや類似するマンションの販売実績が豊富な不動産会社なら安心と言えます。

そのほかにも「売却仲介経験の長い担当者が在籍しているか?」「マンション売却への疑問や不安に親身に答えてくれる担当者がいるか?」なども検討材料にしてみると良いでしょう。

なお、マンションを高値で売るコツについてもっと詳しく知りたい方は「マンションを相場より高く売るコツと「売り時」のタイミングを徹底解説」も参考にしてみてください。

4.川崎市のマンション売却にかかる費用と税金

川崎市のマンション売却にかかる費用と税金 イメージ

マンションの売却には、さまざまな費用や税金がかかるため、事前に把握しておくことも大切です。

特に手数料などは直接現金で支払うケースが多く、支払うタイミングも異なるため注意が必要です。

ここでは、マンション売却にかかる費用や税金について次の3つのポイントに分けて解説します。

  • マンション売却に必ずかかる費用と税金
  • 状況次第でかかるその他の費用と税金
  • 戻ってくる可能性のある費用と税金

それぞれ順に見ていきましょう。

4-1.マンション売却に必ずかかる費用と税金

あなたのマンションを売却する際に、一般的な不動産会社を介した場合には、次の費用と税金が必ずかかります。

  • 仲介手数料
  • 印紙税

一つずつ見ていきましょう。

1.仲介手数料

仲介手数料とは、マンション売却の際に、買主を見つけてくれた不動産会社に対して支払う成功報酬のことです。

マンション売却の手数料は法律で上限が決められており、400万円を超える取引においては「(売却金額×3%+6万円)+消費税」の計算式で求められます。

例えば、3,000万円のマンションを売却した場合にかかる仲介手数料は次の通りです。

3,000万円のマンションを売却した場合にかかる仲介手数料

支払いのタイミングは、売買契約時に50%、引き渡し時に50%と、2回に分けて不動産会社に支払います。

なお、仲介手数料は成功報酬であるため、買い手が見つからない場合には一切支払う必要はありません。

なお、マンション売却時の仲介手数料についてもっと詳しく知りたい方は「マンション売却時の仲介手数料はいくら?早見表で確認!値引きはできる?」も参考にしてみてください。

2.印紙税

印紙税とは「売買契約書に対して課税される税金」のことです。印紙税は、令和6年の3月31日までに作成された不動産の売買に関する契約書であれば、軽減税率が適用されるため50%ほどお得になります。。

以下の表のように、印紙税額は物件の契約金額によって異なります。

契約金額 通常の税額 軽減税額
100万円超~500万円以下 2,000円 1,000円(50%減)
500万円超~1千万円以下 10,000円 5,000円(50%減)
1千万円超~5千万円以下 20,000円 10,000円(50%減)
5千万円超~1億円以下 60,000円 30,000円(50%減)
1億円超え~5億円以下 100,000円 60,000円(40%減)

出典:国税庁「不動産売買契約書の印紙税の軽減措置」 ※2023年3月現在

支払いのタイミングは、マンションの買主が決まり、売買契約書を作成する時になります。

お家のいろは コラム
住宅ローン残債のあるマンションの売却にはその他にも費用がかかります

マンション売却の際に、マンションにローンの残債がある場合には、次の2つの費用も必要となりますので覚えておきましょう。

費用の項目 内容 費用の目安
一括返済の手数料 金融機関に支払う手数料 1~3万円程度
司法書士への報酬 登記手続きを代行してもらう費用 1~2万円程度

4-2.状況次第でかかるその他の費用と税金

マンションの状態やマンションの売却益が出た場合など、状況次第でかかる費用や税金について解説します。

マンションの売却の際「状況次第で必要となる費用と税金」は次の6つです。

費用の項目 内容 費用の目安
クリーニング費用 売却するマンションの印象を良くするためには必須。業者に依頼する際には別途費用がかかります。 5万円~10万円
リフォーム費用 築年数が古い場合などには、リフォームをしたほうが買主の幅も広がるのでおすすめです。 400万円~600万円 (全面リフォーム)
譲渡所得税+住民税 マンション売却で売却益が出た場合、翌年の確定申告で譲渡所得税および住民税を納付する必要がある。特別控除が適用される場合もある。 ・所有期間5年超の税率=20.315% ・所有期間5年以下の税率=39.63%
消費税 売り主が課税事業者の場合には、建物部分につき消費税を買主から預かり、翌年の確定申告で納付する。 建物の価格×10%
引越し費用 マンションの買主が決まったなら、引き渡しまでに引っ越しが必要となります。 10万円~30万円
追加広告費 通常の広告費は不動産会社の負担ですが、売主が特別に依頼した場合には追加費用がかかります。 売主が自分から追加広告を依頼しない限り無料です。

マンションの売却は、状況によってはこうした費用がかかることも覚えておくと良いでしょう。

4-3.戻ってくる可能性のある費用と税金

次は、マンションを売却すると戻ってくる可能性のある費用と税金について解説します。

マンション売却時に戻ってくる可能性のある費用や税金は次の3つです。

  • 住宅ローン保証料
  • 固定資産税
  • 火災保険料

一つずつ見ていきましょう。

1.住宅ローン保証料

住宅ローンの残債があるマンションを売却した場合には、一括返済時点で未経過期間に応じた「住宅ローン保証料」が戻ってきます。

住宅ローン保証料とは、住宅ローンに必須となる保証会社の「利用料」のことです。

例えば、住宅ローンは35年間で、住宅ローン保証料50万円を一括で支払っており、マンション購入から10年後に売却する場合についてシミュレーションしてみましょう。

住宅ローンは35年間で、住宅ローン保証料50万円を一括で支払っており、マンション購入から10年後に売却する場合についてのシミュレーション

上記のように、住宅ローン保証料は住宅ローンの残債期間が長いほど多額になりますので、しっかり返金してもらいましょう。

また、返金に関して特に難しい申請などはなく、マンションの売却が完了した後で金融機関に保証料の返金を依頼するだけでOKです。

2.固定資産税

マンションを売却した際に、既に支払っている固定資産税を12月31日までの日割りで買主から返金してもらうことが可能です。

というのも、固定資産税は毎年1月1日時点のマンション所有者が1年分を支払う税であるため、マンションを売却した時点で固定資産税の残り期間を買主から返金してもらえるのです。

例えば、固定資産税の額が10万円で、6月1日にマンションを売却して引き渡した場合の返金額をシミュレーションしてみましょう。

固定資産税の額が10万円で、6月1日にマンションを売却して引き渡した場合の返金額のシミュレーション

このように、マンションを引き渡した日を基準に、固定資産税を買主から日割りで返金してもらうことができますのでぜひ覚えておきましょう。

3.火災保険料

マンションを売却した際に、一括で支払っていた火災保険の保証期間が残っていた場合、残りの年数分の火災保険料を返金してもらうことが可能です。

火災保険への加入は住宅ローンの利用条件に含まれていますので、ほとんどの売主さんが火災保険に加入しているはずです。

マンション購入における火災保険料は、地震保険をセットにしたものも含めて、35年の場合約30万円~60万円ほどになります。

例えば、保険料50万円(保証期間35年)の火災保険に加入してから10年目に解約した場合、残り25年分の保険料を返金してもらうことができます。

保険料50万円(保証期間35年)の火災保険に加入してから10年目に解約した場合のシミュレーション

なお、火災保険料を返金してもらうには、保険会社に自ら解約を申し出なければならないので注意が必要です。

このように、マンション売却のタイミングによっては特に「住宅ローン保証料」と「火災保険料」の高額返金が見込めますので覚えておきましょう。

「マンションを売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「マンションを売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格”が見つかります
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

この記事のポイント まとめ

川崎市のマンションって「いくらくらいで売れるの?」「一番高いエリアはどこ?」

川崎市には7つの行政区があり、エリアによってもマンションの売却相場は大きく異なります。

川崎市で特にマンションが高額なエリアは「中原区」です。次いで、「幸区」や「高津区」などです。

詳しくは「1.最新版|川崎市のマンション売却相場」をご覧ください。

川崎市のマンションを高値で売るなら、タイミングはいつがベスト?

実は、川崎市のマンション売却は今がチャンスです。その理由は3つあります。

  • 川崎市のマンション売却相場は過去最高
  • 今後の価格上昇は期待できない
  • 金利の低いうちが最も高く売れる

詳しくは「2.川崎市でマンションを売るなら高値の今がチャンス」をご覧ください。

川崎市のマンションを高値で売るコツってあるの?

川崎市のマンションを少しでも高く売るためのコツは次の5つです。

  • 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
  • 築年数が浅いうちに売却する
  • 必ずマンションの売却相場を把握する
  • 複数の不動産会社に査定を依頼する
  • マンション売却が得意な不動産会社を見つける

詳しくは「3.川崎市のマンションを高値で売る5つのコツ」をご覧ください。

川崎市のマンション売却にはどんな費用がかかるの?

川崎市でマンションを売却する際には「必ずかかる費用」や「状況次第でかかる費用」「戻ってくる可能性のある費用」などがあります。

  • マンション売却に必ずかかる費用と税金
  • 状況次第でかかるその他の費用と税金
  • 戻ってくる可能性のある費用と税金

詳しくは「4.川崎市のマンション売却にかかる費用と税金」をご覧ください。