媒介契約は、どんな種類がありますか?
不動産を売却する際に不動産会社と結ぶ「媒介契約」には、大きく分けて3つの種類があります。
1つ目は「専属専任媒介契約」で、特定の1社のみに仲介を依頼し自分で買主を見つけて直接取引することはできません。
2つ目は「専任媒介契約」で、こちらも1社のみに依頼しますが自ら買主を見つけて取引することは可能です。
最後は「一般媒介契約」で、複数の会社と同時に契約でき自分で買主を見つけて直接取引することもできます。
それぞれ、契約期間や報告義務、物件情報の登録義務などに違いがあるため、売却の方針や希望に合わせて適切な契約形態を選ぶことが大切です。
売却活動についてのよくある質問
購入希望の方が来た時に、何をすればよいですか?
物件の内覧では、購入希望者からさまざまな質問が寄せられます。
たとえば、物件の状態や間取り、設備の仕様、周辺環境、さらには売却理由や取引条件などがよく聞かれるポイントです。
不安や疑問を解消するために…
売却までに、どのくらい時間がかかるのですか?
通常、売却の手続きはすべて完了するまでに約3〜6か月かかります。
ただし、マンションなど条件の整った物件では、最短2か月程度で終了することもあります。
一方で、境界測量が必要な一戸建てや土地などの場合…
家が売れないときにどうすればよいですか?
物件がなかなか売れないときには、まず担当の不動産会社にその原因をしっかり確認しましょう。
内覧後に申し込みがない場合は、改善すべき点を整理することが重要です。
たとえば、掃除の不備や整理整頓が足りてい…
リフォームしてから売却した方が高く売れますか?
一般的に築20年以上の物件ではリフォームを施すことで早く、かつ高く売却できるケースが多いと言われています。
ただし、古さを気にしない場合や自分でリフォームしたい買主にとってはリフォームをしない方が好ま…
相続の場合、売却のタイミングは相続前と相続後のどちらが良いですか?
相続した不動産を売却する場合は、相続後3年以内に売却することをおすすめします。
「相続税の取得費加算の特例」という制度があり、これは相続税の申告期限(相続開始から10か月)の翌日以後3年以内に譲渡した…
夫婦で共有名義になっている場合に必要な手続きはありますか?
夫婦で共有名義になっている不動産を売却する場合、契約書の締結や登記に関する手続きは、原則としてそれぞれの名義人ご本人が行う必要があります。
そのため、売却手続きの際には、お二人それぞれの実印および印鑑…