不動産査定アプリは、スマホに物件情報を入力するだけで簡単に不動産の市場価値を調べられる便利なツールです。匿名で利用できるアプリもあり、気軽に自宅の資産価値も把握できます。
本記事では、おすすめの不動産査定アプリ5選について詳しく解説します。

不動産の売却について基礎から詳しく知りたい方は、『不動産売却の基本』『【図解】不動産売却の流れと期間』を併せてご覧ください。

1.不動産査定アプリとは

不動産査定アプリとは、スマホ上で簡単に、不動産の相場やおおよその査定額を確認できるサービスです。

近年は、さまざまなスマホアプリが提供されており、不動産の査定もスマホで気軽に行える時代になりました。
不動産査定アプリでは、不動産についての簡単な情報を入力するだけで、膨大な数の取引事例と比較して瞬時に価格が算出されます。

不動産の査定といえば、同じようにウェブから申し込みが可能な不動産一括査定サイトもあります。
不動産一括査定サイトは、複数の不動産会社への査定依頼をまとめて行えるサービスで、対する不動産査定アプリは主に、不動産会社を介さず機械的に査定価格算出するサービスです。

不動産査定アプリが算出する査定額は、物件の細かい状態などを考慮しない簡易的なものであり、売却を実際に行う方は不動産一括査定サービスを利用するなどして、不動産会社の査定を受ける必要があります。

なお、不動産査定アプリを展開する会社の多くは、不動産一括査定のサービスも展開しています。
そのため、アプリ上で不動産一括査定も利用できるサービスが多くあります。

2.おすすめの不動産査定アプリ5選

不動産査定アプリにもさまざまあり、各社ごとに査定可能な物件の種類などの特徴があります。
ここでは以下、おすすめの不動産査定アプリ5選について紹介します。

2-1.HowMa

「HowMa」はAI（人工知能）による自動査定アプリで、登録された家の情報をもとに瞬時に家の資産価値を査定します。
日本全国に対応しており、査定に必要な取引事例や公示価格などの最新情報を年間約120万件収集し処理しています。

現在は居住用の戸建・マンション、土地の査定のみ行えます。

また、HowMaのAI技術と不動産会社の査定を組み合わせた「コラボ査定」のサービスでは、チャレンジ価格と安全価格の2つの価格を算出できます。

2-2.10秒でDo

「10秒でDo」は、マイホームなどの不動産をわずか10秒で査定できるアプリです。

相場価格を調べたい不動産の郵便番号や住所、面積、築年数などの情報を入力するだけで仲介価格や買取価格の相場が表示されます。
さらに詳しく査定してもらいたい場合はその結果をもとにメールで申し込めます。

過去の事例をもとに、自動かつ10秒足らずで査定金額を算出できるので、すぐに結果を知りたい方に向いているサービスです。
査定結果の内容は3件まで保存できます。

2-3.Yahoo!不動産

「Yahoo!不動産」は賃貸物件をはじめとして、新築・中古マンション、新築・中古一戸建て、土地など賃貸探しから物件購入まで全国の不動産情報をリサーチできるアプリです。
物件情報を入力すると、売り出し価格の相場を詳しく調べられます。

物件の売却も相談可能であり、不動産会社に無料で査定依頼ができます。

2-4.らくらく不動産査定

「らくらく不動産査定」は、不動産一括査定サイト「リビンマッチ」が運営している査定アプリです。
戸建て、マンション、アパートなどの居住用物件から一棟アパート ・一棟マンションなど投資用物件、土地など幅広く対応しています。

アプリ上の「近隣相場」タブから、住所等を入力すると、瞬時に相場価格が算出されます。

一括査定の機能では、最大6社の不動産会社に査定依頼できるため、不動産売却の検討が深まっている方には特におすすめです。

2-5. ワンルーム売るなら-1wooR（ワンウール）

「1wooR（ワンウール）」は、ワンルームマンションのオーナー向けに開発された物件売却サポートアプリです。
各エリアを担当するベテラン営業マンの知見が最新のITテクノロジーと融合して誕生しました。

以下、3つの機能で物件売却をサポートします。

• カンタン価格査定（簡単な入力のみで、ワンルームマンションの売却価格の査定が可能）
• 売り時チェッカー（アパートローンの借入情報を入力すると、現在のローン残債と査定価格から、損益分岐点や売却時の手残り金額などを予測）
• ワンルームDB（売却予定のマンションの取引事例や、近隣物件の情報を検索できるデータベース機能を搭載）

完全匿名で、「カンタン価格査定」「、売り時チェッカー」などを利用できるため、個人情報を知らせたくない方に向いています。
アプリのサービスは全て無料です。

3.不動産査定アプリのメリット

不動産査定アプリの主なメリットは以下のとおりです。

• 査定結果が出るのが早い
• 入力や操作が簡単
• 費用がかからない
• 匿名で査定できるものがある

不動産査定アプリにある自動査定やAI査定といった機能では、おおよその査定額が瞬時に計算されます。
利用料がかからず、スマホでの入力・操作が簡単なため、不動産の価格を気軽に知りたい方におすすめです。

匿名で査定できるアプリもあるため、個人情報を知らせずに手持ちの不動産の査定価格も把握できます。
ただ、個人情報を入力しないと査定に進めないアプリもあるため、利用できるツールが限られます。

「今すぐに売却するわけではないけれど、自宅の資産価値をある程度知っておきたい」といった場合などに役立ちます。

4.不動産査定アプリのデメリット

不動産査定アプリは、気軽に不動産価値を知れる便利なアプリです。
一方で、気軽さがある分、算出される不動産価値（査定額）の精度は高くありません。

売却をしようか迷っている段階の方が、不動産価値の目安を知るうえでは便利ですが、算出された金額を鵜呑みにしすぎないようにしましょう。

すでに売却することを決めている方は、不動産会社に査定依頼することをおすすめします。
不動産会社の査定なら、不動産や周辺環境の現況を考慮した、より精度の高い査定額が分かるためです。

ただし、不動産会社の算出する査定額も各社異なります。
複数の不動産会社に査定を依頼して、査定額や対応の違いを比較してみましょう。

複数社への査定依頼は大変ですが、多くの不動産査定アプリが一括査定の機能に対応しており、一度の入力で複数社にまとめて査定依頼ができます。

また、不動産査定アプリでなくても、不動産の一括査定サービスは様々あります。

利用に不安をもたれている方は、不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）がおすすめです。
NTTデータグループが運営しており、高いセキュリティ力と適切な個人情報保護がなされているためです。

全国から厳選された2,300社以上の不動産会社の中から、一度に最大6社の不動産会社に査定依頼ができます。

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まとめ

不動産査定アプリは、スマホで簡単に物件情報を入力するだけで、不動産のおおよその価値を確認できる便利なサービスです。
匿名で利用できるアプリもあるため、個人情報を知られたくない方にもおすすめです。

ただし、不動産会社の行う査定より精度は低くなります。

精度の高い査定を依頼したい方は、不動産会社に査定を依頼しましょう。
不動産一括査定サービス活用すれば、複数社の査定を簡単に比較できるため、より信頼できる査定額を見つけやすくなります。