横浜市は、総人口377万人を超える日本全国で一番人口の多い政令指定都市です。日本を代表する観光地として、住みやすい街としても大変人気ですが、直近のマンション売却相場はいくらくらいなのでしょうか?
実は、首都圏の中古マンションの売却相場は2013年以降毎年上昇を続けており、横浜市の中古マンションの売却相場も過去最高です。そのため、マンションを売るなら今がチャンスと言えます。
この記事では、「横浜市のマンション売却相場」をはじめ、「売却相場を自分で調べる方法」や「高く売るためのコツ」などについてわかりやすく解説しています。
- 横浜市のマンション売却相場
- マンション売却相場を自分で調べる方法
- 横浜市のマンションを高く売るコツ
マンション売却について基礎から詳しく知りたい方は、『マンション売却の流れ』も併せてご覧ください。
Contents
1.2024年版|横浜市のマンション売却相場
横浜市のマンション売却相場は、人気エリアとそうでないエリアとでは大きく異なります。
次の3つのポイントから、横浜市のマンション売却相場をしっかりとおさえていきましょう。
- 横浜市でマンション売却相場が高額なのは中区・西区
- 間取りから見た横浜市のマンション売却相場
- 面積から見た横浜市のマンション売却相場
一つずつ見ていきましょう。
1-1.横浜市のマンション人気エリアTOP5
横浜市のマンションの売却相場を2024年6月時点で調査してみたところ、最も高額だったのは「中区」「西区」でした。
というのも、エリアごとの間取りと面積で比較した結果、最も売却物件数の多い3LDKクラスでは中区の5,350万円、さらに80平米クラスでは西区の7,332万円だったからです。
さらに、横浜市のエリアごとのマンション売却相場をランキング形式でも見てみましょう。
比較項目 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
---|---|---|---|---|---|
3LDK~4DK | 中区 | 都筑区 | 西区 | 港北区 | 神奈川区 |
5,350万円 | 4,884万円 | 4,428万円 | 4,262万円 | 4,183万円 | |
~80平米 | 西区 | 中区 | 神奈川区 | 都筑区 | 港北区 |
7,332万円 | 5,638万円 | 5,500万円 | 4,904万円 | 4,563万円 |
出典:中古住宅HOME4U (参照2024-6-13)
このように横浜市では「中区」や「西区」「都筑区」といった上記5区のマンションが高値で取引されていることがわかりました。
1-2.間取りから見た横浜市のマンション売却相場
横浜市のマンション売却相場を間取りごとに比較した結果、1R〜1DKでは「中区」の1,656万円が最も高額でした。次いで「港北区」の1,582万円となりました。
さらに、4LDK〜5DKで比較した結果、最も高額だったのは「西区」の6,980万円でした。最も安かった「金沢区」の2,730万円とでは2.5倍以上の差があることもわかりました。
間取りから見た「横浜市のマンション売却相場」は次の通りです。
エリア | 1R~1DK | 1LDK~2DK | 2LDK~3DK | 3LDK~4DK | 4LDK~5DK | 5LDK~ |
---|---|---|---|---|---|---|
横浜市 鶴見区 |
1,067万円 | 2,630万円 | 3,147万円 | 4,018万円 | 4,518万円 | – |
横浜市 神奈川区 |
1,395万円 | 2,845万円 | 4,486万円 | 4,183万円 | 3,182万円 | – |
横浜市 西区 |
1,539万円 | 3,304万円 | 4,804万円 | 4,428万円 | 6,980万円 | – |
横浜市 中区 |
1,656万円 | 3,478万円 | 4,422万円 | 5,350万円 | 4,295万円 | – |
横浜市 南区 |
1,206万円 | 2,630万円 | 2,993万円 | 3,644万円 | 3,935万円 | – |
横浜市 保土ケ谷区 |
622万円 | 2,774万円 | 2,258万円 | 3,228万円 | 3,501万円 | – |
横浜市 磯子区 |
593万円 | 1,732万円 | 2,313万円 | 3,190万円 | 3,262万円 | – |
横浜市 金沢区 |
390万円 | 1,789万円 | 2,071万円 | 3,189万円 | 2,730万円 | – |
横浜市 港北区 |
1,582万円 | 2,730万円 | 3,459万円 | 4,262万円 | 4,924万円 | – |
横浜市 戸塚区 |
715万円 | 2,574万円 | 2,558万円 | 3,652万円 | 3,972万円 | – |
横浜市 港南区 |
650万円 | 1,991万円 | 2,334万円 | 3,323万円 | 3,300万円 | – |
横浜市 旭区 |
690万円 | 1,808万円 | 2,730万円 | 2,719万円 | 2,749万円 | – |
横浜市 緑区 |
939万円 | 1,955万円 | 2,201万円 | 3,178万円 | 3,212万円 | – |
横浜市 瀬谷区 |
– | – | 1,874万円 | 2,019万円 | 3,680万円 | 11,800万円 |
横浜市 栄区 |
– | 1,870万円 | 2,385万円 | 2,861万円 | 4,180万円 | – |
横浜市 泉区 |
– | – | 1,336万円 | 3,078万円 | 3,390万円 | – |
横浜市 青葉区 |
430万円 | 4,063万円 | 3,134万円 | 4,157万円 | 5,406万円 | – |
横浜市 都筑区 |
– | 4,368万円 | 3,394万円 | 4,884万円 | 3,969万円 | – |
出典:中古住宅HOME4U (参照2024-6-13)
横浜市の場合、間取りが同じであっても、エリアが異なるだけで売却相場に4,000万円も差が出ることがわかりました。
1-3.面積から見た横浜市のマンション売却相場
さらに、横浜市のマンション売却相場を面積ごとに比較した結果、40平米以下で最も高額だったのは「都筑区」の3,480万円でした。次いで、「港南区」の2,205万円となっています。
なお、面積90平米以下で最も高額だったのは「西区」の7,728万円でした。次いで、「青葉区」の6,241万円となりました。
面積から見た「横浜市のマンション売却相場」は次の通りです。
エリア | ~40平米 | ~50平米 | ~60平米 | ~70平米 | ~80平米 | ~90平米 | ~100平米 | 100平米~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
横浜市 鶴見区 |
1,122万円 | 2,747万円 | 3,120万円 | 3,679万円 | 4,028万円 | 4,532万円 | 4,495万円 | 5,235万円 |
横浜市 神奈川区 |
1,553万円 | 2,210万円 | 3,199万円 | 4,596万円 | 5,500万円 | 5,062万円 | 10,147万円 | 5,147万円 |
横浜市 西区 |
1,540万円 | 3,231万円 | 3,442万円 | 4,593万円 | 7,332万円 | 7,728万円 | – | 6,980万円 |
横浜市 中区 |
1,794万円 | 2,458万円 | 3,458万円 | 4,285万円 | 5,638万円 | 5,409万円 | 6,745万円 | 13,831万円 |
横浜市 南区 |
1,286万円 | 2,435万円 | 3,153万円 | 3,570万円 | 3,358万円 | 3,311万円 | 3,348万円 | 5,653万円 |
横浜市 保土ケ谷区 |
1,083万円 | 2,536万円 | 2,104万円 | 2,781万円 | 3,495万円 | 3,394万円 | 3,032万円 | 2,900万円 |
横浜市 磯子区 |
750万円 | 1,413万円 | 2,144万円 | 2,931万円 | 3,337万円 | 3,181万円 | 3,423万円 | 3,605万円 |
横浜市 金沢区 |
981万円 | 1,474万円 | 1,736万円 | 2,661万円 | 3,152万円 | 3,100万円 | 3,141万円 | 3,561万円 |
横浜市 港北区 |
1,326万円 | 2,521万円 | 3,263万円 | 3,849万円 | 4,563万円 | 4,476万円 | 4,476万円 | 6,739万円 |
横浜市 戸塚区 |
715万円 | 1,388万円 | 1,874万円 | 2,525万円 | 3,580万円 | 3,976万円 | 4,019万円 | 6,248万円 |
横浜市 港南区 |
2,205万円 | 1,994万円 | 2,388万円 | 3,097万円 | 3,368万円 | 3,417万円 | 4,180万円 | – |
横浜市 旭区 |
1,080万円 | 1,193万円 | 2,202万円 | 2,977万円 | 3,083万円 | 2,626万円 | 3,131万円 | 4,950万円 |
横浜市 緑区 |
1,017万円 | 2,644万円 | 1,717万円 | 2,800万円 | 3,872万円 | 3,386万円 | – | 3,116万円 |
横浜市 瀬谷区 |
– | – | 1,978万円 | 1,726万円 | 3,615万円 | 3,680万円 | – | 11,800万円 |
横浜市 栄区 |
– | 675万円 | 2,272万円 | 2,999万円 | 2,874万円 | 1,885万円 | 4,357万円 | – |
横浜市 泉区 |
– | – | 1,322万円 | 1,950万円 | 3,075万円 | 3,604万円 | – | – |
横浜市 青葉区 |
1,142万円 | 1,871万円 | 2,767万円 | 3,643万円 | 3,720万円 | 6,241万円 | 5,794万円 | 5,449万円 |
横浜市 都筑区 |
3,480万円 | 1,390万円 | 3,422万円 | 3,414万円 | 4,904万円 | 4,989万円 | 3,729万円 | 5,567万円 |
出典:中古住宅HOME4U (参照2024-6-13)
ここまでの比較の結果、横浜市のマンション売却相場は「中区」や「西区」「都筑区」などが高額なほか、エリアによっても大きく異なることがわかりました。
ただし、実際の売却価格はマンションの築年数や交通の利便性などにも左右されますので、あくまで参考程度に考えておきましょう。
もし、あなたのマンションの実際の売却価格が気になっているのなら、不動産会社へ査定を依頼してみましょう。「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」なら、あなたのマンション売却に適した最大6社の不動産会社による査定を無料で取り寄せることができますよ。
2.横浜市のマンション売却相場の今後の推移について
続いては、横浜市のマンション売却価格の今後の推移について、次の3つのポイントに沿って予測していきたいと思います。
- 横浜市のマンション売却相場は過去最高
- 人口推移からも今後の売却相場を予想
- 変動金利が上がれば売却相場は値下がりする
それぞれ詳しく説明します。
2-1.横浜市のマンション売却相場は過去最高
国土交通省が発表している不動産価格指数によると、以下のグラフのように2013年以降、首都圏のマンション売却相場は右肩上がりに上昇を続けており、過去20年間で最高値となっています。
出典:不動産価格指数(令和6年1月・令和5年第4四半期分)|国土交通省. 2024-4-30.(参照2024-6-12)
さらに、横浜市のマンション売却相場についても2022年6月~2024年5月までの直近2年間を調査してみました。
出典:レインズマーケットインフォメーション(参照2024-6-13)
結論としては、横浜市のマンション売却相場も2年間で300万円ほど値上がりしていることがわかります。
ただし、マンションの売却相場がいつまで値上がりを続けるのか?ハッキリとはわかりません。
また、築浅のマンションほど売れやすい傾向にあるため、横浜市で中古マンションの売却を検討しているのなら今が売り時とも言えるでしょう。
2-2.人口推移からも今後の価格を予想
マンションの価格上昇を予想する上で、売却するエリアの人口推移も一つの要因として捉える必要があります。
というのも、人口が増減するということは、その世帯数分だけ住む家が必要となる、あるいは不要となり、マンションの価格にも影響するからです。
2024年6月時点での横浜市の総人口は3,772,726人と、全国の政令指定都市の中で最も人口が多い街です。
以下のグラフは横浜市の2014年~2024年までの人口の推移を示していますが、横浜市の人口は2020年を境に減少に転じていることがわかります。
出典:横浜市「人口・世帯」(参照2024-6-13)
こうした状況を踏まえると、今後も横浜市のマンション売却相場が上昇するとは考えにくく、中古マンションの価格が上昇している今が売り時だと言えるでしょう。
2-3.変動金利が上がれば売却相場は値下がりする
2024年3月19日、日銀はマイナス金利政策の解除を決定しました。
現時点ではまだ大きな変化が見られませんが、今後は利上げによって住宅ローンの変動金利はゆるやかに上昇へ向かうでしょう。
住宅ローン利用者の7割が変動金利を利用しています。
そのため、変動金利が上昇すれば、マンションの購入需要が減り、相場価格が下落に転じるでしょう。
変動金利は金利が安いことが特徴でもありますので、マンションの売却を検討しているのなら低金利が続いている今のうちが売り時だと言えます。
3.横浜市のマンション売却相場を自分で調べる
あなたがマンションの売却を検討しているなら、まずは「いくらくらいで売れるのか?」売却相場を把握することが大切です。
なぜなら、はじめから不動産会社に査定を依頼しても、相場価格を把握していなければ査定額が「妥当かどうか見極めることはできない」からです。
マンションの売却相場は次の2つの方法を使って調べる事ができます。
- レインズ・マーケット・インフォメーション
- 不動産情報ライブラリ
それぞれの特徴を見ていきましょう。
3-1.レインズ・マーケット・インフォメーション
「レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が運営している不動産売買に関する情報提供サイトです。
これまでに取引されたマンションの売却価格をはじめ、物件の成約時期や築年数、間取りなども公開されていますので、類似物件があれば大体の売却相場を把握することができますよ。
3-2.不動産情報ライブラリ
「不動産情報ライブラリ」は、国土交通省が公開している不動産取引価格の情報検索サイトです。
不動産売買を実際に行った人を対象にしたアンケートをもとに、その結果をデータベース化してさまざまな情報を公開しています。
実際の成約価格を知ることができるため、売りたい物件の過去のデータがあれば正確な情報を入手することができます。
なお、あなたのマンションの相場価格を調べる方法は「マンションの売却価格の調べ方は?相場と適正価格を知る方法」でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
4.横浜市のマンションを高く売るための4つのコツ
横浜市でのマンション売却を検討されている方は、高値で売るために必要なコツもおさえておきましょう。
次の4つのコツを知っていれば、マンション売却時に損をすることはまずありません。
- 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
- 築年数が浅いうちに売却する
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- マンション売却が得意な不動産会社を見つける
それぞれ詳しく説明します。
4-1.売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
一般的にマンションを売却するには3か月~6か月程度かかると言われています。
しかし、マンションを売却するとなると、想像以上に時間や労力を要するものですし、想定外のことが起こる可能性さえあります。
こうしたことを踏まえると、売却期間にはしっかりと余裕を持たせてスケジュールを組むことが大切だと言えます。
以下の表は、マンション売却の流れの目安となる期間です。
マンション売却における各ステップ | 目安となる期間 | |
---|---|---|
step1 | 相場価格を把握する | 1~2か月 |
step2 | 不動産査定を依頼 | |
step3 | 媒介契約を結ぶ | |
step4 | 販売活動をスタート | 1~3か月 |
step5 | 決済と引き渡しを行う | 1か月 |
特に、なかなか買い手がつかないケースでは、売却期間に余裕を持たせていないと焦ってしまうことになりかねません。結果として相場よりも安く売ることになれば、損をすることになりますので注意が必要です。
なお、マンションを早く売るコツについて詳しく知りたい方は「マンションの売却期間は何か月?早く売るコツはあるの?」も参考にしてみてください。
4-2.築年数が浅いうちに売却する
横浜市でのマンション売却は築年数の浅いうちが特におすすめです。
というのも、 一般的に不動産は築年数が経過するごとに建物の価値が減少するため、売却価格も下がってしまうからです。
2024年5月の「レインズデータライブラリー」の月例マーケットウォッチによると、神奈川県の中古マンションの成約状況は平均築年数が24.93年となっています。
つまり、横浜市でマンションを売却するなら、築25年までを目途に売却することが高く売る秘訣と言えます。
4-3.複数の不動産会社に査定を依頼する
マンションの査定を行う際には、複数の不動産会社へ依頼することがとても大切です。というのも、査定を行う不動産会社はそれぞれ独自の不動産査定基準を設けているため、査定結果も必然的に異なってくるからです。
そのほかにも、不動産会社によって得意なエリアや物件の種別、売却実績なども異なるため、一社だけの査定依頼では、本当に相性の良い不動産会社を見つけることは難しいと言えるでしょう。
以上のことを踏まえて、数多くある不動産会社の中から自分に合った会社を見つけるためには、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」を活用することをおすすめします。
「不動産売却 HOME4U」 なら、厳選された優良企業2,300社のうち、最大6社を厳選してあなたのマンションの価値を無料査定してくれますよ。また、12,500件以上の口コミを参考に、自分に合った不動産会社を見つけることもできて安心です。
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はじめてマンションを売却する方は、「不動産売却 HOME4U」をぜひお試しください。
4-4.マンション売却が得意な不動産会社を見つける
不動産会社によっても得意な物件や不得意な物件があるものです。例えば、土地の売買は得意だけれど、マンションの販売実績は少なく得意ではなかったというケースも考えられます。
そこで、マンションの売却を得意とする不動産会社を見つけるためには、必ず直近の販売実績を見せてもらいましょう。ご自身と同じマンションや類似するマンションの販売実績が豊富な不動産会社なら安心と言えます。
そのほかにも「売却仲介経験の長い担当者が在籍しているか?」「マンション売却への疑問や不安に親身に答えてくれる担当者がいるか?」なども検討材料にしてみると良いでしょう。
なお、マンションを高値で売るコツについてもっと詳しく知りたい方は「マンションを相場より高く売るコツと「売り時」のタイミングを徹底解説」も参考にしてみてください。
5.横浜市で高く売れるマンションの4つの特徴
横浜のマンション売却を検討しているのなら、特に横浜市で高値で売れやすいマンションの特徴も知っておくと良いでしょう。
横浜市で今売れやすいマンションの特徴は次の4つです。
- 人気エリアにあるマンション
- 人気のタワマンや デザイナーズマンション
- コロナ需要にマッチしたマンション
- 災害の影響を受けにくいマンション
それぞれ順に説明します。
5-1.人気エリアにあるマンション
横浜市の中でも、特に交通の利便性に優れていて、子育てもしやすく、周辺環境にも恵まれたエリアは人気も高く、マンションも高値で売れやすい傾向にあります。
横浜市で特に人気のエリアは次の5駅周辺エリアです。
- 日吉駅
- 横浜駅
- 綱島駅
- 桜木町駅
- 青葉台駅
それぞれ順に見ていきましょう。
1.日吉駅周辺エリア
日吉駅は横浜市港北区に位置しており、東京東横線・東急目黒線・横浜市グリーンラインの3路線が乗り入れているほか、2023年3月に開業した「東急新横浜線」の始発駅となることでさらなるアクセス向上が期待されています。
日吉駅からのアクセスや周辺環境は次の通りです。
アクセス |
|
---|---|
ショッピング |
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周辺スポット |
|
また、駅の近くには「慶應義塾大学日吉キャンパス」があることで、学生が多く活気に溢れており、治安も良いことが人気につながっています。
2.横浜駅周辺エリア
横浜駅は横浜市西区に位置しており、JR東日本をはじめ、東急電鉄、京急電鉄、横浜高速鉄道など11路線が乗り入れており、どこへ行くにも便利なターミナル駅です。
また、駅周辺には商業施設やスーパー、飲食店などが多く、日々の買い物にとても便利な環境です。
横浜駅からのアクセスや周辺環境は次の通りです。
アクセス |
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---|---|
ショッピング |
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周辺スポット |
|
なお、横浜駅がある横浜市西区は、待機児童対策など子育て支援にも力を入れており、子育てしたいファミリー層にも人気のエリアです。
3.綱島駅周辺エリア
綱島駅は横浜市港北区に位置する東急東横線の駅です。急行が停車するため都内への通勤・通学にも便利です。
また、2023年3月には、駅から少し離れた場所に開通する東急新横浜線の新駅「新綱島駅」も開業予定のため今後も再開発が見込まれています。
綱島駅からのアクセスや周辺環境は次の通りです。
アクセス |
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---|---|
ショッピング |
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周辺スポット |
|
また、綱島駅周辺はかつて「東京の奥座敷」とも呼ばれ、戦前戦後は温泉街として栄えていました。そうした名残があり、今でも日帰り入浴施設や銭湯が残っていることも特徴的です。
4.桜木町駅周辺エリア
桜木町駅は横浜市中区に位置しており、JR根岸線と地下鉄ブルーラインが乗り入れているほか、JR京浜東北線とJR横浜線が直通運転を行っているため利便性は抜群です。
おしゃれな街並みを歩けば、横浜みなとみらいも徒歩圏内の上、デートスポットやショッピングモールが点在し、ディープスポットにも足を延ばせるなど、何をするにも便利なエリアです。
桜木町駅からのアクセスや周辺環境は次の通りです。
アクセス |
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---|---|
ショッピング |
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周辺スポット |
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また、桜木町駅周辺は治安が良い上、教育施設も整っており、ファミリー層はもちろん、女性の一人暮らしなど、幅広い人に人気のエリアと言えます。
5.青葉台駅周辺エリア
青葉台駅は、横浜市青葉区に位置する東急田園都市線の駅です。渋谷駅から東京メトロ半蔵門線と直通しているので、渋谷から先の都心へも1本で行ける上、急行も止まるので通勤・通学にも便利です。
青葉台駅は、駅周辺の便利さや整備された街並み、多くの自然が残るゆとりある暮しができる街として人気です。
桜木町駅からのアクセスや周辺環境は次の通りです。
アクセス |
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---|---|
ショッピング |
|
周辺スポット |
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青葉台駅周辺は、治安も良く子育て環境としても恵まれているため、ファミリー層に特に人気のエリアです。
5-2.人気のタワマンや デザイナーズマンション
横浜市のマンション売却で、特に人気が高く売れやすいと言えるのがタワーマンションです。
というのも、タワーマンションは周辺環境が充実しているエリアに多く、「資産価値を維持しやすい」というメリットがあるからです。特に「みなとみらい駅」や「横浜駅」周辺のタワーマンションが人気です。
また、建築家やデザイナーによって建てられた「デザイナーズマンション」も資産価値を維持しやすく高く売れる傾向にあります。ただし、デザイナーズマンションの場合、その個性によってニーズが限られる場合もあるため注意も必要です。
5-3.コロナ需要にマッチしたマンション
2020年以降に始まったコロナウィルスとの共生の中で、多くの人の暮らしに対する意識に変化が起こっています。
というのも、新型コロナウィルスの感染症対策として、リモートワークが増えたことや外出を控えるという文化が生まれたからです。
ただ眠るためだけの住居ではなく、家族と一緒に豊かな時間を過ごせる場所であり、仕事場としても使える住まいのニーズが高まり始めています。
例えば、マンションの場合なら、ベランダが広く家庭菜園などもできる物件や、リビングが広く人が集まりやすい物件、仕事とプライベートを分けることができる+1Rある間取りの物件などが今後より売れやすくなると予想されます。
5-4.災害の影響を受けにくいマンション
マンション選びや購入に影響を与える基準として、災害の影響を受けにくいということも一つの指標となっています。
特にマンションの価値に影響を与えるポイントとして注目されるのが、地震に備えるための「耐震基準」です。
耐震基準とは、地震によって倒壊しないように設定されている建物の強度のことです。現在の「新耐震基準」は1981年に決まったものですが、最大震度7の大地震においても「倒壊しない程度」の強度を基準としています。
ちなみに内閣が作成した神奈川県の「ゆれやすさマップ」によると、横浜市で特に揺れやすいエリアは「中区」や「西区」「金沢区」の沿岸部といった埋立地です。特にこのエリアのマンションであれば耐震基準も高いものであると予想されます。
なお、マンションの耐震基準がわからない場合には、管理組合などに問い合わせて、マンション売却の際のアピールポイントにするのも良いでしょう。
6.横浜市のマンション売却にかかる費用と税金
マンションの売却には、さまざまな費用や税金がかかるため、事前に把握しておくことも大切です。
特に手数料などは直接現金で支払うケースが多く、支払うタイミングも異なるため注意が必要です。
ここでは、マンション売却にかかる費用や税金について次の3つのポイントに分けて解説します。
- マンション売却に必ずかかる費用と税金
- 状況次第でかかるその他の費用と税金
- 戻ってくる可能性のある費用と税金
それぞれ順に見ていきましょう。
6-1.マンション売却に必ずかかる費用と税金
あなたのマンションを売却する際に、一般的な不動産会社を介した場合には、次の費用と税金が必ずかかります。
- 仲介手数料
- 印紙税
一つずつ見ていきましょう。
1.仲介手数料
仲介手数料とは、マンション売却の際に、買主を見つけてくれた不動産会社に対して支払う成功報酬のことです。
マンション売却の手数料は法律で上限が決められており、400万円を超える取引においては「(売却金額×3%+6万円)+消費税」の計算式で求められます。
例えば、3,000万円のマンションを売却した場合にかかる仲介手数料は次の通りです。
支払いのタイミングは、売買契約時に50%、引き渡し時に50%と、2回に分けて不動産会社に支払います。
なお、仲介手数料は成功報酬であるため、買い手が見つからない場合には一切支払う必要はありません。
なお、マンション売却時の仲介手数料についてもっと詳しく知りたい方は「マンション売却時の仲介手数料はいくら?早見表で確認!値引きはできる?」も参考にしてみてください。
2.印紙税
印紙税とは「売買契約書に対して課税される税金」のことです。印紙税は、令和6年の3月31日までに作成された不動産の売買に関する契約書であれば、軽減税率が適用されるため50%ほどお得になります。
以下の表のように、印紙税額は物件の契約金額によって異なります。
契約金額 | 通常の税額 | 軽減税額 |
---|---|---|
100万円超~500万円以下 | 2,000円 | 1,000円(50%減) |
500万円超~1千万円以下 | 10,000円 | 5,000円(50%減) |
1千万円超~5千万円以下 | 20,000円 | 10,000円(50%減) |
5千万円超~1億円以下 | 60,000円 | 30,000円(50%減) |
1億円超え~5億円以下 | 100,000円 | 60,000円(40%減) |
出典:国税庁「不動産売買契約書の印紙税の軽減措置」(参照2024-6-13)
支払いのタイミングは、マンションの買主が決まり、売買契約書を作成する時になります。
住宅ローン残債のあるマンションの売却にはその他にも費用がかかります
マンション売却の際に、マンションにローンの残債がある場合には、次の2つの費用も必要となりますので覚えておきましょう。
費用の項目 | 内容 | 費用の目安 |
---|---|---|
一括返済の手数料 | 金融機関に支払う手数料 | 1~3万円程度 |
司法書士への報酬 | 登記手続きを代行してもらう費用 | 1~2万円程度 |
6-2.状況次第でかかるその他の費用と税金
マンションの状態やマンションの売却益が出た場合など、状況次第でかかる費用や税金について解説します。
マンションの売却の際「状況次第で必要となる費用と税金」は次の6つです。
費用の項目 | 内容 | 費用の目安 |
---|---|---|
クリーニング費用 | 売却するマンションの印象を良くするためには必須。業者に依頼する際には別途費用がかかります。 | 5万円~10万円 |
リフォーム費用 | 築年数が古い場合などには、リフォームをしたほうが買主の幅も広がるのでおすすめです。 | 400万円~600万円 (全面リフォーム) |
譲渡所得税+住民税 | マンション売却で売却益が出た場合、翌年の確定申告で譲渡所得税および住民税を納付する必要がある。特別控除が適用される場合もある。 | ・所有期間5年超の税率=20.315% ・所有期間5年以下の税率=39.63% |
消費税 | 売り主が課税事業者の場合には、建物部分につき消費税を買主から預かり、翌年の確定申告で納付する。 | 建物の価格×10% |
引越し費用 | マンションの買主が決まったなら、引き渡しまでに引っ越しが必要となります。 | 10万円~30万円 |
追加広告費 | 通常の広告費は不動産会社の負担ですが、売主が特別に依頼した場合には追加費用がかかります。 | 売主が自分から追加広告を依頼しない限り無料です。 |
マンションの売却は、状況によってはこうした費用がかかることも覚えておくと良いでしょう。
6-3.戻ってくる可能性のある費用と税金
次は、マンションを売却すると戻ってくる可能性のある費用と税金について解説します。
マンション売却時に戻ってくる可能性のある費用や税金は次の3つです。
- 住宅ローン保証料
- 固定資産税
- 火災保険料
一つずつ見ていきましょう。
1.住宅ローン保証料
住宅ローンの残債があるマンションを売却した場合には、一括返済時点で未経過期間に応じた「住宅ローン保証料」が戻ってきます。
住宅ローン保証料とは、住宅ローンに必須となる保証会社の「利用料」のことです。
例えば、住宅ローンは35年間で、住宅ローン保証料50万円を一括で支払っており、マンション購入から10年後に売却する場合についてシミュレーションしてみましょう。
上記のように、住宅ローン保証料は住宅ローンの残債期間が長いほど多額になりますので、しっかり返金してもらいましょう。
また、返金に関して特に難しい申請などはなく、マンションの売却が完了した後で金融機関に保証料の返金を依頼するだけでOKです。
2.固定資産税
マンションを売却した際に、既に支払っている固定資産税を12月31日までの日割りで買主から返金してもらうことが可能です。
というのも、固定資産税は毎年1月1日時点のマンション所有者が1年分を支払う税であるため、マンションを売却した時点で固定資産税の残り期間を買主から返金してもらえるのです。
例えば、固定資産税の額が10万円で、6月1日にマンションを売却して引き渡した場合の返金額をシミュレーションしてみましょう。
このように、マンションを引き渡した日を基準に、固定資産税を買主から日割りで返金してもらうことができますのでぜひ覚えておきましょう。
3.火災保険料
マンションを売却した際に、一括で支払っていた火災保険の保証期間が残っていた場合、残りの年数分の火災保険料を返金してもらうことが可能です。
火災保険への加入は住宅ローンの利用条件に含まれていますので、ほとんどの売主さんが火災保険に加入しているはずです。
マンション購入における火災保険料は、地震保険をセットにしたものも含めて、35年の場合約30万円~60万円ほどになります。
例えば、保険料50万円(保証期間35年)の火災保険に加入してから10年目に解約した場合、残り25年分の保険料を返金してもらうことができます。
なお、火災保険料を返金してもらうには、保険会社に自ら解約を申し出なければならないので注意が必要です。
このように、マンション売却のタイミングによっては特に「住宅ローン保証料」と「火災保険料」の高額返金が見込めますので覚えておきましょう。
- 「マンションを売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
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この記事のポイント まとめ
横浜市には18の行政区があり、エリアによってもマンションの売却相場は大きく異なります。
横浜市で特にマンションが高額なエリアは「中区」や「西区」です。次いで、「都筑区」などです。
詳しくは「1.2024年版|横浜市のマンション売却相場」をご覧ください。
実は、横浜市のマンション売却は今が売り時です。その理由は3つあります。
- 横浜市のマンション売却相場は過去最高
- 人口推移からも今後の売却相場を予想
- 変動金利が上がれば売却相場は値下がりする
詳しくは「2.横浜市のマンション売却相場の今後の推移について」をご覧ください。
横浜市のマンションの売却相場は次の2つの方法を使って調べる事ができます。
- レインズ・マーケット・インフォメーション
- 土地総合情報システム
詳しくは「3.横浜市のマンション売却相場を自分で調べる」をご覧ください。
横浜市のマンションを少しでも高く売るためのコツは次の4つです。
- 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
- 築年数が浅いうちに売却する
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- マンション売却が得意な不動産会社を見つける
詳しくは「4.横浜市のマンションを高く売るための4つのコツ」をご覧ください。
横浜市で売れやすいマンションの特徴は次の4つです。
- 人気エリアにあるマンション
- 人気のタワマンや デザイナーズマンション
- コロナ需要にマッチしたマンション
- 災害の影響を受けにくいマンション
詳しくは「5.横浜市で高く売れるマンションの4つの特徴」をご覧ください。
横浜市でマンションを売却する際には「必ずかかる費用」や「状況次第でかかる費用」「戻ってくる可能性のある費用」などがあります。
- マンション売却に必ずかかる費用と税金
- 状況次第でかかるその他の費用と税金
- 戻ってくる可能性のある費用と税金
詳しくは「6.横浜市のマンション売却にかかる費用と税金」をご覧ください。