東京の人気エリア「世田谷区」に住みたいなら中古マンションをチェック!

世田谷区の中古マンション(写真;二子玉川)

東京都世田谷区は、都心へのアクセスが良好で、緑が多く、暮らしやすい街です。

また、古くからの商店街があったり、おしゃれなお店が点在していたりして、住みたい街として人気が高い地域です。

特にファミリー層に人気があるのですが、新築の一戸建ては高額な物件が多く、新築マンションも同様に、他の地域に比べて販売価格の高い物件ばかり。

そこで、少しでも費用が抑えられる中古マンションの購入を考える人が多いようです。

世田谷区の中古マンションの物件数は、東京23区の中でも非常に多いため、価格の折り合いさえつけば、希望する物件が見つかりやすいのではないでしょうか。

ここでは、まず世田谷区がどんな地域なのかをご紹介します。そして、希望する物件の探し方と、購入を依頼する不動産会社の選び方もお伝えしますね。

1.世田谷区が人気の理由

世田谷区は地域によってさまざまな顔を持っていて、多くの人に親しまれています。

特に、セレブの街として知られる二子玉川は「ニコタマ」、劇場やライブハウスが多くサブカルチャーの育つ街である下北沢は「シモキタ」、世田谷の下町ともいわれ、飲食店や商店街に人が集まる三軒茶屋は「サンチャ」という愛称で呼ばれ、親しまれています。

また世田谷区は、閑静な住宅街も多く、生活環境が整っているという点が人気を呼んでいます。

では、どのような点に人気が集まっているのでしょうか?

1-1 世田谷区の暮らしやすさ

いくつも高級住宅街があることで、セレブな街、おしゃれな街としてよく知られている世田谷区は、比較的緑が多く、憩いの場となる大きな公園が多いのが特長です。また、「世田谷区風景条例」が制定されており、区をあげて緑を守りながら、景観の良い街づくりを目指しているため、閑静で落ち着いた雰囲気があります。

それに、東急田園都市線、大井町線、小田急線、京王線など乗り入れている鉄道路線が多いので、都心へ向かうのに非常に便利です。

昔ながらの商店街もあれば、二子玉川ライズなどの大きなショッピングセンターがあったり、スーパーマーケットやグルメ店舗が揃っていたり、学校や銀行、病院、バスの運行なども充実していたりと、生活面でも暮らしやすい街といえます。

このように便利な地域のため、街にはファミリー層が目立ちます。乳幼児・子どもに対する医療費助成が充実していて、中学校卒業までは病院の窓口で実質医療費を支払う必要がない点も、ファミリー層に人気がある理由の1つです。

このように生活環境が良く、落ち着いた暮らしができるところが世田谷区なのです。

1-2 くつろぎスポットの多い世田谷区

世田谷区にはいくつも大きな公園があり、多くの人が散策やレジャー、ジョギングなどを楽しんでいます。近くに憩いの場となる公園があると、暮らしてみたいと思う人も多くなるのではないでしょうか。

では、緑が多く、くつろぎのスポットとして親しまれている世田谷区の代表的な公園をご紹介しましょう。

砧公園(世田谷区砧公園1-1)

砧公園
出典:世田谷区HP

木々が多く、規模の大きい公園なので、休みの日にはファミリーをはじめ多くの人が訪れます。桜の木が多く、春にはお花見を楽しむ人々も多く訪れています。

世田谷公園(世田谷区池尻1-5-27)

世田谷公園
出典:世田谷区HP

規模の大きな公園で、噴水広場、スポーツ施設、プレーパークなどがあり、休みの日にはミニSLが走るので、子どもたちに人気です。

等々力渓谷公園(世田谷区等々力1-22、2-37~38番)

等々力渓谷公園
出典:世田谷区HP

東急大井町線の等々力駅から徒歩2分のところにある等々力渓谷。全長700メートルほどの渓谷ですが、川のせせらぎが心地よくて、都会の中にあるとは思えない別世界のような場所です。

駒沢オリンピック公園(世田谷区駒沢公園)

駒沢オリンピック公園
出典:世田谷区HP

ここは1964年の東京オリンピックで第2会場として利用された場所。総合運動場やサイクリングコース、児童公園があり、桜や紅葉など季節の移り変わりを楽しむことができます。

この他にも、散歩やジョギングが楽しめたり、ファミリーで遊べたりする公園がいくつもあります。どこも緑が豊かなので、ゆったりとくつろぐことができます。

1-3 世田谷区は人気イベントが目白押し

世田谷区では、各所で毎年恒例のイベントが開催されています。その中でも、特に人気のイベントをご紹介しましょう。

三茶ラテンフェスティバル

開催日:8月第3土・日曜日
開催場所:ふれあい広場他、茶沢通り周辺
サンバパレードやフラメンコなどのステージなどが行われ、多くの見物客でにぎわいます。

世田谷区たまがわ花火大会

開催日:8月第3土曜日
開催場所:二子玉川緑地運動場
世田谷区の夏の風物詩として多くの人が訪れる花火大会。多摩川河川敷の夜空を花火の華が彩ります。

東京ラーメンショー

開催日:10月下旬ごろ
開催場所:駒沢オリンピック公園 中央広場
2009年から開催されている日本最大級のラーメンイベント。日本全国から選ばれた有名店舗のこだわりラーメンを味わえるとあって、毎年多くの人でにぎわいます。

世田谷ボロ市

開催日:12月15・16日、1月15・16日
開催場所:世田谷区ボロ市通り
これは、天正六年(1578年)に農民相手の農具市として始まった楽市に由来します。今は食料品や玩具、装身具、植木などを売る露店が出ています。

これらの他にも、商店街などが主催する地域のイベントも数多く開かれています。

2.世田谷区の人気エリア

世田谷区には、特に人気のエリアがあります。

閑静な住宅地が多く、一戸建てを求める人に人気の地域がいくつもあります。また、駅周辺には高級マンションが立ち並んでいます。それだけでなく、昭和時代から残るマンションも点在しています。古さ、新しさに関係なく、世田谷区の中古マンションは人気。

では、世田谷区の中では、特にどの地域の人気が高いのでしょうか?

2-1 東京中古物件人気ランキングにランクインした地域

人気の高かった駅ランキング[中古マンション・中古一戸建て/首都圏編]
出典:O-uccino(オウチーノ)

住宅・不動産専門サイトのO-uccino(オウチーノ)が作成した「人気の高かった駅ランキング[中古マンション・中古一戸建て/首都圏編]」によると、中古マンションを希望する人が住みたい地域の駅ベスト10の中に、世田谷区の駅が2つランクインしています。

第4位:二子玉川
第10位:用賀

二子玉川は閑静な住宅街が広がる地域ですが、一戸建てだけでなく中古マンションの需要も多い地域です。駅前の商業施設が人気で活気づいており、都心へのアクセスも良好なので、住みたい街としてとても人気が高くなっています。

用賀は、近くに規模の大きな公園、砧公園と馬事公苑があり、特に保育園が充実しているので、ファミリー層に人気のある地域です。スーパーマーケット、銀行、鉄道など生活に欠かせない施設も多く、とても住みやすい場所として知られています。

人気の高かった駅ランキング[中古マンション・中古一戸建て/首都圏編]
出典:O-uccino(オウチーノ)

ちなみに、中古の一戸建てを希望する人が住みたい地域の駅ベスト10でも、世田谷区の駅が複数ランクインしています。

第2位:二子玉川
第6位:用賀
第7位:祖師ヶ谷大蔵
第8位:桜新町
第10位:三軒茶屋

このように、世田谷区は住みたい街として人気のあるエリアが点在しているのです。

2-2 東京の住みたい街として人気の地域

みんなが選んだ住みたい街ランキング2016
出典:SUUMO(スーモ)

SUUMO(スーモ)が調査した「みんなが選んだ住みたい街ランキング2016」によると、関東の「路線別ランキング」では、世田谷区を通る路線の東急田園都市線が第5位に、京王線が第9位、小田急線が第10位にランクインしています。

それに、「行政市区ランキング」では世田谷区は第2位にランクインしています。

このように、東京都全体から見ても、世田谷区は人気の地域だということがわかります。

3.世田谷区の中古マンションを購入する方法

世田谷区で中古マンションを探したいときは、まず、どの地域に住みたいかを考えてみましょう。

世田谷区は、地域によって雰囲気が異なります。昔からの商店街がある地域、高級住宅街がある地域、近くに大きな公園のある緑豊かな地域など、街によって雰囲気はさまざまです。

住みたい地域を絞り込めば、物件情報を探しやすくなります。具体的に「○○マンションに住みたい」と希望マンションを絞り込むのもよいでしょう。

その上で、情報収集の方法や、不動産会社の選び方を押さえておくと、効率よく物件探しができますよ。

3-1 中古マンション情報の集め方

中古マンションの情報を収集するには、次のような方法があります。

  1. インターネットで物件情報をチェックする
  2. 新聞折込広告やポストに投函されるチラシをチェックする
  3. 不動産会社に直接問い合わせる

1)インターネットで物件情報をチェックする

不動産関連サイトの中には、家やマンションの売却・購入希望者に向けた不動産の物件情報サイトがあります。その中にある物件検索ページには、地域ごとの物件情報が掲載されていますので、チェックしてみましょう。気になる物件の資料請求などができる場合もあります。

主な不動産の物件情報サイトとして、

などが有名です。

また、不動産会社が独自で運営するサイトでも、物件情報を調べることができますので、活用してみましょう。

ちなみに、不動産業者が物件情報を調べるサイトに「指定流通機構(レインズ)」があります。これは、売主と専任媒介契約、または、専属専任媒介契約を結んだ場合に、不動産会社が物件情報を登録するところなのですが、物件情報を収集する際に、のぞいてみてもいいかもしれませんね。

3)新聞折込広告やポストに投函されるチラシをチェックする

世田谷区は、大手から地元密着型まで不動産会社の数が非常に多いのが特徴です。週に何度も物件情報のチラシがポストに投函され、物件の新聞折込広告も毎週折り込まれるほどです。

また、電柱や街路灯などにも物件情報のチラシが吊り下げられていることもしばしば。

このように、チラシ合戦が非常に激しい地域です。

すでに世田谷区内に住んでいる人にとっては、チラシはいい情報源になります。

4)不動産会社に直接問い合わせる

現在、世田谷区外に住んでいるためチラシを入手できない、あるいは、住みたい地域や希望するマンションが決まっている場合などは、その地域にある不動産会社を直接訪ねてみるとよいでしょう。

担当者と顔を合わせて話をすることで、その会社が信頼できるかどうかを知ることができます。また、情報交換を通じて懇意にしておくことで、情報サイトに掲載する前に物件情報を教えてもらえるかもしれません。

特に希望するマンションが決まっている場合は、新築時に担当していた不動産会社に関連する不動産仲介会社を訪ねてみるといいかも。

3-2 不動産会社の選び方

数ある不動産会社の中から自分に合った会社を選ぶには、押さえておきたい2つのポイントがあります。

【ポイント1】“地域密着型”と“大手不動産会社”の両方を選択肢に

不動産会社には、“地域密着型”と“大手不動産会社”があります。どちらを選べばいいのか迷うこともあるかもしれませんね。

物件探しを依頼する会社選びの際は、地域密着型と大手不動産会社の両方を含めた複数の会社に依頼することをおすすめします。

地域密着型の不動産会社は、その地域の物件情報だけでなく、生活環境についても詳しく知っています。大手でなくても、地域の信頼を受けている会社であれば、売却依頼も多く寄せられています。

住みたい地域が決まっているのであれば、その地域に密着して活動を展開している不動産会社にコンタクトを取ってみましょう。生活環境の特徴や雰囲気など、大手では得られないような情報が手に入るかもしれません。

それに、世田谷区の場合は、ほとんどの大手不動産会社が営業所を置いています。大手の場合は認知度が高く広告宣伝力もあるため、多くの売却物件を持っている可能性が高いでしょう。

できるだけ多くの物件情報を得るためには、大手の不動産会社ともコンタクトを取ってみることをおすすめします。

不動産会社をピックアップするには、インターネットや不動産情報サイトで気になる物件をリサーチしてから、担当する会社をチェックする方法、あるいは、住みたい地域で不動産会社を検索する方法があります。

【ポイント2】もっとも重要なのは、担当者の人柄

地域密着型と大手の不動産会社をいくつかピックアップしたら、次は自分にとって信頼のおける担当者のいる会社がどうかをチェックしましょう。

不動産会社選びで大事なのは、どれくらい親身になって相談に乗ってくれるかという点。
そして、もっとも重要なのは、担当者の人柄です。

そこで、複数の会社を選んだら、直接コンタクトを取って担当者と話をしてみてください。担当者と実際に話をすることで人柄がわかり、信頼のおける会社かどうかを判断することができます。

不動産会社を少数に絞ったら、必ずやっておきたいことがあります。それは、不動産会社の担当者に、「住みたいエリア」「物件の種類」「予算」「希望する入居時期」を伝えておくことです。

購入する側の希望条件がはっきりしていれば、不動産会社も希望する物件を探しやすくなります。

希望条件が絞り込まれていない場合は、担当者のアドバイスをもらうとよいでしょう。物件探しの際に重視したい点や、地域の特徴などを教えてもらえます。

3-3 大事なのは資金計画

住宅を購入する際、重要なのは資金計画です。

特に世田谷区の物件は、中古といえども販売価格が他の地域より高い傾向にあるため、資金についてはしっかりと計画を立てておく必要があります。

はじめて家を購入する場合は、ある程度の頭金の準備と、住宅ローンを組んだときの月々のやりくりを考えておくのも大事なことです。また、以前住んでいた家を売却して新たなマンションの購入資金に充てる場合は、資金の不足分があればどう調達するか、あるいは買い替えローンを利用するかどうかも考えましょう。

ローンを組んだ場合、問題なく月々の支払いができるのであれば安心です。

しかし、資金繰りが滞れば、せっかく手に入れたマンションを手放すことになり兼ねません。資金繰りをどうするかを決めて、ローンを組む場合は収入に見合った返済ができるよう資金のシミュレーションをしておきましょうね。

4.まとめ

世田谷区は、東京の中でも住みたい街として人気が高く、中古マンションの物件も多い地域です。

そこで、世田谷区で中古マンションを探したいときは、まず、地域の特徴を知った上で、住みたい地域や希望条件を考えてみましょう。

住みたい地域やマンションの希望条件が固まったら、地域密着型の不動産会社と大手の不動産会社のどちらも含めた上で、依頼する会社をピックアップするといいですよ。

信頼できる不動産会社を見極めて、世田谷ライフを満喫できる良い物件を見つけてくださいね。

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