手持ちのマンションが手狭になってきたので売ってしまって広い物件への住み替えを考えていたり、相続した遠方のマンションを売りたいなど、全国のあちこちに「マンションを売りたい」と思っている方は大勢います。
せっかく売るのであれば、「できるだけ高く売りたい」と思うのが人情ですよね?
でも、「何年も住んだマンションを高く売るなんて難しいのでは?」と心配する人が大半なのです。
そこで今回は「何年も住んだ中古マンションをできるだけ高く売るためのポイント」を2つご紹介します!
答えを先に言ってしまうと、ポイントはたったの2つ!!
- 売却を依頼する不動産会社を複数の中から吟味して選ぶこと
- 内覧者に好印象を与えること
わずか、これだけです。
このポイントに注意した結果、売却額に数百万円の差が出ることもあります。ぜひ最後までご覧いただき、マンションの高額売却を成功させてくださいね。
Contents
1. 必見!高く売るための不動産会社の選び方とは?
1-1. まずは一括査定を利用する!
まずはさまざまな不動産会社に問い合わせることができる一括査定サービスを利用して、不動産会社を探して行きます。その理由は2つあります。
1つ目の理由は「手間をかけずに多くの不動産会社を見つけられる」という点です。一社ずつ自力で見つけることは意外と手間がかかります。
2つめの理由としては「不動産会社によって査定額は異なるため、複数の不動産会社に査定してもらう事が重要」であることが挙げられます。
上の画像をご覧ください。
とあるマンションについて、A社からD社までの4社から提示された査定額です。あくまでも一例ですが、同じ物件でも査定額は不動産会社によって大きく異なり、場合によっては数百万円の差となっています。
これは不動産会社にもエリアや物件種別によって得手不得手があるためです。査定額とは「その不動産会社なら、いくらで売れると考えているか」という数字。つまり、あなたの物件の売却を得意としている不動産会社は査定を高く出してきます。
もしも1社のみにしか査定を依頼しないと、その査定額が妥当なのかもわかりませんし、もっと高く売ってくれる不動産会社があるかもしれないのに、それを見落としてしまうかもしれません。
その点、一括査定の「HOME4U(ホームフォーユー)」なら、売りたいマンションの情報を一度入力すれば、適した不動産会社が最大6社紹介され、まとめて査定を依頼することができます。
遠方にある親のマンションを相続した場合などでは、現地の不動産会社を調べるだけでも一苦労で、ましてや実際に訪ねてみることなどとてもできないという状況が往々にしてあるものです。
わざわざ不動産会社に出かける必要もなく、自宅のパソコンや移動中のスマートフォンから簡単に複数の不動産会社に査定が依頼できるのはとても便利なので、ぜひ活用してみてください。
1-2. 良い不動産会社の選び方とは?
一括査定を使って各社からの査定額が出揃うと、いちばん高い額を出した不動産会社と、つい契約を結びたくなるところです。
でも、ちょっと待ってください!
査定額だけを基準にするのはあまりおすすめできません。なぜなら、契約を取り付けるために高額を提示してくるケースもあるからです。
一括査定を依頼した複数の不動産会社から、1社を絞り込むポイントは以下の3つです。
(1) 査定額の根拠は何か(プラス評価とマイナス評価は何だったのか)
(2) 査定物件周辺の中古マンションの売買実績が直近2年でどのくらいあるか
(3) 疑問点などに誠実に対応してくれる担当者か
まず(1)ですが、本来、査定額は根拠があって提示されるものです。その根拠について細かく説明してくれる会社の方が信頼できます。
プラスの評価ポイントもマイナスの評価ポイントもきちんと説明できる会社かどうかをチェックしましょう。「相場がそのくらいだから…」といったあいまいな答えの場合には、あまり根拠がなく査定額を出している可能性があります。
続いて(2)ですが、マンションを高く売れるかどうかは不動産会社の知名度や規模とは必ずしも一致しません。地元に詳しい中小の不動産会社の方がより高くマンションを売れる場合もあります。
要するに、知名度や規模ではなく、実績をもとにその会社の売却力をチェックするのです。件数が多ければ、当然、「売却力のある不動産会社」ということになります。
さらに(3)ですが、不動産会社の担当者は、もし契約をしたら定期的に連絡を取り合い、一緒に売却活動を進める大事なパートナーになります。疑問にしっかり答えてくれなかったり、「ウマがあわない人」だったりすると、思うように売却活動が進まない恐れが出てきてしまいます。
担当者についても、しっかりチェックして、信頼できる人を選ぶようにしましょう。
以上3つのポイントを元にして、トータルで一番良い不動産会社を選ぶようにしてくださいね!
2.「ここを買いたい!」と言わせる内覧対応テクニック
不動産会社を選んで媒介契約を結ぶと、売却活動が始まります。広告などを見て物件に興味を持った人が不動産会社に連絡を入れ、実際にマンションを見る「内覧」が行われます。
内覧者はこの時点で売出価格については納得した上で興味を示してきているので、このまま一気に「買いたい!」と思ってもらえるよう頑張りましょう!
この章では内覧者に好印象を与えるポイントを5つご紹介します。
2-1. 掃除はぬかりなく!
すっきり片付いていて清潔感のある家は広く見えます。内覧者に「思ったよりも広い」と思わせるのが大切です。物はできるだけ収納スペースに片付けておきましょう。
ただし備え付けのクローゼットなどは中を見せてほしいと言われることもあるので、片付ける際には整理整頓しておくことをおすすめします。収納スペースにきれいに収まりそうもない場合には、実家やトランクルームなどに保管する方がベターです。
また、窓ぎわにはあまり物を置かないようにし、窓からの光をできるだけ入れて部屋が広く見えるようにしておくと良い印象が与えられるでしょう。
掃除は玄関や水回りを念入りに、照明器具や窓ガラスの汚れも忘れずに落とします。壁紙の子どもの落書きやじゅうたんソファなどについているペットの毛も、きれいにしておきましょう。
もし自分たちでやるのが面倒な場合には、ハウスクリーニングを依頼するという選択肢もあります。数万円の費用はかかりますが、その分売却に結びつきやすくなるのであれば、決して高い出費ではありません。
2-2. 部屋のにおいは徹底除去!
住んでいる人は気にならなくても、外から来た人は感知してしまうのが部屋のにおい。
特にタバコやペットなどのにおいは、カーテンやソファといった布製品によく染みついています。洗濯をしたり、消臭スプレーを利用するなど、対策をしておきましょう。
また、風呂やトイレの換気扇も回しておくのを忘れないようにします。
2-3. 内覧者のペースにあわせる
内覧者の立場を考えると、そのマンションにはまだ売主が住んでいるので、よそのお家にお邪魔しているような感覚になります。この段階で自分の家として物件をイメージすることはなかなかに難しいことです。
そのため、例えば内覧者も部屋を見て回っている際に、ふと立ち止まって「自分ならこのスペースをどう使うだろう」などと冷静にイメージを膨らませたくなることがあります。
熱心なセールストークも大切ですが、そういった時には説明をいったん止め、内覧者に考える猶予を与えてあげることが重要です。
場合によっては自分たちの方から「何か気になる点はありましたか?」などと話しかけ、質問の時間を設けてあげてください。そのような丁寧な対応をすることで、内覧者のあなたに対する印象も良くなり、引いては物件の好感度も上がり、「買いたい」モチベーションに繋がって行きます。
2-4. 居住者目線でアドバイスを
実際の日照や風通し、周辺環境などの居住者だからこそ伝えられる情報は、内覧者にとってありがたい情報です。
周りにこんな便利なお店や施設があるとか、断熱や採光の工夫が行き届いていて夏も風も快適に過ごせているなど、生活環境に関するメリットを提供することであなたのマンションに良い印象を与えることができます。
子どもを連れて通える近くの公園や華やかな街のイベントなど、その物件に住むことにポジティブなイメージが湧く情報を教えてあげてください。
「ここは本当に良いところですよ」と最後の一押しをしてあげましょう。
2-5. 遠方にある相続物件の内覧の場合
最近では、相続した実家のマンションが遠方にあり、「なかなか内覧に立ち会えない」というケースも増えてきています。
ハウスクリーニングの実施も含め、不動産会社と事前によく相談し、立ち会えない場合は、ここまででお伝えしたポイントを不動産会社に実行・説明してもらえるように事細かにお願いしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
マンションを高く売るためのポイントは2つ。
- 一括査定で複数の不動産会社から査定を受け、最も良い1社を選ぶこと
- 内覧者に「ここを買いたい!」と印象づけるような内覧対応をすること
たったこれだけです。
まずはあなたのマンションをより高く売ってくれる良い不動産会社と出会うために、一括査定サービス「HOME4U」から早速査定を依頼しましょう。