
福岡県でマンションの売却を検討されている方は、「いま売却したらいくらで売れるのか」「売却するタイミングはいまがベストなのか」などについて気になるのではないでしょうか。
福岡県は人口増加や長期的な低金利など、さまざまな要因でマンション価格が高騰傾向にありますので、売却を検討するには良いタイミングといえます(2023年7月時点)。
マンション売却を成功させるには以下の3つを押さえましょう。
- 福岡県のマンション価格の推移を把握する
- 福岡県マンション価格相場が上昇している要因をおさえる
- マンション売却のタイミングを見極める
上記3つです。
福岡県でマンション売却を検討されている方は、本記事をお読み頂くことでマンション価格高騰の要因が理解でき、売却にベストなタイミングを見極められるでしょう。
Contents
1. 福岡県のマンション価格推移
マンション売却を検討する前に、まずは福岡県のマンション価格推移を把握しましょう。
福岡市博多区の新築マンションの1平米あたりの価格推移を見ると、上下を繰り返しながら価格上昇を続けていることがわかります。
出典:“福岡県福岡市博多区 の売買価格の推移”. HOME4Uマンションプライス
福岡市では、2021年以降一戸1億円を超える分譲マンションが続々登場しています。また、天神ビッグバンを中心とした再開発も地価上昇や分譲価格の上昇に影響していると考えられるでしょう。
こうした流れを受け、中古マンションの購入需要も高まっていることが考えられます。平均専有面積の推移は上下しながらも確実に上昇しているため、中古マンションの価値は今後も高まることが予想されます。
2.福岡県の主要都市別のマンション売却相場
福岡県の主要都市別のマンション売却相場を、福岡市と北九州市を例に解説します。
2-1.福岡市のマンション売却相場
不動産売却HOME4Uが公開する「福岡県の主要都市の相場情報」のデータによると、福岡市のマンション売却相場は以下の通りです。
1LDK~2DK | 2LDK~3DK | 3LDK~4DK | 4LDK~5DK | 5LDK以上 | |
---|---|---|---|---|---|
福岡市早良区 | 3,036万円 | 3,297万円 | 3,219万円 | 3,319万円 | 4,390万円 |
福岡市東区 | 2,697万円 | 1,927万円 | 2,603万円 | 2,937万円 | – |
福岡市博多区 | 2,049万円 | 2,096万円 | 2,394万円 | 3,646万円 | 2,480万円 |
福岡市南区 | 1,850万円 | 1,813万円 | 2,507万円 | 2,763万円 | 4,850万円 |
福岡市西区 | 940万円 | 1,578万円 | 2,692万円 | 2,654万円 | – |
出典:“福岡県の主要都市の相場情報”. 不動産売却HOME4U
福岡市の1LDK~2DKのマンション売却相場で、最も高いのは福岡県早良区の3,036万円です。2番目に高いエリアは東区で2,697万円、中心エリアである博多区は2,049万円と3番目という結果となっています。
2-2.北九州市のマンション売却相場
対して、北九州市のマンション売却相場は以下の通りです。
1LDK~2DK | 2LDK~3DK | 3LDK~4DK | 4LDK~5DK | 5LDK以上 | |
---|---|---|---|---|---|
北九州市小倉南区 | 1,298万円 | 1,283万円 | 1,502万円 | 1,963万円 | 1,680万円 |
北九州市八幡西区 | 1,269万円 | 1,042万円 | 1,215万円 | 1,813万円 | 1,199万円 |
北九州市小倉北区 | 1,017万円 | 1,288万円 | 1,613万円 | 2,040万円 | 980万円 |
出典:“福岡県の主要都市の相場情報”. 不動産売却HOME4U
1LDK〜2DKのマンション売却相場が最も高いのは、北九州市小倉南区で1,298万円となっています。2番目に高い八幡西区は1,269万円ですが、2LDK〜3DKの売却相場を見ると、1LDK〜2DKの相場よりも安くなっており、小倉小倉北区を下回っています。
3.福岡県のマンション価格上昇の要因
福岡県のマンション価格は直近10年の間上昇し続けていますが、以下3つの要因があると考えられます。
- 福岡市の人口・世帯数の増加
- 長く続く低金利
- 新築マンションの供給数減少
それぞれの要因がマンション価格にどのような影響を与えているのか、詳しく解説します。
3-1.福岡市の人口・世帯数増加
福岡市のマンション価格上昇の要因として、市内の人口および世帯数増加が挙げられます。
福岡市が公開している統計データを見ると、2014年以降、人口は右肩上がりに上昇し続けています。
出典:“福岡市推計人口(令和5年(2023年)版)”. 福岡市. (参照2024-04-09)をもとに、お家のいろはが独自に作成
2014年の人口は1,509,842人に対し、2022年は1,631,409人と大幅に増加しています。
また世帯数についても、2014年は741,839世帯なのに対して、2022年には857,512世帯まで増加しています。
世帯数が増えれば住宅の需要も高まりますので、マンション価格の高騰に影響していると考えられるでしょう。
3-2.長く続く低金利
不動産価格は福岡県のみならず全国的に価格が上昇しています。これは2016年より開始された大規模な金融緩和によるマイナス金利政策によって、住宅ローンの借入審査に対するハードルも下がったことから、マンションの購入需要が増えたと考えられます。
ただし2023年に入り固定金利の上昇がはじまり、2024年に17年ぶりにマイナス金利が解除されたことで、変動金利も今後、上昇の可能性があるため、売却をするなら今がおすすめといえるでしょう。
3-3.新築マンションの供給数減少
株式会社不動産経済研究所が発表している「全国新築分譲マンション市場動向2022年」のデータによると、2013年〜2022年までの新築マンションの供給数は、全国的に減少しています。
出典:“全国新築分譲マンション市場動向2022年”. 不動産経済研究所. 2023-02-21. (参照2024-04-09)をもとに、お家のいろはが独自に作成
2022年の全国の供給戸数は72,967戸で、前年比5.9%の減少となっています。
首都圏では、供給戸数29,569戸で前年比より12.1%減少しています。
福岡市の人口が増加しているのに対してマンションの供給戸数は減っていますので、購入需要の高まりが価格上昇を後押ししていると考えられるでしょう。
引き続き人口増加が予想されることから、マンション価格は今後も上がることが予想されますので、売却を検討されている方にとっては良い条件で売却が期待できます。
4.福岡県のマンション売却は今がベストタイミング!
福岡県でマンションを売却するなら、今がベストタイミングだと言えます。
長期的な低金利や人口増加など、福岡県のマンション価格は今後も上昇に期待が持てますが、一方で価格下落のリスクもあります。
例えば、住宅ローン金利の見直しにより、2023年に入ってから固定金利は上昇しています。また、人口増加についても少子高齢化や出生数減少により、今後も長期に渡って上昇するとは限りません。
そのため、マンションを売却するなら今がベストなタイミングと言えるのです。
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まとめ
福岡市のマンション価格推移は右肩上がりで上昇し続けています。福岡県のマンション価格上昇の要因は以下の3つです。
- 福岡市の人口・世帯数の増加
- 長く続く低金利(変動金利)
- 新築マンションの供給数減少
ただし、2024年のマイナス金利解除のほか、固定金利は徐々に上昇傾向にあり、長い目で見れば福岡市も人口減少期に入ることは否めません。高値での売却を目指す場合は、早めに信頼できる不動産会社を探し、マンションの資産価値を正しく把握し、売却計画を進めていくことをおすすめします。