一戸建てが売れない5つの理由と7つの対策|売れないときの対処法

戸建て売却/売れない理由と対策

一戸建てを売り出したものの、なかなか問い合わせが来ないと本当に売れるのかどうか不安ですよね。このような場合は何かしらの原因があり、それらを解決しないといつまで経っても売れない可能性があります。

この記事では一戸建てが売れない理由や、売れないときの対処法について解説します。最後までご覧いただくことで、なかなか売れなかった一戸建てがスムーズに売却できるでしょう。

この記事で分かること
  • 一戸建てが売れない理由
  • 一戸建てが売れないときの対処法

家の売却について基礎から詳しく知りたい方は『家を売る方法』もご覧ください。

「家を売りたい」と悩んでいる方へ
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1.一戸建てが売れない理由は大きく分けて5つ

一戸建てが売れない理由は大きく分けて5つ

一戸建てが売れない理由は、大きく分けると以下の5つです。

  1. 価格が高すぎる
  2. タイミングが悪い
  3. 建物に魅力がない
  4. 立地が悪い
  5. 不動産会社選びに失敗している

では、それぞれについて解説します。

1-1.価格が高すぎる

売却した物件に適した売却相場よりも高い価格で売り出すと、購入希望者が集まりにくく、いつまでたっても売れない場合があります。
これは、買手側はある程度の相場感を持っているためです。

一戸建ての購入を考える方は、まず不動産のポータルサイトなどで売買物件を検索します。
インターネットで多くの物件を見るうちに自然と相場感がつくため「この物件は高すぎる」といった判断ができるようになります。

また、中古一戸建ての購入を考える人は価格の安さへの関心が高いため、相場以上の物件は検討から除外されやすいのです。

1-2.タイミングが悪い

一戸建ては、毎年2月から3月にかけて売れやすくなります。その理由は進学や転職などに合わせて、新居に引っ越す方が増えるためです。

その一方で、 1月と8月は一般的に一戸建ては売れにくくなります。1月には正月休みがあり、 8月にはお盆休みは夏休みが重なるためです。

こうした不動産業界での閑散期では、内覧予約が全く入らないことも珍しくありません。
不動産会社に時期的な問題があるのか相談してみましょう。もしそうした時期の問題であれば、このまま1~2か月ほど様子を見て、内覧希望者数の変化に応じて対処を考えましょう。

1-3.建物に魅力がない

「外観が汚い」「設備が古い」「間取りが悪く生活しにくい」など、魅力の感じにくい建物は当然購入されにくくなります。

購入希望者は複数の物件を比較して選ぶため、建物の魅力のなさが決断を鈍らせている可能性は多いにあります。
定期的なメンテナンスがされてないという印象も与えてしまいますし、多額の修繕費への懸念も高まるでしょう

10万円程度でできる軽微な修繕で印象を高められるようなら実施してみてもいいですが、大掛かりなリフォームなどをすると、売却金額が高まりなおさら売れにくく可能性もあります。

修繕やリフォームを考える際は、自己判断ではなく、不動産会社と相談しながら決めましょう。

1-4.立地が悪い

「駅から遠い」「スーパーや病院、学校が遠い」「低地で浸水のリスクがある」など、立地の悪い土地は売れにくくなります。

一戸建てを購入する人の多くは、長い期間の居住を想定しています。
建物に関しては、最悪リフォーム等で対応できますが、土地は手の付けようがありません。
長く住むにあたって、土地に対する不安要素があると、購入を決断しにくくなります。

過去の地震や台風などから、自然災害への危機感は年々高まっています。
土地の安全性もよく見られるようになってきたのです。

1-5.不動産会社選びに失敗している

一戸建てが売れないわけには、そもそも不動産会社選びの時点で失敗している可能性があります。良くない不動産会社の例として、宣伝力や営業力が低かったり、一戸建ての販売実績が少なかったりするケースが挙げられます。 売り出しから1ヵ月経っても問い合わせが来ない場合は、 不動産会社を変えた方がいいかもしれません。

もし新たに不動産会社を探す場合は、一括査定サービスの利用を検討してみましょう。なぜなら、一度簡単な入力フォームに必要な情報を入力するだけで、あなたによってより相応しい不動産会社を同時に複数見つけられるためです。 もし一括査定サービスを利用する場合は、NTTデータグループが運営をする日本で最老舗の不動産の一括査定サイトである不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)がおすすめです。

不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)は、悪徳業者の徹底的な排除・セキュリティ対策とサポート体制の充実度の高さにより、安心して利用できます。

2.一戸建てが売れない時に試してほしい7つの対策

一戸建てが売れない時に試してほしい7つの対策

一戸建てが売れないときの対処法は以下の7つです。

  1. 価格を下げる
  2. 不動産会社を変更する
  3. 一旦売却を取り下げて売れるタイミングに再チャレンジする
  4. 不動産会社に買い取ってもらう
  5. 古民家として投資用物件に切り替えて売る
  6. 自治体の空き家バンクに登録する
  7. 賃貸を検討する

これらは、上から順番に試してみてください。では、それぞれについて解説します。

2-1.価格を下げる

まずは価格が高すぎないか確認し、適宜価格を下げてみましょう。
中古一戸建ての購入する方は「価格」を重視するため、売却金額の安さや、値下げした事実はプラスに働きます。

また、値下げをする際は500万円区切りを意識して行いましょう。例えば3,600万円で売り出しテイル家なら、3,500万円以下にしてみましょう。
これは、多くの不動産ポータルサイトが500万円単位で価格指定検索ができるためです。
物件の情報を多くの人に見てもらい、内覧の確立を高めていきましょう。

2-2.不動産会社を変更する

不動産会社の宣伝の仕方や販売実績の有無などによって、一戸建てが売れにくくなっている可能性もあります。売り出しから1ヵ月たっても問い合わせが来ない場合は、 思い切って不動産会社を変更してみましょう。

不動産会社選びのポイントは、以下の通りです。

  • 一戸建ての販売実績は豊富か
  • 積極的に宣伝活動を行ってくれそうか
  • 物件の魅力を的確に伝えられるだけの営業力がありそうか
  • レスポンスは早いか
  • 信頼できる担当者がいるか

可能な限り、上記の条件を満たす不動産会社を選びましょう。

もし不動産会社を変更する場合は、一括査定サービスの利用が便利です。なぜなら、一度簡単な入力フォームに必要な情報を入力するだけで、あなたに合った不動産会社を簡単に見つけられるためです。

新たな不動産会社探しには、一括査定サイト不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)が役立ちます。

不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)は一度に6社に一括で査定依頼できるサービスですが、査定となる提携不動産会社を全国から厳選しているため、優良企業だけを簡単に比較できます。
NTTデータグループが運営するサービスのため、セキュリティにも安心して依頼できます。
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2-3.一旦売却を取り下げて売れるタイミングに再チャレンジする

なかなか一戸建てが売れない場合は、一旦売却を取り下げて次の繁忙期に再度売り出した方が売れやすくなります。なぜなら、なかなか売れない一戸建ては、以前から物件を探している人に対して「なかなか売れないということは何かしら問題があるのだろう」という印象を与えてしまうためです。

一旦売却を取り下げ、新規物件として売り出すことを考えてみましょう。

一戸建てが売れやすくなる時期は、2月から3月にかけてです。それまでに売り出しを開始できるよう準備すると良いでしょう。売り出しまでにやるべきことはたくさんあるため、できるだけ早いうちから動き出すことが好ましいです。

また不動産会社を考え直すいい機会でもあるので、改めて査定を要らするのもいいでしょう。
下のバナーから無料で簡単に査定が依頼できます。

2-4.不動産会社に買い取ってもらう

どうしても一戸建てが売れない場合は、不動産会社に買い取ってもらうことも選択肢として考えてみましょう。

不動産会社の行う買取では、不動産会社に直接売却するため購入希望者を募集する必要がなく、最短1週間程で引き渡し現金化まで完了します。

ただし買取の場合は、仲介で売却する場合の7割程度で取引されます。
売却活動に費やす手間や時間、売れ残っている間かかるはずだった維持費や交通費などを鑑みて、買取にすべきか検討してみましょう。

2-5.古民家として投資用物件に切り替えて売る

築年数が40年以上の物件などは、建物としての需要はなく非常に売れにくくなります。
ただ、稀なケースではありますが、古民家として考えると魅力を見いだせるかもしれません。

古民家的な魅力がある場合は、投資用物件に切り替えてみることも考えてみましょう。

古民家を投資用物件として活用する例には、以下のものが挙げられます。

  • 非日常を体験できるような宿泊施設
  • レトロな雰囲気のカフェやレストラン
  • 落ち着いて暮らせるセカンドライフ用の物件

古民家特有の古き良き雰囲気は、使いようによっては強みとして活かせます。例えば、都会ではなかなか見られないような趣のある施設にすることで、 都会の喧騒から離れてみたい方や訪日観光客などの人気を集められるかもしれません。

2-6.自治体の空き家バンクに登録する

空き家バンクとは、主に自治体が地元の空き家情報を集めて、そこに住みたい人を募集してマッチングさせる制度のことです。
具体的には、空き家の売却や賃貸を希望する物件所有者から登録をしてもらい、自治体の公式サイトに物件情報を載せて入居希望者を募ります。

自治体が行うのは、あくまで物件の所有者と入居希望者のマッチングまでです。
購入希望者が見つかったら、別途不動産会社と媒介契約をして、売買契約の仲介をしてもらうのが一般的です。

以下では、一例として「広島県尾道市」と「秋田県由利本荘市」の運営する空き家バンクをご紹介します。

2-6-1.広島県尾道市

広島県尾道市の空き家バンクは、高齢化による空き家の廃屋化を解消すべく、移住者を増やし地域の活性化を目指しています。同時に、旧市街地に空き家を抱える方に対する支援を行う意向も示しています。

2-6-2.秋田県由利本荘市

秋田県由利本荘市は、空き家を売却しやすくするため、空き家バンクの登録条件を見直しました。見直された点は、以下のとおりです。

  • 条件付きで家財道具を処分せずに登録可能となった
  • 条件付きで未登記物件・抵当物件も登録可能となった

上記のように、登録条件が緩和されたことで、空き家バンクへの登録がしやすくなります。

2-7.賃貸を検討する

一戸建ては持ち家としては売れなくても、賃貸物件としての需要がないとは限りません。なぜなら、賃貸物件の方が入居に対する心理的ハードルが下がるためです。どのような方法でも売却できない場合は、賃貸に出すのも検討しましょう。

一戸建ての賃貸物件には、ファミリー層がある程度長い期間住み続けてくれるというメリットがあります。
小さなお子さんやペットの関係で一戸建ての賃貸を希望する方は多くいます。

築年数が古い家でも、DIYなどを許可して賃貸に出すことで、より早く長い間居住してもらえる可能性が高まります。

「家を売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「家を売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格”が見つかります
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます


この記事のポイント まとめ

一戸建てが売れないのはどうして?

一戸建てが売れない理由は、以下のとおりです。

  • 価格が高すぎる
  • タイミングが悪い
  • 建物に魅力がない
  • 立地が悪い
  • 不動産会社選びに失敗している

詳しくは「1.一戸建てが売れない理由は大きく分けて5つ」をご覧ください。

一戸建てが売れないときはどうすれば良い?

一戸建てが売れないときの対処法は、以下のとおりです。

  • 価格を下げる
  • 不動産会社を変更する
  • 一旦売却を取り下げて売れるタイミングに再チャレンジする
  • 不動産会社に買い取ってもらう
  • 古民家として投資用物件に切り替えて売る
  • 自治体の空き家バンクに登録する
  • 賃貸を検討する

詳しくは「2.一戸建てが売れない時に試してほしい7つの対策」をご覧ください。