家を売るならどこがいい?希望を叶える不動産会社の選び方

「家を売るならどこの不動産会社が良いだろう」「不動産会社の選び方が分からない」
初めての家売却では、不動産会社に関して悩まれる方は多くいます。

そこで本記事では、いい不動産会社や担当者の特徴と、仲介と買取、不動産会社の大手と中小ではどちらがいいかを解説します。

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1.家を売るならどこ?いい不動産会社の特徴

ここでは、いい不動産会社の特徴について解説します。
いい不動産会社を見極める基準には、「会社自体がいいか」「担当者がいいか」の2つがあります。
それぞれの基準における、いい特徴について解説します。

1-1.免許番号のカッコの数字が多い

不動産会社が持つ、宅地建物取引業免許の番号の数字が多いことは、いい不動産会社の特徴の1つです。

免許番号は、「国土交通大臣免許(2)第〇〇号」または「〇〇県知事免許(3)第〇〇号」のように表記され、カッコ内の数字は免許の更新回数を表します。
つまり、カッコ内の数字が多いほど、運営期間が長い不動産会社であることになります。
なお、免許の更新は5年ごとに行われます。

各種法令に違反している不動産会社は長く運営することができませんから、運営期間の長さは信頼を図る一つの基準になりえます。

ただし、カッコ内の数字が少ない不動産会社がよくないとは限りません。会社の歴史が浅くても、取引回数が豊富なら、それだけ多くの顧客から信頼を得たことになります。

カッコ内の数字を参考にしつつ、取引実績なども確認し、総合的にいい不動産会社か判断しましょう。

1-2.行政処分歴が無い

行政処分歴がないことも、いい不動産会社の特徴の1つです。

不動産会社には、適正な取引と顧客の保護のため、宅建業法や景表法などの法律でさまざまなルールが定められています。
法律に違反すると、行政処分などの処罰を受けます。

これまで、行政処分を受けたことがない不動産会社であるなら、真摯に業務に取り込んできた不動産会社である可能性が高いと言えます。

行政処分につながる行為の例としては、以下のようなものがあります。

  • 誇大広告の禁止違反
  • 重要事項の説明義務違反
  • 不当に高額な報酬請求
  • 重要な事実の不告知

不動産会社の行政処分歴は、宅建業免許を交付した行政庁(主に都道府県庁)で調べられます。
また、過去5年間に限られますが「国土交通省ネガティブ情報等検索システム」のホームページでも処分歴を閲覧できます。気になる方は、念のため調べてみましょう

1-3.家の売買仲介が得意で実績も多い

家の売買仲介が得意で実績も多い不動産会社であれば、家の売却においてより良い成果が期待できます。

アパートなど賃貸の仲介が得意な不動産会社でも、家を売ることは可能です。
しかし、家の売買が得意な不動産会社の方が、より多くのノウハウを持ち、迅速かつ適正な価格で売却を進められます。

ただし、家の売却が得意であっても、主に扱うのが戸建てかマンションかを確かめるようにしましょう。
自身が売却を予定する家と、同じ種類の建物を得意とする不動産会社を選んだほうが、より適したノウハウや顧客をもっているためです。

また、売却実績がどの程度あるかも、確認しましょう。
売却を得意とする不動産会社でも、実績が異なれば成果に差が出る可能性があります。

1-4.両手仲介が少ない(囲いこみの可能性が低い)

両手仲介が少ないことも、いい不動産会社の特徴の1つです。

両手仲介とは、売主と買主の双方から仲介手数料を得ることを指します。
売主と買主のどちらかしか仲介できない片手仲介に比べ、より多くの利益を得ることができます。

片手仲介と両手仲介

そのため、売却を任されている家に、ほかの不動産会社から「買いたい方がいる」と連絡があっても、不動産会社が理由をつけて断り自社で買主を見つけようとするケースがあります。
この行為は「囲い込み」と呼ばれ、売却が長期化し、売主がなかなか収益を得られないことになる不誠実な行為です。

両手仲介自体は悪いことではありませんが、中には囲い込みという悪質な方法で成し遂げた両手仲介も存在するということです。

囲いこみの実情を正確に把握することは困難ですが、大手不動産会社は両手仲介の比率が高いことが事実として分かっています。

そのため、大手不動産会社と中小不動産会社を比較して選ぶなどの対策が重要です。

1-5.売却に役立つサービスがある

自らのニーズに合ったサービスを提供している不動産会社を選べば、よりスムーズな売却が期待できます。

例えば、無償でハウスクリーニングを行うサービスや、内覧のために部屋をインテリアコーディネートできるサービス、一定期間売れなかった場合に不動産会社が家を買い取るサービスなど様々です。

また、仲介向けサービスが多い不動産会社なら、仲介業務に注力していることがうかがえます。売却に関する豊富なノウハウを持つことが期待され、不動産会社選びの基準にもなります。

ただし、サービスが充実しすぎている場合、サービスにかかるコストを埋めるため、より多く仲介手数料が得られる両手仲介を前提にしている可能性があります。
他社からの物件に対する問い合わせを断る「囲い込み」を行っていないか、十分に注意しましょう。

1-6.担当者と相性がいい

不動産会社の担当者と相性がいいことも、いい不動産会社選びの大切なポイントです。

家の売却には3か月から6か月、場合によっては年単位の時間がかかることもあります。
長期間の付き合いとなるため、担当者と人としての相性がいいかは非常に大切です。

コミュニケーションが取りやすく、気軽に相談できる担当者を選びたいところです。

また、親身に相談に乗ってくれる、要望に対して迅速に対応してくれるなど、ビジネスパーソンとしても優秀な担当者なら、迅速かつトラブルのない売却が期待できるでしょう。

1-7.査定額の根拠が明確にある

家の査定額の根拠が明確であることは非常に重要です。

査定額の根拠があり、しっかり説明できるということは、市場のニーズの分析や物件の評価を丁寧に行っている証拠です。

提示された査定額の理由を、明確に説明できる不動産会社に任せたほうが、家の正当な価値での売却が実現できるでしょう。

一方で注意したいのが、相場に対し割高な査定額を提示してくる不動産会社です。
誰しも高く売りたいと考えますが、そこにつけ込み、根拠のない高額査定を提示して契約に誘導する不動産会社も存在します。

相場より高すぎれば、売却が長期化し、結果的に値下げを余儀なくされることもあります。
たとえ高い査定額を提示してきても、納得できる根拠の説明がない不動産会社は、慎重に検討すべきです。

こうした不動産会社の良し悪しを判断するには、複数の会社を比較することが重要です。
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2.家を売るなら仲介と買取どっちがおすすめ?

家を売却する方法には、仲介と買取があります。
仲介は、不動産会社が売主と買主の間に入り、売買の橋渡しをする方法です。

一方の買取は、不動産会社が買主となり、売主から家を直接購入します。
この2つの方法が、それぞれどんな方におすすめかを解説します。

2-1.仲介:時間をかけてでも高く売りたい人

仲介は、時間をかけてでも、家を高く売りたい方におすすめです。

仲介では、家を売り出してから買主を探します。そのため、買主が不動産会社に決まっている買取に比べ、売却に時間がかかりやすくなります。

しかし、仲介は相場に近い価格で売却ができます。
相場の7割程度で取引されることが多い買取と比べると、仲介と買取の価格には数百万円の差が生まれることが分かります。

時間はかかるかもしれませんが、より高く家を売りたいなら、仲介をおすすめします。

2-2.仲介:「都市部駅近」など人気物件を売る人

都市部や駅近など、人気のある条件の家を売る方には、仲介がおすすめです。

仲介では、家を売り出してから買主を探すため、売却までに時間がかかりやすいというデメリットがあります。
しかし、人気の高い都市部や駅近の物件であれば、数週間~1カ月程度で買主が見つかる場合もあります。

つまり、売却に時間がかかるという仲介のデメリットが、人気物件なら解消されることになります。
需要の高い家を売却するなら、買取より高く売れることが期待できる、仲介を選んだほうが賢明でしょう。

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2-3.買取:安くてもいいから早く売りたい人

相場よりも安く売ることになっても、できるだけ早く売りたい方には、買取がおすすめです。

家を買い取った不動産会社は、リフォーム費用や自社の利益を上乗せしたうえで、相場に近い価格で再販売したいと考えています。

そのため、家を不動産会社が買い取る価格は、相場の7割程度に抑えられると言われています。

高く売れるという点では仲介のほうが優れていますが、仲介は売り出してから買主を探すため、一般的な売却期間が3か月から6か月と比較的長くかかります。

一方の買取は、買主となる不動産会社がすでに決まっているため、円滑に契約が進めば1カ月以内に現金化することも可能です。

たとえ相場より安くてもできるだけ早く現金化したい方に、買取は適した売り方です。

2-4.買取:近隣に売却を知られたくない人

買取は、近隣に家の売却を知られたくない方にもおすすめです。

仲介の場合、家を売り出す際に、不動産ポータルサイトへの掲載やポスティング、店頭広告などで宣伝を行います。
これにより、近隣に家を売ることを知られてしまう可能性があります。

しかし、買取では買主が不動産会社と決まっているため、宣伝はありません。

このため、買取を利用すれば、近隣に家を売り出すことを知られずに売却を進めることができます。

3.家を売るなら大手と中小どっちがいい?

ここからは、家を売るなら、大手と中小どちらの不動産会社に任せたほうがいいのかについて解説します。

3-1.大手か中小かにこだわらない方がいい

家の売却では、不動産会社が大手か中小かにこだわらないことをおすすめします。

確かに大手の不動産会社の場合、全国に顧客を持ち、営業担当者育成の質も安定しています。また売却のノウハウも豊富です。
しかし大手の不動産会社でも良し悪しがあり、必ずしも高く早く売れるわけではありません。

一方で中小規模の不動産会社は、地域の住宅需要や周辺環境に精通している場合が多く、物件の魅力を的確にアピールする力が期待できます。
ただし、「中小なら必ず地域の事情に深く精通している」と決めつけるのも危険です。

家をより良い条件で売却するために最も確実なのは、大手・中小と区分けするのではなく、複数の不動産会社をフラットに比較して選ぶことです。

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3-2.大手と中小それぞれの特徴

前項の通り、不動産会社を選ぶ際に大手か中小かと区分けすることは、必ずしもメリットになるわけではありません。
しかし、それぞれの特徴を知ることは、より適した不動産会社を選ぶ助けになります。

以下に、大手と中小の不動産会社の特徴を簡単にまとめました。

大手不動産会社の特徴

付帯サービスが充実している

売却時に、ハウスクリーニングや不用品処分を行うなど、さまざまな付帯サービスが充実している大手不動産会社が多くみられます。


家の購入元とグループ会社なら安心

家を購入した企業と同じグループに不動産会社があれば、相談時に安心感があり、建物の情報連携の面でもメリットがあります。


物件の近くに店舗があるとは限らない

店舗が都市部にあることが多いため、売却する家の近くに店舗がない場合もあります。遠方の場合は、打ち合わせなどに時間がかかることも考えられます。

中小不動産会社の特徴

地域の住宅事情に詳しい

地域の住宅事情に詳しく、どのような購入希望者が多いか、どのような家が人気かなど売却につながるさまざまな情報を把握しています。


対応に柔軟性がある

広告や宣伝活動、買主との交渉などにおいて、大手のようなマニュアル化されたルールが少なく、売主の希望に柔軟に対応してくれます。


会社ごとの販売力に差がある

中小の不動産会社は、会社ごとの販売力に差がある点に注意しましょう。どこに依頼しても一定の販売力が期待できる大手と違い、中小では依頼先の厳選が重要です。

4.不動産一括査定なら信頼できる会社を探しやすい

複数の不動産会社に連絡し、家の条件を伝え、査定の日程を調整するのはかなり手間がかかります。

そこでおすすめしたいのが、不動産一括査定サービスの活用です。
ここでは、一括査定サービスのメリットと、おすすめのサービスについてお伝えします。

4-1.信頼できる不動産会社に査定を依頼しやすい

不動産一括査定サービスの多くが、紹介する不動産会社に対し厳しい審査を行い、悪質な不動産会社を排除しています。

一括査定サービスが不動産会社を厳選するフィルターの役目を果たしており、サービスを利用することで、信頼できる不動産会社に査定を依頼しやすくなっています。

不動産会社とトラブルにならないか、心配する必要がないため、査定の比較に集中することができます。

4-2.運営実績20年以上のHOME4Uなら安心

不動産一括査定サービスを利用するなら、「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」をおすすめします。

HOME4Uは日本で初めての不動産一括査定サイトであり、22年の運営実績があります。

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NTTデータグループが運営するサービスのため、トップレベルのセキュリティ体制で個人情報を扱っているため、安心してご利用していただけます。

時間を取られずに不動産会社を比較したい、安心できる不動産会社に相談したいという方におすすめのサービスになっていますので、ぜひご活用ください。

あなたのお家いくらで売れる?


まとめ

いい不動産会社の特徴を知ることで、家を売るのはどこがいいか検討しやすくなります。

「業界歴が長い」「家の売買仲介が得意」「役立つサービスがある」「行政処分歴がない」「両手仲介が少ない」「査定額の根拠が明確」などの特徴を持つ会社で、また担当者との相性も良ければ、家の売却が円滑に進んでいくと期待できます。

売却方法としての仲介は、時間をかけても高く売りたい方や、都市部・駅近などの人気物件を売る方におすすめです。
一方、買取は安くても早く売りたい方、近隣に売却を知られたくない方に適しています。

不動産会社が大手か中小かで迷う方もいるかもしれませんが、それぞれ一長一短があり、企業の規模で選ぶのは得策ではありません。

不動産一括査定サービスを利用して、大手・中小を含めた幅広い不動産会社を比較し、最適な依頼先を選ぶようにしましょう。

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