ハウスメーカーのおすすめはどこ?選ぶ時のポイントと注意点を解説

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ハウスメーカーで家を建てようとしていても、いったいどの会社を選べばよいのか分からず、家づくりがなかなか進まない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ハウスメーカーに依頼して家を建てようとしている方に向けて、ハウスメーカーの種類おすすめのポイント住宅展示場での注意点ハウスメーカーを選ぶ基準について詳しく解説します。

それぞれのハウスメーカーの得意分野を知り、最適のハウスメーカーを選ぶことで、理想の家づくりを実現させてくださいね。

1.ハウスメーカーを選ぶおすすめポイント

家を建てようと計画しはじめると、「どこで建てる?」という悩みが出てくるのが一般的です。ハウスメーカーで建てることは決めていても、会社がたくさんありそれぞれによい点があります。
ここでは、工法・構造、デザイン、住宅の性能、コストバランスなどハウスメーカーを選ぶポイントを解説していきます。

1-1.工法・構造

住宅は、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」と大きくは3つの工法に分類されます。木造だけに特化したハウスメーカーもあれば、複数の工法を選べるハウスメーカーもあり、それぞれに独自の特徴があります。
どのハウスメーカーがどの工法を「強み」としているのかは3章「3.おすすめハウスメーカー」で紹介しますが、その前に工法や構造とはどういったことを指すのか、基本的な工法についてご説明します。

1-1-1.木造

木造は、日本では古くから採用されている工法です。
木造住宅が広まったのは、国土に森林が多かったことや、高温多湿の日本の気候に、木造が適していたという背景があります。
木造軸組構法(在来の工法)が伝統的な工法・構造ですが、近年はより強度を高めた2×4(ツーバイフォー)工法や木質パネル工法なども採用されています。

1-1-2.鉄骨造

鉄骨造は、梁などの構造上の主要な部分が鉄骨で作られている工法です。
木材では一定の限界がある、仕切りのない大空間を作ることが可能です。鉄骨軸組工法やプレハブ工法などメーカーによって工法・構造に特徴があります。3階建以上の高階層の建物にも適しています。

1-1-3.鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリートは、商業ビルなどで採用されている工法です。
デザイン性を生かした個性的な住宅や、狭小敷地で変形した土地に住宅を建てたりする事例があります。高階層の建物にも適しており、室内は仕切りのない大空間が可能です。木造や鉄骨造と比較して少し割高になる場合が多いかもしれません。

1-2.デザイン

ハウスメーカーを選ぶ基準が、デザインと答える方も多いのではないでしょうか。
永く愛着を持って暮らせるためには、好みのデザインであることは重要なポイントです。各ハウスメーカーでは、さまざまなバリエーションを取り扱っていますので、他の家との差別化も考慮しながら気に入ったメーカーを候補にします。

1-3.住宅性能

デザインとともに重視したいのが、住宅の性能です。
木造や鉄骨など工法・構造の好みや、断熱性能、建物の耐久性など、各ハウスメーカーのアピールポイントを総合的に判断します。中にはデザインよりも、住宅性能をより重視して選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。女性よりも男性のほうがハード面を重視する傾向があります。

1-4.コストバランス

住宅のコストバランスは、実は大切な要素です。
デザインを重視して素材だけに予算をかけてしまうと、住宅性能部分の予算を圧迫します。また、予算内にするために、無理な値引き交渉をすると、想定以上に住宅の質が落ちてしまう恐れもあります。
ハウスメーカーは、価格帯によって最適なグレードを設定している会社がほとんどですので、予算と価格帯、グレードを比較しながら検討します。

1-5.信頼関係

メーカーを選ぶとき、会社との信頼関係は大切です。
家づくりは、建ててからがお付き合いの始まりで、その家で長い間暮らすことになります。会社の方針や担当者に不安がありながらも、価格を重視して決めてしまい、後で後悔することがないように、安心して任せることができるハウスメーカーを選ぶための冷静な判断力も必要です。

2.住宅展示場で気を付けるべき点は?

多くのハウスメーカーには展示場があります。実際の建物に触れることができるため、積極的に活用したいですが、見学する際には次のような点に注意してください。

2-1.住宅展示場と実際の仕様の違い

一般的に、メーカーの住宅展示場はグレードの高い仕様で建てられていることが多いです。標準的な仕様とは違うかもしれないという意識を持って見学することをおすすめします。

2-2.実物をできるだけ確認

展示場はグレードが高い仕様が多いとはいえ、標準仕様で使われる建材なども展示されていることが多く、その場で実物を確認することも可能です。壁内部の構造体の模型を展示しているメーカーもありますので、普段は隠れて見えない部分もしっかりと確認してみてください。

2-3.スタッフの対応

顧客ファーストの教育が行き届いている会社は、トラブル時にも誠実な対応をしてくれる可能性が高いです。
展示場のスタッフの対応は、会社全体の印象を決めるほど重要です。質問にも誠実に答えてくれる顧客ファーストな社員教育が行き届いているなら、家を建てるためのよきアドバイザーとして期待できます。

3.おすすめハウスメーカー

ここからは、注文住宅の建築を得意とする大手ハウスメーカーをご紹介していきます。それぞれの特徴おすすめポイントなどをお伝えしますので、メーカー選びの参考にしてください。
各メーカーの特徴を一覧表にすると次のようになります。

メーカー名 住宅性能 デザイン ブランド力 コスト 対応エリア
住友林業
積水ハウス
セキスイハイム
三井ホーム
ダイワハウス
ミサワホーム
一条工務店
ヘーベルハウス
アキュラホーム

◎大変よい 〇よい △普通

3-1.住友林業

住友林業は、伝統的な木造軸組構造を採用しているメーカーです。
国産檜(ヒノキ)の集成材を使用し、耐震性を発揮する「きづれパネル」を採用することにより、面でも強度を確保します。また、地震の横揺れ対策として、厚さ48.5ミリメートルの三層床構造を採用し、ゆれにも耐える構造体にしています。

特筆すべきは、木をふんだんに用いたデザイン性のある住空間です。
落ち着きのある色調でまとめられた内装が得意で、若年層から高齢の方まで幅広い年代に好まれるスタイルです。家づくりの予算にゆとりを持った顧客層が多い印象です。中心となる住宅シリーズは「The Forest BF」でスタンダードな2階建てです。
また、建物だけではなく、外構も含めた敷地全体の提案力に優れています。住宅性能もデザイン性も両立したいと考えている方におすすめです。

北海道から九州まで、全国の主要エリアに展示場があります。一部の県には展示場がありませんが、最寄りの事業所で対応できることもありますので、確認することをおすすめします。

公式HP:https://sfc.jp/ie/

3-2.積水ハウス

積水ハウスは、鉄骨工法と木造工法の両方を採用しているメーカーです。
鉄骨では、高強度と設計の自由度を実現するダイナミックフレームシステムを採用し、地震のエネルギーを吸収する「シーカス」を構造体に使っています。木造では、高強度の集成材で独自技術の「シャーウッド構法」を採用しています。

積水ハウスは、ほぼすべての都道府県に展示場を持ち、CMなどで広告活動も盛んなことから知名度があります。住宅のデザインは、万人に好まれるまとまりのあるシリーズが多く、主力は鉄骨工法の「ビー・シリーズ」や「イズ・シリーズ」です。

華美なデザインを前面に押し出したメーカーではありませんが、性能もデザインもバリエーションが多く、選ぶ楽しみがあります。会社規模の安定性なども重視したい方におすすめです。

公式HP:https://www.sekisuihouse.com/products/

3-3.セキスイハイム

セキスイハイムは、積水化学グループのひとつであり、グループが開発する建材を用いた家づくりをしています。鉄骨工法と木質パネル工法を採用しており、鉄骨工法は鉄骨接合部を強固にすることで、耐久性、耐震性を高めた「ボックスラーメン構造」を採用しています。

住宅は箱型のデザインが多く、幅広い年齢層に好まれるものになっています。
主力は鉄骨2階建ての「パルフェ」シリーズです。セキスイハイムはエコ住宅にも力を入れており、「スマートハウス」シリーズもバリエーションがあります。環境への取り組みに興味のある方にもおすすめです。
全国的に展示場を備えていますが、一部の地域では未対応のところもあります。

公式HP:https://www.sekisuiheim.com/

3-4.三井ホーム

三井ホームは、木質パネル工法を採用したメーカーです。
「プレミアム・モノコック構法」という独自技術で、耐久性や耐震性に優れた効果を発揮します。

三井ホームは、西洋クラシックスタイルのデザイン住宅を提案しており、他のメーカーと差別化が図られています。クラシックやエレガントな西洋デザインを好む方にはおすすめのメーカーです。また、店舗併用住宅として、個人医院などの顧客層も多い傾向があります。

全国に展示場はありますが、一部の地域には拠点がありませんので、対応地域については確認が必要です。

公式HP:https://www.mitsuihome.co.jp/

3-5.ダイワハウス

ダイワハウスは、鉄骨工法と木造工法と両方を採用したメーカーです。
個性的なCM効果もあり、全国的に知名度のある会社です。鉄骨工法は、構造体に「ディーネクスト」というエネルギー吸収型の耐力壁を採用しており、耐震性の高い構造体を実現しています。

住宅デザインは、箱型のモダンな外観が人気で、一般的な住宅よりも天井を高く設定できる点が特徴です。天井が高いと、空間に広がりが生まれますので、坪数以上のゆとりが感じられます。
以前は子育て世代に好まれるカラー採用が多かった印象ですが、近年は高齢者にも好まれる落ち着いたカラーコーディネートも注目です。主力は鉄骨工法の「xevoシリーズ」で、お手頃な価格帯からハイグレードな価格帯までさまざまです。

全国的に展示場がありますので、近くで対応できるところを見つけることができまるでしょう。

公式HP:https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/

3-6.ミサワホーム

ミサワホームは、木質パネル工法を採用しているメーカーです。
制震装置である「MGEO」を採用することで、地震のエネルギーを制御し、建物本体への影響を減らす効果があります。

ミサワホームは、内装に木材を再生した「M-Wood」を採用することで、本物の木に近い質感を生みだしてます。設計デザインには力を入れており、華美ではなくとも細かな部分にセンスが光る設計が特徴です。
また、1階と2階の中間に位置する階層に収納を設けた「蔵のある家」も個性的です。主力は「GENIUS」や「CENTURY」シリーズであり、価格帯によって細かく細分化されています。木質系で建てたい方にはおすすめです。

公式HP:https://www.misawa.co.jp/kodate/kodawari/

3-7.一条工務店

一条工務店は、木造工法を採用しているメーカーです。
使われる木材には、防腐・防蟻(ぼうぎ)対策を施し永く安心できる暮らしを実現します。構造体は独自技術の「ツインモノコック構造」で、壁、床、天井を強固に結合して耐久性、耐震性を高めています。

住宅デザインは、モダンなスタイルや西洋スタイル、伝統和風スタイルなどバリエーションが豊富です。本物のレンガタイルを採用した洋館シリーズ「SAISON」も人気がありおすすめです。
ほぼ全国的に展示場がありますので、気軽に実物を見ることができます。

公式HP:https://www.ichijo.co.jp/

3-8.ヘーベルハウス

ヘーベルハウスは、旭化成グループのひとつであり、鉄骨工法を採用するメーカーです。
2階建て住宅は「ハイパワード制震ALC構造」を採用し、制震フレームである「ハイパワードクロス」を構造体に組み込むことで、地震のエネルギーを効率よく吸収し、建物への影響を削減します。

特筆すべき点は、オリジナルの外壁材「ALC」です。コンクリートに近い素材で、耐久性に優れており、将来的なメンテナンスの軽減が期待できます。また、ALCは丈夫な素材であるため、耐久性を高める効果も発揮します。
モダンなデザインを取り入れた住宅は、外とのつながりを意識したコンセプトになっており、子育て世代にもおすすめです。

ヘーベルハウスの展示場は、関東や東海、関西、中部、九州の一部とエリアが限られています。自分のエリアに展示場があるか、事前に調べてから展示場を訪問してください。

公式HP:https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/index.html/

3-9.アキュラホーム

アキュラホームは、木造軸組工法を採用するメーカーです。
構造体には、「ストロングウォール」という壁倍率5倍の耐力壁を採用し、耐久性、耐震性を高めています。シンプルなモダンデザインが特徴で、メンテナンスに配慮したオリジナルの高耐久部材も使われています。

住宅シリーズは、目的にあわせてわかりやすく分類されており、収納力のある2階建てが主力で、子育て世代におすすめです。
展示場は関東、東海、近畿、中国エリアを中心にしており、自分の地域が対応できるか事前に調べておいてください。

公式HP:http://www.aqura.co.jp/

まとめ

ハウスメーカー選びでお悩みの方に、選ぶポイントや特徴などについてご紹介しました。
3章には有名ハウスメーカーのホームページも記載してありますので、気になるメーカーの資料をダウンロードしたり、取り寄せるのもいいでしょう。
ハウスメーカー選びは、家づくりを進める中で非常に重要な部分ですので、各ポイントとメーカーの特徴をじっくりと検討して、理想の家づくりを実現してください。

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