さいたま市は、人口130万人を超える埼玉県最大の都市です。都心へのアクセスに優れ、住みやすい街としても人気ですが、最新のマンション売却相場はいくらくらいなのでしょうか？

実は、首都圏の中古マンションの売却相場は2013年以降毎年上昇を続けており、さいたま市の中古マンションの売却相場も過去最高値です。そのため、マンションを売るなら今がチャンスと言えます。

この記事では、「さいたま市のマンション売却相場」をはじめ、「マンション売却の流れ」や「高く売るためのコツ」などについてわかりやすく解説しています。

マンション売却について基礎から詳しく知りたい方は、『マンション売却で失敗・損しないための注意点』『マンション売却の流れ』も併せてご覧ください。

マンションに限らず、不動産の売却に関してはこちらもご覧ください。

1.最新版｜さいたま市のマンション売却相場

さいたま市のマンション売却相場は、人気エリアとそうでないエリアとでは大きく異なります。

次の3つのポイントから、さいたま市のマンション売却相場をしっかりとおさえていきましょう。

• さいたま市でマンション売却相場が高額なのは浦和区・中央区
• 間取りから見たさいたま市のマンション売却相場
• 面積から見たさいたま市のマンション売却相場

一つずつ見ていきましょう。

1-1.さいたま市でマンション売却相場が高額なのは浦和区・中央区

さいたま市のマンションの売却相場を2023年3月時点で調査してみたところ、最も高額だったのは「浦和区」と「中央区」でした。

エリアごとの間取りと面積で比較した結果、最も売却物件数の多い3LDKクラスでは浦和区の5,049万円、さらに80平米クラスでは中央区の5,491万円という結果となりました。

さらに、さいたま市のエリアごとのマンション売却相場をランキング形式で見てみましょう。

このようにさいたま市では「浦和区」や「中央区」「大宮区」といったエリアのマンションが高値で取引されていることがわかりました。

1-2.間取りから見たさいたま市のマンション売却相場

さいたま市のマンション売却相場を間取りごとに比較した結果、1R〜1DKでは浦和区の2,270万円が最も高額でした。次いで見沼区の1,780万円となりました。

さらに、4LDK〜5DKで比較した結果、最も高額だったのは大宮区の10,730万円でした。最も安かった岩槻区の1,380万円とでは実に7.8倍以上の差があることもわかりました。

間取りから見た「さいたま市のマンション売却相場」は次の通りです。

出典：不動産売却「HOME4U」 ※2023年3月時点

さいたま市の場合、間取りが同じであっても、エリアが異なるだけで売却相場に9,000万円も差が出ることがわかりました。

1-3.面積から見たさいたま市のマンション売却相場

さらに、さいたま市のマンション売却相場を面積ごとに比較した結果、40平米以下で最も高額だったのは浦和区の2,189万円でした。次いで、北区の2,080万円となっています。

なお、面積90平米以下で最も高額だったのは大宮区の5,780万円でした。次いで、浦和区の5,680万円となりました。

面積から見た「さいたま市のマンション売却相場」は次の通りです。

出典：不動産売却「HOME4U」 ※2023年3月時点

ここまでの比較の結果、さいたま市のマンション売却相場は「浦和区」や「中央区」「大宮区」などが高額なほか、エリアによっても大きく異なることがわかりました。

ただし、実際の売却価格はマンションの築年数や交通の利便性などにも左右されますので、あくまで参考程度に考えておきましょう。

もし、あなたのマンションの実際の売却価格が気になっているのなら、不動産会社へ査定を依頼してみましょう。「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）」なら、あなたのマンション売却に適した最大6社の不動産会社による査定を無料で取り寄せることができますよ。

【無料】一括査定依頼スタート

2.さいたま市でマンションを売るなら今がチャンス！

2023年3月現在、さいたま市でマンションの売却を検討しているのなら今が絶好のタイミングです。

その理由について、次の3つのポイントに沿って説明します。

• さいたま市のマンション売却相場は今が最高値
• 今後の価格上昇は期待できない
• 低金利な今だから高値で売るチャンス！

それぞれ詳しく説明します。

2-1.さいたま市のマンション売却相場は今が最高値

前述のとおり、国土交通省が発表している不動産価格指数によると、以下のグラフのように2013年以降、首都圏のマンション売却相場は右肩上がりに上昇を続けており、過去20年間で最高値となっています。

出典：国土交通省「不動産価格指数」 ※2023年3月時点

さらに、さいたま市のマンション売却相場についても2021年3月～2023年2月までの直近2年間を調査してみました。

結論としては、さいたま市のマンション売却相場も直近2年間で約600万円も値上がりしているほか、平米単価で見ても約10万円も値上がりしており、過去最高値であることがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

ただし、マンションの売却相場がいつまで値上がりを続けるのか？ハッキリとはわかりません。

また、築浅のマンションほど売れやすい傾向にあるため、さいたま市で中古マンションの売却を検討しているのなら今が売り時だと言えるでしょう。

2-2.今後の価格上昇は期待できない

マンションの価格上昇を予想する上で、売却するエリアの人口推移も一つの要因として捉える必要があります。

というのも、人口が増減するということは、その世帯数分だけ住む家が必要となる、あるいは不要となり、マンションの価格にも影響するからです。

2023年3月時点でのさいたま市の総人口は1,338,623人と、全国の指定都市の中でも9番目に人口が多い街です。

以下のグラフはさいたま市の2014年～2023年までの人口の推移を示していますが、2014年～2022年までの人口増加は毎年約1万人と多いことがわかります。

つまり、今後もさいたま市のマンション売却相場は上がっていく可能性があるということです。

ちなみに、さいたま市の発表によると、さいたま市の総人口は2030年頃にピークを迎え、2045年頃には人口は128.6万人ほどに減少するとの見通しです。

こうした予測を踏まえると、さいたま市のマンション売却はなるべく早く行ったほうが良いと言えそうです。

2-3.低金利な今だから高値で売るチャンス！

「三菱UFJ銀行」や「三井住友銀行」など大手金融機関は、2023年1月より固定型住宅ローンの金利引き上げを発表しました。

これは、日本銀行が長期金利の上限を0.25％程度から0.5％程度まで引き上げたことによるものですが、金利固定型ローンを新規に借り入れようとする人には負担が重いものとなっています。

一方で、住宅ローン利用者の実に7割を占める変動型金利はまだ据え置かれているのが現状です。変動金利は金利が安いことが特徴でもありますので、マンションの売却を検討しているのなら低金利がまだ続いている今が売り時だと言えます。

3.さいたま市でマンションを売却する際の流れ7step

あなたのマンションをスムーズに、できる限り高値で売却するためには、マンション売却までの流れを把握しておくことも大切です。

ここではマンション売却までの主な流れを、下図のように7つのステップに分けて紹介していきます。

それぞれのstepについて詳しく見ていきましょう。

step1.売却相場を調べる

マンションを売却すると決めたなら、まずは「いくらくらいで売れるのか？」売却相場を把握しましょう。

なぜなら、はじめから不動産会社に査定を依頼しても、相場価格を把握していなければ査定額が「妥当かどうか見極めることはできない」からです。

マンションの売却相場は次の2つの方法を使って調べる事ができます。

• レインズ・マーケット・インフォメーション
• 土地総合情報システム

それぞれの特徴を見ていきましょう。

レインズ・マーケット・インフォメーション

「レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が運営している不動産売買に関する情報提供サイトです。

これまでに取引されたマンションの売却価格をはじめ、物件の成約時期や築年数、間取りなども公開されていますので、類似物件があれば大体の売却相場を把握することができますよ。

土地総合情報システム

「土地総合情報システム」は、国土交通省が公開している不動産取引価格の情報検索サイトです。

不動産売買を実際に行った人を対象にしたアンケートをもとに、その結果をデータベース化してさまざまな情報を公開しています。

実際の成約価格を知ることができるため、売りたい物件の過去のデータがあれば正確な情報を入手することができます。

なお、あなたのマンションの相場価格を調べる方法は「マンションの売却価格の調べ方は？相場と適正価格を知る方法」でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

step2.不動産査定を依頼する

マンションの相場を把握した後は、不動産会社に査定を依頼しましょう。査定を依頼する方法はいくつかありますが、特に便利なのが一括査定サイトです。

なかでも安心して利用できるサービスとしておすすめなのが、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）」です。

「不動産売却 HOME4U」は、全国から実績のある優良企業2,100社を厳選し提携しています。簡単な情報入力だけで、一度に複数社へ査定を依頼することができて便利ですよ。

【無料】一括査定依頼スタート

step3.媒介契約を結ぶ

不動産の一括査定から、あなたのマンションの売却を依頼する不動産会社が決まったら、その不動産会社と媒介契約を結びます。

媒介契約とは、不動産会社に「マンションの買主を見つけてもらうために締結する契約」のことです。

媒介契約には「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3つのタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、不動産会社の話をよく聞きながら決めると良いでしょう。

例えば、複数社と契約して一気に売却活動を進めたいなら「一般媒介契約」がおすすめです。一方、熱心に取り組んでくれる1社と契約したいなら「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」がおすすめとなります。

step4.販売活動をスタートする

不動産会社との媒介契約を締結した後は、いよいよあなたのマンションの販売活動をスタートします。

マンションの売出し中に行う主な販売活動は次の3つです。

• 広告活動を行う
• 内覧準備を行う
• 内覧当日の対応を行う

それぞれ順に説明します。

1.広告活動を行う

広告活動は不動産会社が行うものですので、売主が特にやるべきことはありません。

良い掲載画像が撮れるように、室内を奇麗にしておくと良いでしょう。

2.内覧準備を行う

内覧準備に必要なことは、室内の清掃や資料の準備です。お部屋の清潔さは購買意欲にも影響するものです。玄関から水回りまで奇麗にしておくと良いでしょう。

時間がない方は別途料金が発生しますが、業者に頼むのも良いでしょう。

3.内覧当日の対応を行う

内覧会の当日は様々な質問を受けますので、築年数やリフォーム箇所、周辺環境などについて答えられるようにしておきましょう。

また、売主の対応も購入希望者は見ていますので、しっかりと丁寧な対応を心がけましょう。

内覧の際の対応について詳しく知りたい方は「自宅を高く早く売却する内覧のコツ【マンション・戸建て共通】」も参考にしてみてください。

step5.売買契約を結ぶ

無事にあなたのマンションの買い手が見つかったら、次は売買契約を結ぶことになります。

売買契約時は、売主と買主、不動産会社の担当者などが一堂に集まり重要事項説明書の確認や契約書の取り交わし、手付金の受領、仲介手数料の支払いなどを行います。

この時に売主が買主から受け取る手付金の目安は、購入価格の5～10％ほどです。また、売主が不動産会社に支払う仲介手数料はこの売買契約時に50%、残り50％は引き渡し時に支払うのが一般的です。

なお、マンションの売却契約について詳しく知りたい方は「マンション売却するなら知っておくべき！契約時の注意点とは？」も参考にしてみてください。

step6.決済と引き渡しを行う

売買契約を締結した後は、およそ1か月を目安に残金の決済とマンションの引き渡しを行います。

残金の決済と引き渡しの当日は、売主・買主・不動産会社の担当者・金融機関担当者・司法書士なども同席します。

買主は購入金額の残金を支払い、売主は仲介手数料の残り50％を支払います。決済が終われば鍵や物件に関する資料を引き渡して売却は完了となります。

step7.確定申告を行う

あなたのマンションの売却が完了したら、翌年の確定申告を忘れずに行いましょう。

確定申告は、不動産を売却して利益（譲渡所得税）が出た場合に必要となりますが、利益が出なかった場合は基本的に確定申告は不要です。

また、損失額が大きい時に確定申告をすると「繰越控除」の特例が適用され、最長3年間に渡って控除を受けられますので覚えておきましょう。

確定申告は毎年2月〜3月中旬までなので、忘れずに申告してください。

なお、マンション売却時の税金についてもっと詳しく知りたい方は「マンション売却時の税金と節税で注意したい5つのこと」も参考にしてみてください。

4.さいたま市のマンションを高値で売る5つのコツ

さいたま市でのマンション売却を検討されている方は、高値で売るために必要なコツもおさえておきましょう。

次の5つのコツを知っていれば、マンション売却時に損をすることはまずありません。

• 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
• 築年数が浅いうちに売却する
• 複数の不動産会社に査定を依頼する
• マンション売却が得意な不動産会社を見つける
• おおよその売却費用や税金を把握する

それぞれ詳しく説明します。

4-1.売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる

一般的にマンションを売却するには3か月～6か月程度かかると言われています。

しかし、マンションを売却するとなると、想像以上に時間や労力を要するものですし、想定外のことが起こる可能性さえあります。

こうしたことを踏まえると、売却期間にはしっかりと余裕を持たせてスケジュールを組むことが大切です。

以下の表は、マンション売却の流れの目安となる期間です。

特に、なかなか買い手がつかないケースを想定した場合、売却期間に余裕を持たせていないと焦ってしまうことになりかねません。結果として相場よりも安く売ることになれば、損をすることになりますので注意が必要です。

4-2.築年数が浅いうちに売却する

さいたま市でのマンション売却は築年数の浅いうちが特におすすめです。

というのも、 一般的に不動産は、築年数が経過するごとに建物の価値が減少するため、売却価格も下がっていくからです。

2023年1月の「レインズデータライブラリー」の月例マーケットウォッチによると、埼玉県の中古マンションの在庫状況は平均築年数が28.44年となっています。

つまり、さいたま市でマンションを売却するなら、築28年までを目途に売却することが高く売る秘訣と言えます。

4-3.複数の不動産会社に査定を依頼する

マンションの査定を行う際には、複数の不動産会社へ依頼することがとても大切です。というのも、査定を行う不動産会社はそれぞれ独自の不動産査定基準を設けているため、査定結果も異なってくるからです。

特に、査定額が大きく異なってくるケースもあるため、自分で調べた相場も参考にしながら価格の妥当性を見極める必要があります。しかし、結果として複数社に依頼したほうが最適な仲介業者を見つけることができるのです。

そのほかにも、不動産会社によって得意なエリアや物件の種別、売却実績なども異なるため、一社だけの査定依頼では、本当に相性の良い不動産会社を見つけることは難しいと言えるでしょう。

以上のことを踏まえて、数多くある不動産会社の中から自分に合った会社を見つけるためには、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）」を活用することをおすすめします。

「不動産売却 HOME4U」なら、厳選された優良企業2,100社のうち、最大6社を厳選してあなたのマンションの価値を無料査定してくれますよ。また、12,500件以上の口コミを参考に、自分に合った不動産会社を見つけることもできて安心です。

【無料】一括査定依頼スタート

「不動産売却 HOME4U」はNTTデータグループが運営するサービスで、日本最大級規模の不動産一括査定サイトです。

はじめてマンションを売却する方は、「不動産売却 HOME4U」をぜひお試しください。

4-4.マンション売却が得意な不動産会社を見つける

不動産会社によっても得意な物件や不得意な物件があるものです。例えば、土地の売買は得意だけれど、マンションの販売実績は少なく、得意ではなかったというケースも考えられます。

マンションの売却を得意とする不動産会社を見つけるためには、必ず直近の販売実績を見せてもらいましょう。ご自身と同じマンションや類似するマンションの販売実績が豊富な不動産会社なら安心と言えます。

そのほかにも、「売却仲介経験の長い担当者が在籍しているか？」「マンション売却への疑問や不安に親身に答えてくれる担当者がいるか？」なども検討材料にしてみると良いでしょう。

4-5.おおよその売却費用や税金を把握する

マンション売却にかかる仲介手数料や税金についても大まかにイメージしておきましょう。

例えば「4,000万円」のマンションを売却した場合の費用について考えていきましょう。

まず、仲介手数料は以下の通りです。

（売却価格×3%＋6万円）＋消費税＝（4,000万円×3％＋6万円）＋消費税＝126万円＋12.6万円＝138.6万円

その他に必要な費用・税金は以下の通りです。

その他に、引っ越し代やハウスクリーニングなどを行う場合には、追加費用がかかりますので、覚えておきましょう。

マンションの査定を依頼する際は不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）を利用すると便利です。
NTTデータグループが運営する一括査定サービスで、最大6社の信頼できる不動産会社にまとめて査定依頼できます。

【無料】一括査定依頼スタート