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【2025年版】家の売却相場はいくら?築年数・購入価格から調べる方法

【2025年版】家の売却相場はいくら?築年数・購入価格から調べる方法

所有している家を今売るといくらになるのか気になっていませんか?

少しでも高く家を売ることを考えるなら、まずは相場の把握が重要です。
相場がわからないと、本来の価値より安値で売って損をしかねません。

家の売却相場は「築年数」と「購入価格」に左右されます。

そこでこの記事では、築年数や購入価格の観点から家の売却相場を把握する方法をお伝えします。

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1.【2025年6月】家の売却相場動向を紹介

まずは、日本全体として家の売却相場がどのように変動し、今どのような状況にあるのかを把握しておきましょう。

1-1.マンションは価格上昇するも戸建ては横ばいに

国土交通省の発表する不動産価格指数(2010年の価格を100とした相対的な価格変化を表す指数)を参考に、家の価格推移を解説します。

不動産価格指数

出典:国土交通省.”不動産価格指数”.2025-05-30.(参照2025-06-06)

2013年からマンション価格は急激な上昇を見せ、2025年5月時点で2010年の2.1倍にまで成長しています。
依然として価格上昇継続中です。
2013年は日銀による異次元金融緩和政策が開始されたタイミングで、低金利となることで取引が活性化されたことが大きな要因です。

一方、一戸建ては2013年からじりじりと上昇、コロナ禍真っ只中の2020年頃から更なる上昇を見せました。
しかし、2022年以降伸び幅はどんどん縮まり、直近では横ばいと見られる相場となっています。

1-2.首都圏では成約件数増加傾向

成約件数の増加は、不動産売買の活発さを表します。

以下は、首都圏における中古マンションと中古一戸建ての成約件数の推移です。
成約件数は増加しており、比較的高く売れる可能性を感じられる状況となっております。
首都圏におけるマンションと一戸建ての成約件数推移
出典:東日本不動産流通機構(REINS).「首都圏不動産流通市場の動向(2024年度)」.2025-04-18.(参照2025-06-09)

ただ一方で、在庫件数も増加中であるため、今後更なる在庫件数増加や成約件数の低迷によっては、売却相場が下落する可能性もあります。
現在、家の価格は非常に高い水準にあり、また比較的売りやすい状況にあります。

相場を知るだけでなく、売却まで真剣に考えていきたい方は、不動産会社に査定を依頼して正確な価値を知りましょう。
ただ、査定額は各社異なるため、不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)などを活用して複数の不動産会社に査定を依頼し、査定額を比較しましょう。

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2. 築年数別の戸建て相場と高値で売るための対策

築年数が経過するにつれて、建物の価格は減少していきます。
家の価格には経済動向や立地条件、また建物の維持状態など様々な要素が関係するため、築古でも高く売れる物件もありますが、一般論としては築浅である程価値は高いと言えます。

以下は、レインズが発表する築年数別の成約価格を参考に作成した価格指数です。
築年数0~5年までの平均成約価格を100とした場合の、相対的な価格変化が分かります。

築年数別の成約価格指数

参照した価格データ
築年帯 マンション価格
(万円)
戸建て価格
(万円)
~築5年 8,292 5,164
~築10年 7,902 4,871
~築15年 6,796 4,811
~築20年 6,374 4,394
~築25年 5,865 4,407
~築30年 4,359 3,755
築30年~ 2,576 2,612

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築年数に応じた家の売却相場が、購入価格からどのように変化するのか一覧表にまとめました。

マンションの価格維持率と価格相場

築年帯 価格維持率 3,000万円 4,000万円 6,000万円 8,000万円 1億円
~築5年 100% 3,000万円 4,000万円 6,000万円 8,000万円 1億円
築6~10年 95% 2,860万円 3,810万円 5,720万円 7,620万円 9,530万円
築11~15年 82% 2,460万円 3,280万円 4,920万円 6,560万円 8,200万円
築16~20年 77% 2,310万円 3,080万円 4,610万円 6,150万円 7,690万円
築21~25年 71% 2,120万円 2,830万円 4,240万円 5,660万円 7,070万円
築26~30年 53% 1,580万円 2,100万円 3,160万円 4,210万円 5,260万円
築31年~ 31% 930万円 1,240万円 1,870万円 2,490万円 3,110万円

戸建ての価格維持率と価格相場

築年帯 価格維持率 3,000万円 5,000万円 7,000万円 9,000万円
~築5年 100% 3,000万円 5,000万円 7,000万円 9,000万円
築6~10年 94% 2,830万円 4,720万円 6,600万円 8,490万円
築11~15年 93% 2,800万円 4,660万円 6,520万円 8,390万円
築16~20年 85% 2,550万円 4,260万円 5,960万円 7,660万円
築21~25年 85% 2,560万円 4,270万円 5,970万円 7,680万円
築26~30年 73% 2,180万円 3,640万円 5,090万円 6,540万円
築31年~ 51% 1,520万円 2,530万円 3,540万円 4,550万円

2-1.築5年以下の家売却相場

  • マンション価格維持率:96~100%
  • 戸建て価格維持率:95%~100%
  • 売却の特徴:元金が大きく残っていると売却が難しい

築5年までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 10,642 7,210
東京都多摩 5,483 5,402
埼玉県 5,733 4,096
千葉県 5,536 4,120
神奈川県 6,326 5,107
首都圏 8,292 5,164

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”. 2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築5年以下の物件は、「築浅物件」として認知されています。
新築さながらの綺麗さがありながら、買手には「割安で購入できる」といった印象を与えやすくなります。

データの都合上、価格維持率を95~100%程度としていますが、実際には、新築時の物件に入居して中古となった時点で1割程度の価値を落とすと言われています。
ただし建物部分に限った話であり、また築浅のプレミア感も相まって高値での売却はしやすいと言えます。

売却の注意点

家の売却には住宅ローンの完済が必要です。
売却時の決済代金でそのまま住宅ローンを完済できる場合は問題なく、買主の決済と同時に住宅ローン完済手続きを行います。

ただ、築5年未満では住宅ローン残債は比較的大きいため注意が必要です。
特に元利均等返済を選択している場合、返済初期は利息分の返済割合が多いため、元金があまり減っていない場合があります。

住宅ローンの残債や売却費用に充てられる貯蓄を確認したうえで、不動産会社に査定を依頼し、完済が可能かどうかを判断しましょう。

また、売却で生じた利益については所得税と住民税が課せられます。
物件の所有期間が5年以下の場合は税率が39.63%(5年超の場合は20.315%)と高くなるため注意が必要です。
自宅売却の場合、3,000万円控除の特例を適用すれば、ほとんどの場合で税金がかからなくなります。

築5年の家を売るポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。


詳しく自宅の価値を知りたい方は査定を依頼してみましょう。

2-2.築10年の家売却相場

  • マンション価格維持率:95%
  • 戸建て価格維持率:94%
  • 売却の特徴:住宅ローン控除終了で売却検討されやすいが残債が多い

築10までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 9,895 7,771
東京都多摩 6,115 4,391
埼玉県 4,844 3,367
千葉県 4,949 3,597
神奈川県 6,015 4,348
首都圏 7,902 4,871

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築年数が一桁台であれば、リフォーム等が行われていなくても「綺麗な物件」として見られやすいでしょう。
築10年にもなると、住宅ローン控除の終了が近くなり、売却を検討しだす方が多くなる傾向にあります。

木造の一戸建ての場合、築20年程度で建物の値打ちがほとんどなくなると言われているので、築10年でも充分価格は落ちています。
ただ、土地地価が高い都心部では、売却価格に及ぼす影響はそれほど大きくないでしょう。

売却の注意点

築5年以下と同様、住宅ローンの残債が大きく残っているケースは少なくないはずです。
売却には諸費用がかかるため、それらを鑑みても、売却時に完済ができる見込みがあるかを判断しなければいけません。

一方で、最近の不動産市況から見ると、都心のマンションであれば購入時よりも高い価格で売却できるケースもあります。
不動産会社に査定を依頼して家の価値を知ってから、売却について深く考えていく事をおすすめします。


2-3.築15年の家売却相場

  • マンション価格維持率:82%
  • 戸建て価格維持率:93%
  • 売却の特徴:購入需要が高く、流通は少ない傾向

築15年までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 8,443 7,969
東京都多摩 5,266 4,302
埼玉県 4,647 3,197
千葉県 4,595 3,417
神奈川県 5,240 4,570
首都圏 6,796 4,811

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築11~15年は、最も盛んに取引されやすい築年数帯です。
加えて、直近10年間で新規登録物件数が減少の傾向にあります。
需要過多の状況になりやすく、売り手が主導権を握り安い相場であると見られます。

出典:首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2024年10~12月】|東日本不動産流通機構.2025-1-22.(参照2025-2-28)

需要が高いため、じっくりと売却を行えば、より高い価格で売却できる可能性も大いにあります。

売却の注意点

築10年を超えると耐用年数を超える設備もでてくるため、それらの修繕や交換を考える必要があります。
修繕や交換を売主が事前に行うのか、買主に任せるのかは、重大な売却戦略にかかわる部分です。
マンション、あるいは戸建ての売却に強い、信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。

なお、マンションの場合は築12年あたりで大規模修繕が行われます。
大規模修繕前後の売却もタイミングが重要になるので、早めに不動産会社を見つけておくと安心です。

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2-4.築20年の家売却相場

  • マンション価格維持率:77%
  • 戸建て価格維持率:85%
  • 売却の特徴:定期的な修繕がされていれば買われやすい

築20年までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 8,447 7,989
東京都多摩 4,087 4,433
埼玉県 3,653 2,612
千葉県 3,864 2,836
神奈川県 5,295 4,131
首都圏 6,374 4,394

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築16年~20年の物件では、エリアによる売却価格の差が大きくなりますが、取引需要は多いため、条件の良い物件は高く売れやすいでしょう。
実際に価格を見てみると、東京都23区、神奈川県のエリアでは、築11年~15年よりも高く売れる場合もあるようです。

売却の注意点

築16年~20年のマンションであれば、一回目の大規模修繕を終えているタイミングでしょう。
修繕後の管理費高騰等がなければ、買手が購入を考えやすい絶好のタイミングです。

戸建てにおいても、充分なメンテナンスがされているかどうかが好条件売却の鍵を握ります。

メンテナンス状況に応じて、適正価格は異なります。
不動産情報ライブラリなどで成約事例を確認するほか、複数社の査定を比較して、より精度が高いであろう査定額を見つけましょう。


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2-5.築25年の家売却相場

  • マンション価格維持率:71%
  • 戸建て価格維持率:85%
  • 売却の特徴:戸建ては土地価格が中心、建物価値は立地やリフォーム履歴次第

築25年までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 7,896 8,455
東京都多摩 4,535 3,718
埼玉県 3,814 2,650
千葉県 3,882 2,698
神奈川県 4,494 3,630
首都圏 5,865 4,407

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築20年を超えた木造一戸建ては、「建物部分の価値無し」と査定されやすくなります。
売買需要の高い築11~20年程度の物件に比べると、大きく価値を落としやすい傾向にあります。

ただし、土地価格の高い人気エリアでは、建物価格下落の影響も限定的です。
上表は首都圏のデータを参照しているため、価格維持率は比較的高いと考えられます。

売却の注意点

2000年以降に建築された建物は、新たな耐震基準に則っているため、比較的強固な物件が多いはずです。
このため、建築年が2000年より前か後ろかで、売却戦略が大きく変わります。

2025年時点で築25年ということは、この基準を満たしている物件がほとんどかと思います。
念のため、正確な建築年や耐震基準について不動産会社に相談しながら調査していきましょう。

2-6.築30年の家売却相場

  • マンション価格維持率:53%
  • 戸建て価格維持率:73%
  • 売却の特徴:リフォーム前提での購入需要が高め

築30年までの平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 6,372 7,240
東京都多摩 3,461 3,922
埼玉県 2,663 2,271
千葉県 2,459 2,379
神奈川県 3,529 3,738
首都圏 4,359 3,755

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅
地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”.
2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築26年~30年の物件は、築25年までと比べて、価格下落率が大きくなっています。
木造一戸建ての建物価格はほとんどゼロ、建物部分の割合が大きいマンションも大きく価値を落としています。

築25年を超えると設備や内装、外観の傷みも激しくなります。
こうした物件は、簡易的なリノベーションやDIYを想定した購入希望者からのニーズが高まります。
修繕前提の購入希望者にとっては、「安さ」が大切なので、類似物件間での値下げ競争が起こりえます。

売却の注意点

劣化が大きくなるとリフォームやリノベーションを考える方も多くなりますが、一旦はそのまま売り出してみることをおすすめしています。
前述した「簡易的なリノベーションやDIYを想定した購入希望者」にとって、修繕済みであることはデメリットでしかないためです。

修繕費用をかけずに、その分を価格に反映させて安く売り出した方が、早く売れる場合もあります。
修繕した分を改修できる保証もないので、まずはそのままの売却を検討してみましょう。


2-7.築30年以上の家売却相場

  • マンション価格維持率:31%
  • 戸建て価格維持率:51%
  • 売却の特徴:住宅ローン審査が厳しくなり買われにくい

築30年以上の平均成約価格

参照したデータ
地域 マンション 戸建て
東京都区部 3,901 5,388
東京都多摩 1,919 2,750
埼玉県 1,321 1,482
千葉県 1,339 1,382
神奈川県 1,870 3,050
首都圏 2,576 2,612

出典「東日本不動産流通機構.”首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2025年01~03月】”. 2025-04-14.(参照2025-06-24)」をもとに、お家のいろはが独自に作成

築30年を超える物件は「築古」として広く認識されています。
この時期には、木造一戸建ての建物部分の価値はほぼゼロで、「古家付き土地」として売り出されるのが一般的です。

土地割合の低いマンションは、価格維持率31%と、大きく価格を落としています。
ただ、近年のマンション価格の上昇度合を見てみると、都心部の人気エリアでは高額売却が期待できます。

売却の注意点

築25年を過ぎると、購入希望者が住宅ローン融資を受けにくくなるため、買手がつきにくくなります
一方で、2022年の住宅ローン減税制度の適用要件緩和をうけて、築古物件の購入も考えやすくなっています。

劣化状況や安全性の証明が、購入されやすさに大きくかかわるので、状況によってはリフォームや解体、ホームインスペクションが必要にもなるでしょう。
これら費用がかかることを素人が独断で行うと、かえって売却しにくくなるケースもあるため、信頼できる不動産会社に相談しながら進めていきましょう。


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3.家の売却相場を調べる4つの方法

ここまで見てきた家の相場価格は、売却が初めての方でも自分で簡単に調べられます。

今回ご紹介する方法は以下の4つです。

  • 「購入価格×築年数」相場の早見表で調べる
  • 「売買取引価格」のデータベースから調べる
  • 「固定資産税評価額」から調べる
  • 「売り出し価格」から調べる

それぞれ異なる手法でのアプローチになるため、複数の方法で調べて相場にどのくらいのズレが発生するかも感覚として掴んでおきましょう。

これから売却を進めていく中で、売り出し価格は不動産会社と一緒に決めていくことになります。

自分で相場を把握しておくことは、「不動産会社の提案は適切な金額か、正しい根拠で提案されているか」を判断する力になるでしょう。

3-1.「築年数と購入価格」の相場早見表で調べる

2章冒頭でも解説した様に、建物部分の価値は築年数の経過とともに落ちていきます。
マンションは比較的堅牢な建物であるため、建物の価格が落ちにくいですが、土地割合が低いために価格が下支えされません。
一方の戸建ては、建物の価値下落が早い一方で土地の価格に支えられます。

このため首都圏の地価が高いエリアでは、戸建ての価格下落が限定的です。
また、地価が高いエリアのマンションは人気になりやすく、昨今のマンション価格高騰により、購入価格以上に高く売れたケースも珍しくありません。

以下は、そんな首都圏の売買情報を元に作成した、価格維持率と築年数ごとの価格相場をまとめた表です。

マンションの価格維持率と価格相場
築年帯 価格維持率 3,000万円 4,000万円 6,000万円 8,000万円 1億円
~築5年 100% 3,000万円 4,000万円 6,000万円 8,000万円 1億円
築6~10年 95% 2,860万円 3,810万円 5,720万円 7,620万円 9,530万円
築11~15年 82% 2,460万円 3,280万円 4,920万円 6,560万円 8,200万円
築16~20年 77% 2,310万円 3,080万円 4,610万円 6,150万円 7,690万円
築21~25年 71% 2,120万円 2,830万円 4,240万円 5,660万円 7,070万円
築26~30年 53% 1,580万円 2,100万円 3,160万円 4,210万円 5,260万円
築31年~ 31% 930万円 1,240万円 1,870万円 2,490万円 3,110万円

戸建ての価格維持率と価格相場
築年帯 価格維持率 3,000万円 5,000万円 7,000万円 9,000万円
~築5年 100% 3,000万円 5,000万円 7,000万円 9,000万円
築6~10年 94% 2,830万円 4,720万円 6,600万円 8,490万円
築11~15年 93% 2,800万円 4,660万円 6,520万円 8,390万円
築16~20年 85% 2,550万円 4,260万円 5,960万円 7,660万円
築21~25年 85% 2,560万円 4,270万円 5,970万円 7,680万円
築26~30年 73% 2,180万円 3,640万円 5,090万円 6,540万円
築31年~ 51% 1,520万円 2,530万円 3,540万円 4,550万円

購入価格と築年数でより詳しい相場が知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

3-2.「売買取引価格」のデータベースから調べる

国土交通省が提供している「不動産情報ライブラリ」では、誰でも無料で全国の土地や建物価格を閲覧できます。

サービス内にある「不動産取引価格情報」では、土地・土地と建物・宅地・中古マンション等、などの各種別ごとに取引価格を検索できます。

実際に取引を行った事例に基づくデータであるため、リアルな価格情報を知ることに役立つでしょう。ただし、個人情報保護の観点から詳しい住所地を調べることはできません。

もうひとつ、活用したいデータベースが、「レインズ・マーケット・インフォメーション」です。こちらは国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構(レインズ)が運営しているサイトです。

掲載されている物件情報が多く、特に一戸建てやマンションの取引価格を知りたいときに有効です。近隣エリアの情報を基に、物件価格の目安を把握してみましょう。

3-3.「固定資産税評価額」から調べる

固定資産税評価額は、市区町村から毎年送られてくる固定資産税・都市計画税の納税通知書に添付された課税明細書に記載されています。この固定資産税評価額から建物や土地の大まかな価値を把握することが可能です。

建物の固定資産税評価額からは、築年数でおおよその相場の目安が分かります。築年数が10年以内であれば、固定資産税評価額よりも建物の価値は高いと予想できます。20年以上であれば、建物の価値は固定資産税評価額を下回る傾向にあるのです。

建物の場合、実際つけることができる売り出し価格は個別の現況に大きく左右されますので、あくまでおおよその傾向を把握する目安としましょう。

土地の場合は、実勢価格の70パーセント程度を目安として決められますので、「固定資産税評価額÷0.7」で計算をすれば相場を把握できます。例えば、固定資産税評価額が2,000万円であった場合、「2,000万円÷0.7=約2,857万円」となります。

このような基準で計算されるのは、固定資産税評価額が3年に一度の割合で見直されるため、評価替えによる価格の変動を考慮しているからです。そのため、固定資産税評価額を基に計算をすることで、ある程度の相場を把握することが可能となります。

固定資産税課税明細書が手元にない場合は、役所で取得することができます。また、役所に備え付けられている固定資産台帳からも閲覧可能です。ただし、固定資産税課税明細書は物件を引き渡すときに必要なものですので、早めに書類を収集しておくほうが良いでしょう。

3-4.「売り出し価格」から調べる

実際に、いま売り出し中の価格を調べるには、不動産情報サイトから調べることができます。

エリアを選べば物件情報が一覧表示されますので、そこから間取り・価格といった条件などで絞り込んでいきましょう。ただし、掲載されている情報はあくまで売却希望価格となりますので、成約価格とは異なる点を押さえておいてください。

また、所有する物件の価値を直接知りたいという場合は、不動産の一括査定サービスを利用してみるのも良いでしょう。物件情報などを入力するだけで、一度に複数の会社に査定依頼ができます。

簡易的な査定であれば、1~3日程度で査定結果を把握できますので、どの程度の金額で売却できるのかを知る目安となるはずです。査定額だけでなく、売り出し予定価格や類似する物件の成約価格といった情報も分かりますので、判断材料として役立ててみましょう。

複数社に査定を依頼する際に便利なのが、NTTデータグループ会社が運営する一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」です。

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この記事のポイントまとめ

築10年・15年・20年・30年以上の家を高値で売る方法は?

家の築年数によって注意すべき点は異なります。

詳しくは「2.築年数別の戸建て相場と高値で売るための対策」をご覧ください。

家を売るときに相場を調べる方法は?
家の売却相場は、目的に合わせて次の4つから確認しましょう。
  • 「築年数ごとの相場」は、早見表で確認
  • 「売買取引価格の相場」は、不動産情報ライブラリやレインズなどのデータベースで確認
  • 「固定資産税評価額」で、家の資産価値を確認
  • 「売り出し価格」で、実際に売られている類似物件から確認
詳しくは「3.家の売却相場を調べる4つの方法」をご覧ください。

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